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[No.2799] ノブリスオブリジェはどこへ行ったのか 投稿者:   投稿日:2006/08/23(Wed) 23:33
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昨日TBSラジオを聞いていたらアメリカ在住の映画評論家 町山智浩さんがこんなことを言っていました。
とても興味がわく話ですし怖い話なので書いてみます。

・アメリカで今話題の事件ですが
  6月イラクの検問所でアメリカ兵が首を刎ねられて殺される事件が続発していまし  た。
  アメリカ軍がいろいろと調べたらあるアメリカ兵が「あれはイラク人の復讐です   よ」と言いました。
  何故かというと実は自分たちのある人間がイラクの民間人をひどい殺し方をしたの  でその復讐なんだ。
  主犯のグリン兵士はすでに除隊しているが今裁判になっている。
  このグリン兵士は軍を首になっていた。
  原因は人格障害の所為だとのことです
  兵士のレベルが落ちている
  アメリカ軍 去年だけで1038人が人格障害で除隊になっている。

  アメリカ軍は兵士不足でなんともならない。
   今は志願制だからいい兵士が集まらない
   兵士のレベルを下げて殆どの人がパスするようになっている。

 アメリカトップのプリンストン大学の卒業生で軍隊に入った人は
   1956年  750人卒業で  400人が軍隊に入った
   2005年 1100人   10人しか入らなかった

   もはや大学卒は軍隊に入らない

 軍隊に入る人
   中卒 高校中退
   移民
   犯罪者  軍隊に入れば許されるから
     こういう人ばかりだ
   
 アメリカの国会議員のうち5%しか軍隊経験者いない
   今 家族が軍隊に入っている議員は7人しかいない

 こういう人たちが戦争をやるかどうか決めている
   自分には関係ないから戦争をやっても平気なのか

 昔はアメリカは立派な人ほど 軍隊に入ったものだが
   ノブリスオブリジェ  ヨーロッパでも日本でもそうだった
   ノブリスオブリジェはどこへ行ったのか

 ジョンマッケニー議員(共和党)
   このたび息子を海兵隊に入れた
   彼の家は代々軍隊に入っている
   大統領候補でブッシュ大統領に負けた
    ベトナム戦争で捕虜になって5年捕らわれていた
    お父さんが軍隊の責任者だったので生贄になった
    ブッシュは彼は捕虜になって頭がおかしくなったとせめた。
   捕虜虐待に反対している
   移民政策についてもブッシュ大統領に反対
   今度大統領になってくれるといいのだが
   
 チェイニー副大統領  5回も兵役を逃げている

兵隊経験のない人ほど戦争をしたがるものだ
   ブッシュ大統領は 軍隊経験ない
   アメリカ大統領で軍隊経験ない人は4人だけだがこれからはみんなそうなるだろ   う
ここまでがラジオで聞いたことです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日本はアメリカの後追いをしていますがこの方面でも後追いでしょうか?
北朝鮮や中国が攻めてきたらアメリカが撃退してくれるから大丈夫だよと
かなりの偉いさんが言っていますが本当に大丈夫でしょうかね
だからイラクへ自衛隊は行かないとダメと説明を受けましたが

                          えー


   


[No.2800] Re: ノブリスオブリジェはどこへ行ったのか 投稿者:   投稿日:2006/08/23(Wed) 23:50
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大陸から日本へ侵攻があって 在日米軍で支えきれないと判断したら、
日本の主要工業施設、港湾施設、空港施設を 大きく破壊して米本土に引き揚げる。
かってイギリスが 盟友?フランスに対してやったように・・・。

被害妄想狂の悪夢・・・

                     薄頭惨人


[No.2801] Re: ノブリスオブリジェはどこへ行ったのか 投稿者:ぷわら  投稿日:2006/08/24(Thu) 07:00
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えーさん、みなさん、こんにちは。

しゃしゃり出てきました。
すみません。

ちょうどきのう、うちの街で、大きなお葬式がありました。
イラクで戦死した兵隊さんのお葬式でした。
その子はまだ20歳そこそこで、爆弾でケガをして病院に入ってから
街にはその兵隊さんが元気になるようにみんなで祈りましょう、という
ポスターがいろいろなところに貼られていました。
でも、残念ながら、力尽き、亡くなってしまいました。

>  軍隊に入る人
>    中卒 高校中退
>    移民
>    犯罪者  軍隊に入れば許されるから
>      こういう人ばかりだ

これに関しては、私はあまり賛成できません。
たしかに、ブッシュさんとか、ああいう大金持ちは兵隊に行っていないようです。
でも、庶民は、まだまだ兵隊に行く人は、ずいぶんいます。

テレビでは、黒人を意識的に映していますが、じっさいのところ、兵隊さんは
白人がとても多いのだそうです。
黒人は、いっぱい保護されているし、怠けていても、学校に行かなくても
食べるのに困らないようになっています。
一方、白人は、そういう保護がないので、庶民は苦しい生活をしています。
そのため、高校を卒業したら、何年か軍隊に入り、そこでお金を貯めて
卒業後、大学に進む子も(主に白人のようですが)けっこういるんです。
香奈子の同級生にも、そういう子が何人かいます。

最近、兵隊さんが不足しているので、ネオナチとかクークラックスクランとかが
入隊している、ということが、ニュースで言われていました。
この方は、もしかしたら、それを取り上げて、このようにおっしゃったのかもしれないと思います。
たしかにそれは事実でもありますが、「こういう人ばかりだ」ではなく、「こういう人も入っている」というのが本当のところだと思います。

アンダーソン・クーパーというジャーナリストの人が最近本を出し、そこでも言っているのですが、ニュースではイラクの自爆テロとか、悲惨な話ばかりするが、それは、そういうのがニュースになるからで、実際は、食料を運んだり、学校とかいろいろなものを建設したり、復興作業をしているのだそうです。
(ニュースは、視聴率を意識して、そういうのをことさらに流しているんだそうです。)
日本の自衛隊がサモワでしてきたことと同様のことを、アメリカなどもしているわけです。
ただ、日本は比較的安全なところに行ったので、ひどい犠牲者も出なかったようですが、アメリカは中心となってやっていますから、一番危険な地域にもいるわけで、ですから、事故も多発している、ということのようです。

たしかに、イラクの帰還兵の70%は、PTSDの兆候が見られる、ということをニュースでやっていました。
毎日のように、テロの犠牲になる兵隊さんがいますから、やはり相当きついのだろうと思います。
だからといって、大卒はいかない、とか、脛に傷持つ人しか行かない、というのでもないようで、うちの近所の子でも、この間まで、ピザ屋でアルバイトしていた子が、高校を卒業したので、軍隊に入ったんだ、といって、制服姿で歩いているのに会ったりしますが、普通の家庭のよい子です。
プリンストンの例ですが、大卒後に軍に行く人はそれだけしかいないかもしれませんが、入学前に軍に行っていた人がどのくらいいたかも見てみたいです。

こちらでは、フジサンケイのテレビを夜1時間見ることが出来ます。(もっと観ることもできるんですけど、無料なのは、それだけです)
めざましテレビなどの一部をこちらで観ることができます。
そこで「NYレポート」みたいなのをやっていることがありますが、時々、ずいぶん偏ってるなあ、とか、これはうそだよぉ、と思うようなことを話しています。
マスコミというのは、すべて信用してはいけないんだなあ、と、それを見ていても思います。

> 日本はアメリカの後追いをしていますがこの方面でも後追いでしょうか?

先日、日本の掲示板を見ていましたら、戦争になっても戦うのは自衛隊だから、自分たちは安全だ、みたいに言っている若者たちがいました。
兵役の逃れ方、お醤油を飲むといいんだって、などという書き込みもありました。
なんとも、情けないというか、お気楽というか。
いざ攻められたら、そんな気楽なこと、言ってられないでしょうに。
だからこそ、戦争にならないように、いろいろとしなきゃいけないことがあるのに、と思いました。

きのうのお葬式で、泣いていたご両親の姿が忘れられません。


[No.2802] Re: ノブリスオブリジェはどこへ行ったのか 投稿者:   投稿日:2006/08/24(Thu) 07:35
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ぷわらさん

早速に現地のなまなましいお話をありがとうございます。
実は書いていてぷわらさんが何か言っていただけるだろうと期待していました。
私はアメリカに行った事ないし何も知らないで無責任なことを書いているわけですが
こうして現地の生のお話が聞けるのもメロウ倶楽部のいいところですね。
それも知合いから

マスコミのある人の話だけ聞いてそうだと思ってしまうのが如何に怪しいかと
いうことですね
そういう一面もあるということでしょうが

有難うございました。

                       えー


[No.2805] たそがれ米兵 投稿者:小机  投稿日:2006/08/24(Thu) 16:24
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>   アメリカ軍は兵士不足でなんともならない。
>    今は志願制だからいい兵士が集まらない
>    兵士のレベルを下げて殆どの人がパスするようになっている。

 兵隊不足は深刻らしいですね。二年前、アメリカの新聞にイラク侵攻の米軍の兵士には大変な高齢者が混じっていて、心臓発作、心筋梗塞、内臓疾患などで死亡した老年の兵士の記事が出てました。中には攻撃ヘリの機関砲手をしていた59歳のベトナムの帰還兵までいたそうです。

 テレビ番組でもイラクに送られる州兵の訓練風景を見たことがありますが、壮年期も過ぎ肥満してしまった召集兵がよたよた駆け足をしたり銃の操作の訓練を受けたり、気の毒みたいな光景でした。

 ちなみに、上の新聞記事の見出しは、
  Death Also Comes to Soldiers in Autumn of Life
 (イラクでは疲労のみならず)死すら人生の秋の兵士を訪れる
 となってました
 


[No.2806] Re: たそがれ米兵 投稿者:   投稿日:2006/08/24(Thu) 22:32
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小机さん
こんばんは

いろいろと大変ですねー
こんなアメリカに頼っていて大丈夫でしょうか?

今度の安倍ちゃんも アメリカ一辺倒らしいから
心配です
孫子のことがです

私たちはもういいのですが

ケセラセラ とかいう歌がありましたね

                  えー


[No.2808] Re: ノブリスオブリジェはどこへ行ったのか 投稿者:35斉  投稿日:2006/08/25(Fri) 11:20
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えーさん 今日は

>  昔はアメリカは立派な人ほど 軍隊に入ったものだが
>    ノブリスオブリジェ  ヨーロッパでも日本でもそうだった
>    ノブリスオブリジェはどこへ行ったのか

アメリカはまだいい方で、質の良し悪しは有るが自国調達の兵隊さん。
この言葉のお国フランスでは「民間軍事会社」、其の中で戦闘専門の
「外人部隊」がアフガン・イラクで活躍しています。
先に自衛隊出身のベテラン日本人兵士が拘束殺害されて騒がれたものです。

「国を護るという高貴な仕事は、高貴な王様や貴族の本来的役目」
であったものが、王制や君主制が無くなリました。
それに代わり民主主義では「国民」が主権を握る様に為ったため、
「国を護るという高貴な仕事は、国民の本来的役目」と為った筈ところが、

日本国憲法では「戦争放棄」を明記しましたが、「国を護る・自衛」
という言葉は何処にも無く、此処から国を護る役目の諸要素、
自衛隊・日米安保、最近では「新ガイドライン法案」1999年などが、
日の目を見るたびに物議を醸しています。

> 日本はアメリカの後追いをしていますがこの方面でも後追いでしょうか?
> 北朝鮮や中国が攻めてきたらアメリカが撃退してくれるから大丈夫だよと
> かなりの偉いさんが言っていますが本当に大丈夫でしょうかね
> だからイラクへ自衛隊は行かないとダメと説明を受けましたが
>

さて国民は「国をどう護るのか」こんがらがっているように見えます。
戦争放棄したのに完全武装の自衛隊は最新鋭の装備をしていますし、
集団的自衛権は認めないと言いながら、イラクに派兵するし、
新ガイドライン法案に至っては、アメリカがアジアのどこかで戦争をすれば、
日本は自動的に参戦するという物騒なものです。
      “日本が直接攻められてもいないのにですよ!”

此処らで「国を護るという高貴な仕事」を憲法に明記し、基本的人権に
堅く護られた主権者・国民に其の責務を求めないと、他国の代理戦争に
狩り出されかねません。アメリカはアメリカのために戦争をします。
今時アメリカが日本を護ってくれると思う政治家がいたら、化石!

先ずは国を護るというパラダイムから変えていかないと、兵士の質や
外人部隊等の問題は解決できないと思うのですが、 前途遼遠かも?

                 35斉
   


[No.2809] Re: ノブリスオブリジェはどこへ行ったのか 投稿者:   投稿日:2006/08/25(Fri) 13:33
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35斉さん
こんにちは

> さて国民は「国をどう護るのか」こんがらがっているように見えます。
> 戦争放棄したのに完全武装の自衛隊は最新鋭の装備をしていますし、
> 集団的自衛権は認めないと言いながら、イラクに派兵するし、
> 新ガイドライン法案に至っては、アメリカがアジアのどこかで戦争をすれば、
> 日本は自動的に参戦するという物騒なものです。
> “日本が直接攻められてもいないのにですよ!”

わかり易く解説いただきありがとうございます。
どうにも止まらないですね
うそとごまかしの連続で
おっしゃるようにどんどんアメリカのための戦争にかり出される
仕組みが出来ていると思います。

> 今時アメリカが日本を護ってくれると思う政治家がいたら、化石!
>
化石ですか
私の周りの大人 結構実業家なんですが
化石がたくさんいましたけど
それでこの間の衆議院議員選挙でも自民党へ入れた人が多かった
と思います。

小沢 一郎氏ならいいかというとこれもまたそうでもないらしい

困ったものですね

                          えー