外国で 日本人から、手持ちのお金が少し不足して困っていると頼まれて そのお金を貸してあげて それが(帰国しても)いつまでも返してくれなくて こちらがいやな思いをすることがあります。
おそらく借りた方は、わずかの金額なので忘れているのでしょうけれど。 気持ちの負担を少なくするため 人にお金は貸さない、場合によってはさし上げるのがよい とものの本に書いてあります。
さて 話は変わりますが ある人が、昔大変お世話になった方のお嬢さんから お金を貸してほしいと頼まれて いいですよと貸してあげたのですが とうとう返してもらえませんでした。
恩人の娘といっても、そのときはいい年のオバサンで その息子から、あとで「絶対お金を貸さないでください。実は私も困っているのです」 とお詫びとも苦情ともつかないことを聞いたそうです。
お金を借りる人は上手です。 いま困っていて、事態がよくなるとすぐ返せる。だから、少しだけ助けてほしい。 まあ、そうやって石川啄木なども回り人から借りまくったのでしょう。
借金魔として回りからマークされている人がいます。 知らないで貸して、後から「あの人にお金を貸してはダメ」と教えられることもあります。
人間社会で暮らすと、人間関係が悪くなるのを恐れて、つい大事なお金を貸して 返済してもらえず、後で後悔したということはありませんか。
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