外来種の魚ブラックバスとブルーギルが 日本全国の湖沼にはびこっています。 そのため、日本に昔からいる魚がどんどん減っています。 国立科学博物館から送られてくる会報を見ていたら 付属自然植物園の中にある池にブラックバスとブルーギルが 発見されて、せっかく飼っていた他の種類の魚が激減しているのが わかったそうです。 それは大変と、池の水を抜いて、ブラックバスとブルーギル退治 をしたのですが、底の小石の中に小さい魚が隠れているらしく 翌年になると、また姿を表す。 ということで数年かけて人手はかかるは、予算はかかるは 時間がついやされるはで、かなり苦労して 昔の自然植物園の雰囲気が戻ってきたそうです。 メダカは水面の上の方に棲んでいるため、あまり被害を受けなかったとか。
外来種が日本の在来種に影響を与えるのはほかにもあります。 たとえば、アメリカザリガニはニホンザリガニを絶滅の危機に追い やってしまいましたが、昔からいるので外来種という印象は弱いです。 最近では通称ミドリガメという、よくお祭りの屋台で売っていたりする ミシシッピアカミミガメが帰化して増えているようです。 子供のころは緑色で可愛いのですが、成長すると普通のカメの色に なってしまいます。そうしてペットとして飼っていたのが大きくなった のを放してしまって、それが増えたのが帰化の原因です。 ペットを放すと言うのは何気ないことのようで大変なことです。 絶対止めましょう。
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