皆さん 今晩は
烏の鳴かぬ日はあっても、頑是無い子供たちが事件を起さぬ日は無い。 その度に学校の先生や、関係者がTVの前で深々と頭を下げます。 世の中、何かが間違っているのか?壊れかけているのか? こうなると、事件を起す子供たちの「意識」と、世の中の仕組みの 基となる「憲法」との相関まで遡る必要がありそうです。
そこで、爺世代から「我慢と憲法」に付いて、如何でしょうか? 現憲法は「主権在民」「平和希求」「基本的人権尊重」の三位一体です。 その中での生き方には25条で「最低限度の生活権」(これが生活保護法の 基礎)を持たせ、13条で「幸福追求権」を最大尊重する事にしています。
憲法には「幸福を追求するのに我慢せよ」とは言っていません。 下手をすると、我慢ばかりで遂に幸福に到達しない世の中で、 「我慢」は政治的に禁句かも知れませんね。 消費税2.5%で竹下内閣が、5%で橋本内閣がすっ飛んだのも、この 13条違反をしたためだとも考えられます。
「艱難汝を玉にす」と言葉は死語になったのは、個人がそう思ったり、 人生の先達が人生訓として垂れるのはかまいませんが、政治家や 経団連の会長が発言するのは、現憲法のままでは憲法13条違反と なる可能性があります。
「艱難汝を玉にす」かような珠玉の格言が大手を振って通じる社会に しないと、不幸や我慢の状況におかれた人を置いて、幸福の状態で 幸福を追求する「無限幸福追求の餓鬼道」に陥り、益々格差は 広がると思います。
憲法の中に「我慢」意識や文化を盛り込めばもっとしなやかで、 強靭な日本国民になれると思うのですが?如何でしょう。
35斉
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