首相が決まったあと、気になるのは大統領を誰がやるか、だ。というのは、以前書いたように、チャンピさんの任期はこの四月末で終わる。本人は年だし、こんな面倒な時期にはたぶんやりたくないのでは?(12日クイリナーレ宮で大統領と話し合ったあと、プロディ氏は、大統領の後釜については、何も話が出なかったが、たぶん続投はないのでは、語っている。)
また同氏は、フランスのラジオ局に対して、ベ首相が後継ということはないだろうと、その可能性を否定した。とにかく、あの、しぶといベルルスコーニと、学者のプローディでは、最初からすんなりことが運びそうには思えない。今後のことを考えると、チャンピが続投した方が、いいような気があっしには、する。(もっともそれには、両院議員や、州選出の代議員などによる投票という過程があるにはあるが)と思っていたらその矢先、1987年から7年間、イタリアの大統領をつとめたコシーガさんが、チャンピさんの続投を望むというコメントを発表した。
プローディ氏に対する祝辞:フランスのシラク大統領は、電話でプローディ氏に祝辞を述べ、できるだけ早い機会に訪仏するよう招請した模様。また、スペインのサパテロ首相も、選挙での勝利を電話で祝福し、助力協力を申し出た。また、両国の良好な関係をことさらに強調したという。
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