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[No.2943] Down with the Halloween! 投稿者:   投稿日:2006/11/03(Fri) 14:52
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ハロウィーンと聞くとすぐ、あのバトンルージュ(ルイジアナ州)での悲劇を思い出すのは、あっしが人並みはずれて、異常なためだろうか?また、この事件が、果たして「フリーズ」と「プリーズ」の聞き違いで済まされる紋題だったのだろうか?一部には人種偏見、発砲した男が当時したたかに酔っていたとか、近所でも折り紙つきのガン・マニアだったという話、など色々なことが取りざたされ、裁判の結果男は無罪とされ、事件はいまや完全に風化している。

これを、とやこういう心算はない。最近では、2000年にも、アメリカで誤射事件があった由。どころか、今年もサフランシスコやニ、三の町で乱射事件があり、およそ14人が負傷したという。

ところが、今度はイタリアでもハロウィーンに絡んで、子供が二人までも犠牲になった。そこで柄になく、Down with the Halloween!と叫んでしまったのである。

 最初の子(ディエゴ・ピアッツォーラちゃん)はミラノ近郊のチニセッロ・バルサモで、おばあさんと一緒に乗っていたキャンピングカーの中で、火災のため命を落とした。おばあさん(57歳)のほうは、煙を吸ったが軽傷で済んだ。

事件は10月31日で、夜中の11時半をチョッと過ぎた頃、火災が起こった。ハロウィーン用のかぼちゃの中のロウソクが火元と見られる。

 おばあさんと坊やは、丁度この31日、1日と連休になるのを利用して、両親を家に残して、キャンプ場にやって来た。ほかにも大勢の利用客があり、事件の起こった11時半ころ、二人の叫び声を聞き、そちらを見ると、車からもうもうと煙が出ていた。火勢が強く、助け出す暇もなく、あっと云う間に、車は火に包まれた。おばあさんは、何とか逃げ出すことが出来、近所の人に助けを求めた。キャンパー達も、あるものは消火器、またあるものは、消火ポンプのところに駆けつけた。消防署へ電話をするものもあった。

消防が火を消し止め、車の中へ踏み込んでみると、そこには可哀相なディエゴ坊や(7歳)の遺体が横たわっていたというわけ。

 もう一件は、11歳のアンドレア・ザッカリアちゃんで、ほかの同年輩の少年達と、ナルドの街路で、ハロウィーンのお祭り楽しんでいたところ、車にはねられて重傷を負い、搬送先の病院で死亡した。。この子は頭部に重傷を負い、負傷の程度が深刻だったので、別の大きな病院に移された経緯がある。なお、この子を轢いた男の名や、車の車種なども分かっているが、死んでしまっては、そんなこと何の役に立とう。

 硝煙や血の匂いのする『ハロウィーン』のお祭りなんぞ、もう金輪際止めてしまえ。Hallo,Wien!なら、大歓迎だが…。(^_-)