続いて「予算委員会」の様子について、
委員会の冒頭尾身さんは、これからの財布の中身の匙加減をご披露した。コリャ―もう大変な事を言っているのに、今日(2月2日)の新聞には一言も無い。
A:尾身さんは19年度予算に対してこう言いました。(一般歳出概算から) 税収増7兆6千億円は大部分を財政再建に当てる。 【⇒国債発行(借金)減4兆5千億+国債費(借金返済)2兆2千億】 その上で一般歳出でチョッピリ【600億円】を増やした。 此れにより2011年にプライマリーバランスを取れるぞ!どうだと胸を張った感じです。 (財政収支差額は15年に20兆円有ったのが19年の予算では4.4兆円にまで減ですから,威張る筈です。此れは褒めてよい事)
B:一般歳出でも増やす所と減らす所有り、メリハリをつけた言います。(前年比) 【億円】 予算 増額 減額 1:社会保障費 211.300 5.600 ―― 2:エネルギー対策費 8.600 3.900 ―― 1:公共事業費 69.400 ―― 2.500 2:恩給費 9.000 ―― 800 3:ODA 7.300 ―― 300 爺婆主体の社会保障費は高齢化で年々増加の一途で、止め様が無い、一方公共事業費と、ODA費は2001年から目の敵にして減額一路。 これだけ見たのでは何処が「美しい国」の予算なのか不明。な〜ンだ!
C:美しい国の予算と思われる費目 1:イノベーション対策費:500億(宇宙輸送システム・AIロボット・・・) 2:地域活性化対策費:2400億(まちづくり交付金・地域自立支援・・・・) 3:再チャレンジ対策費:150億(農業就業支援・若者自立支援ネットワーク・・) 4:少子化対策費:1000億(児童手当拡充・次世代育成支援対策交付金・・・・) 5:教育再生費:250億(理数教育充実・学力調査・苛め対策・DV対策・・・) 第一美しい国とはどんな国なのか?判っていないから予算も当てようが無い。
それどころかイノベーション対策費の項目に「三大都市圏環状道路:1859億円」や、地域活性化対策費の項目に「地域の広域アクセス強化総合道路戦略:3.059億円」など、が滑り込ましてある。 またかと思われる予算分捕り課目です。 (35斉の独断で上の費目から除外した)
お金(予算)で全てを考えることは出来ないが、この予算配分からは、「美しい国」とは借金脱却・爺婆大国としか読めない! 此れを国会議員は詮索せずフリーパスするとは!日本は大丈夫でしょうか?
35斉
|