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[No.2203] スパイダーウーマン 投稿者:唐辛子 紋次郎  投稿日:2006/01/12(Thu) 14:49
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 先ごろはスパイダーマンと称し、目のくらむような大摩天楼に、いとも簡単に上がってしまう、見物人が、誰しも思わずアッと息を呑むような、軽業をやってのける男が居たが、今度はスパイダーウーマン、でもみなさん、早まらないで頂きたい。

 実は彼女自身がクモ女なのではなく、彼女はひょんなことから、クモと共生させられたのだった。つまり、クモが彼女の耳の穴に入り、一ヶ月経ってやっと出て行ってくれたのだ。

 親指の爪くらいもある大きな黒いクモは、ちょうど奥さんが寝入っているのをいいことに、まんまと、その居心地のいい隠れ家に、潜り込んだという。奥さんが初めてクモ君の存在に気づいたは、十一月の晩のことで、ベッドへ入っている時だった。のちに彼女は、その時に、この不法侵入者に対し、忝くも定住許可を与えたのだと
マスコミに語っている。

 はじめは、そのまま放っておいたら、聴力が低下するかもなど云っていたらしいが、やがて耳の中でガリガリと引っかくような音が聞こえ、やっと重い腰を上げて近くの薬屋へ。そこで、耳の穴を掃除する薬液を買い求めたという。時ならぬ大洪水にビックリのクモ君は、大急ぎで隠れ家を後にしたが、ずぶぬれなのに、体はどこも異常なくピンピンしていたという。

 どっこらしょっと、這い出してきた侵入者の運命は、果たしてどうなったか、話はそこで終わっている。でも、毎日のように、陰湿な誘拐事件に明け暮れる、わがニッポンと比べると、なんと、のんびりした事件であることか。(スウェーデン、エクスプレッセン紙より)(^_-)

ーーーーー世界の中のニッポン、ニッポンの中のあっしーー


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