皆さん 今晩は
前の課題で「借金時計」や「マスコミの片報道」が話題となりました。 どうも最近の国内報道は巨大な問題を、「矮小に下世話受け」する、 テーマで塗りつぶしているのではないかと心配です。
そこで心配の一つ、一頃騒がれた「年金問題」の今をネットで、 追っかけて見ました。確か4年前坂口厚生大臣が国会で野党から、 年金積立金運用の赤字で今に積み立ては零になるんじゃないかと詰問された、 「一体今積立残が幾らで、幾ら使い込んだのか!」とやられ、 「累積損6兆円、積み立て残は160兆円まだ大丈夫」?と答えていたと記憶。
さて借金時計はあれからもCW(時計回り)に増えているが、年金は大丈夫? (最新データ:年金を株など市場運用や財投債運用で任されている、 「年金積立金管理運用独立法人」の公表数値2006年7月、その他公的統計から)
総合収益額 市場運用資産額 TOPIX 年金積立残 平成13年度 −6.5千億円 266.8千億円 1.200 1.443.3千億円 平成14年度 −25.8 315.9 900 1.415.4 平成15年度 +47.2 480.6 950 1.45.6 平成16年度 +23.8 585.8 1.100 1.47.9 平成17年度 +86.7 722.1 1.350 ? 平成18年度6月末 ―― (733.6) ―― ――
お断り:難しくて以下は読まぬほうがいい 総合収益額は実際の売買損益に未収入や評価損益を加えた計算値(千億円) 市場運用資産額は年度末4半期値(千億円) TOPIXは年平均の(概算ポイント ) 年金積立残:厚生年金+国民年金分、その他共済・遺族などを入れると約190兆
大切な事は運用益は東証株価指数(TOPIX)に完全に比例しています。 平成14年坂口さんは貧乏くじを引いて2兆5800億の運用赤字、 累積で約6兆円の年金積み立て運用の赤字を責められました、処が、 昨年は8兆6700億の黒字、当時に較べて株価は150%にアップ。 しかも儲けるとばかりに、運用資金は倍増、積立金の半分は株に投資しています。
ハイリスク・・大儲け?、だがだがこれから米国景気次第でハイリスク・・大損に、 ならんとも限らない。こんなやばい事を誰が監視しているのか? わからーん! 下手するとまたぞろ厚生省の役人が厚生年金会会館の赤字補填に?
8兆円といえば消費税4%相当、国の防衛費5兆円はおろか、教育費の、 6.5兆円をも賄える。赤字の時は鬼の首を取ったように騒ぐ野党も、 与党の財政委員も知ってか、知らずか音無の構え。 こんな重大財政課題を東証の株任せで、マスコミも県知事のみみっちい、 1千万円賄賂に血ナマコ。
8兆円と1千万円の違いが解らぬようになったらお終いじゃ!
35斉
|