あす15日は「終戦の日」
この日毎年必ず流れるテレビの画面に、敗戦を告げる
「玉音放送」に皇居・二重橋前で泣き崩れる人たち。
ラジオを前に突っ伏して嘆き悲しむ人たち。
だが、5歳だった私の記憶に前後のいろんな事柄は
鮮明に残っているのに、この「玉音放送」にまつわる
記憶がポッカリと穴をあけている。
ゴーゴーガーガー雑音が入り、音が切れると叩いては
放送を聴いていたラジオは貧しくともわが家にはあった。
でも「その日」皆がラジオの前に集まっていたということも
放送のあと嘆き悲しんでいた・・・という記憶も何も無い。
長く続いた戦争にみんなが疲れ果て、「終わるこの日」を
待ちかねていた人たちがどれだけいたことか・・・
正しい発言をしていても、当時「非国民」と呼ばれののしられた
人たちがどれだけいたことか・・・
思うに、京・伏見のわが家をはじめ近所の大人たちはこの
「敗戦」であっても「戦争」に終止符がうたれる事にホッとして、
喜んでいたとしか思えない。
すでに物心両面のダメージは極限に達していただろうし、
今から待ち構えるそれ以上の「戦後の困窮」にも、「戦争」が
続くこと以上に「終わること」を皆が選んだのだと思う。
最近「きな臭い」発言をする人たちがあちこちにいるが、
人間として絶対に繰り返してはいけない事、それは「戦争」!!
祈ろう! 「恒久世界平和」!!
(2006.8.14 投稿の私のブログから)
- Joyful Note -