皆さん今晩は
いよいよ小泉首相のパンドラの蓋が閉められる時期になりました。 政策の対する色々の功罪は、これからマスコミの飯の種として、 良くも悪くも論じられると思います。
この5年間で急に増えたもの(たとえ主原因が小泉内閣でなくとも) 「自殺」「重犯罪」「幼児犯罪」「介護老人」「火災による介護家族焼死」、 「フリータ・ニート」「人員整理・リストラ」「談合・偽装・不正監査」 「IT長者・拝金主義」「株主資本主義」「勝ち馬・負け犬」「自己負担」、 「規制緩和」「民営化」「市町村合併」「自衛隊海外派兵」「憲法改正論」 「小子高齢化」「超大型財政赤字」・・・・・・・・・・・・・・
これらを串刺しにする一本のヒゴ(被語)が有りそうです。 資本主義経済(アングロサクソン・モデル)のバックボーンで有る、 「市場競争原理主義」ではないでしょうか?
まともに「競争の場」にすら、あがれない者は「自殺」し、 弱者は敗退「ニート」に追いやられ、強者のみの「談合」組合で儲けを分配、 まともでは勝ち目が無いと「偽装・疑惑」の反社会行為、金持ちが最高と、 「拝金主義」が生れ、官のやるべき仕事を「規制緩和」「民営化」「合併」で、 片っ端から「あこぎな競争原理市場」に放り投げ始めた。
憲法改正も自衛隊も一旦緩急あるときは、自衛(自己責任)のための、 戦いは辞さないと勇ましい声が飛んでくる。 小子は困るが高齢者は弱者じゃないと、税負担はそれなりに増加。
「赤字財政」もプライマリーバランスで2011年には14兆円はじき出す。 されば老若男女、セフティーネットも有らばこそ、自己責任・自己負担・ 自助努力の限りを尽してこま鼠で、働かねばなるまい!
確かにその前の失われた10年(1990年代)は酷かった。その反動として、 出てきた「市場競争原理主義」は、小泉さんの望む望まないに係わらず、 「平成の勝ち負けリトマス試験紙」となって、格差社会を形成し始めた。
次の総理は是非、格差社会を作った「市場競争原理主義」の行き過ぎを、 矯正し、アメリカを反面教師としてポスト市場競争原理主義を作って、 欲しいものです。でも誰になるかな?
35斉
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