[掲示板へもどる]
一括表示

[No.2816] 再チャレンジと南アの難民 投稿者:35斉  投稿日:2006/09/01(Fri) 20:19
[関連記事

皆さん 今晩は

安部さんの総裁立候補のお話を断片的ですが聞きました。
「美しい日本」を目指して!ですって。
なんだか昔、「真白き富士の峰・・」を歌った可憐な女学生調。
        大丈夫かいな?

其の論旨の中に「格差社会で生じた負け組みに再チャレンジを!」
言うのがあります。
彼の意識の中には格差社会を悪とは捉えていません、強いて言えば
自由競争社会における「必要悪」くらいでしょうか?

でもこれからの日本国宰相となった場合は、常に地球儀を回して
国際的なパラダイムから発想していかねばなりません。
そこで、地球儀に乗っかて居る63億人の格差を考えると、

格差の無い社会(経済的貧富の差・心の豊かさ貧しさの差・・・がない)
が有るとすれば、南アの難民社会のようなものではないでしょうか?
世界人口63億のうち11億が1ドル/日以下の極貧生活で、
生きる事が仕事です。

確かに此処では老若男女、隣りも向うの部族も全て水と食料を
求めて全員、毎日が飢餓と病気感染との戦いです。
このようなー「生きる事そのもの社会」ーには格差は生じません。更に
此処では心の支えとなるべき神様仏様すら、そっぽ向いています。

処が衣食住が何とかそろいだす1〜2ドル/日以下の17億人には
少しずつ違いが出てきます。衣類は着替えを持つ者や、食事も
自分で調達してきます。テントなど身を隠す覆いを持ちます。
こうなると個々人の能力次第で「個人間の格差」「部落間の格差」が
生じます。かくして、本能的にー「生きる条件を善くしようとする社会」ー
には格差が芽生えます。

そして3ドル/日以上の残り35億人はもう、ピンからキリまでです。
でもこのクラスの人は兎も角飢え死にする事も無く、雨露を凌ぐ家も
着替えも、三度の食事も出来ます。日本ではホームレスでも糖尿病に
なる人がいるし、生活保護家庭は難民から見ると天国の家庭です。

こう考えると今の日本の格差社会(3ドル/日以上)なんて、世界の
格差社会の極貧層(1ドル/日以下)から見たら別天地。
そうすると、国内の格差難民の再チャレンジによる救済と同時に
海外の生き死にの境界を彷徨う難民救済にも言及すべきでは無いでしょうか?

因みに日本の100万円以下の世帯数は5.9%はいますが一日3ドル、
(12万円/年相当)以下の収入人口統計は見当たりません。
ーー居ないのかも?

                       35斉