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タイトル高齢者の「入院難民」
記事No589
投稿日: 2003/10/28(Tue) 22:27
投稿者マーチャン
こんばんは

 今朝の朝日新聞にも出ていましたが、私の周囲にも高齢者の「入院難民」の問題で悩んでいる人が何人かいます。

 すなわち、たとえば、ご主人が複雑骨折などで入院する。2−3ヶ月すると、病院から「もう治療は終わりました。病院として、これ以上できることはありません。退院してください」としっつこく言われる。
 現在の医療保険制度では、病院は、長期入院患者を抱えていると収入が減る仕組みになっているのだそうで、病院としてはやむをえないらしい。

 別の病院を探して、転院することになる。また、2−3ヶ月たつと追い出される。やむを得ず行き先を探して転々とする。

 退院すれば奥さんが介護しなくてはならないが、奥さんも体調思わしくなく、自分よりはるかに体重のあるご主人の世話は無理。
 特別養護老人ホームも空きがない。

 これに似た話は、あちこちで聞かれます。

 おりしも、選挙。でも、どの政党のマニフェストにも、この点に具体的にふれたものはない。

 どこの政党が勝っても、奥さんは、また、病院探しをしなくてはならない。

タイトルRe: 高齢者の「入院難民」
記事No590
投稿日: 2003/10/29(Wed) 13:21
投稿者miyamoto
>  現在の医療保険制度では、病院は、長期入院患者を抱えていると収入が減る仕組みになっているのだそうで、病院としてはやむをえないらしい。
>
>  別の病院を探して、転院することになる。また、2−3ヶ月たつと追い出される。やむを得ず行き先を探して転々とする。

私の父もそうでした。
いわゆる「あたった」後に熱心にリハビリをして
あちこちの病院を体験して、結局最初にお世話になった
温泉付きの病院がよかったようです。
(入院の時、さんざん入れようとする我々は嫌みを言われたものです)
でも、そこも保険制度が変わったせいか、父を受け入れてくれなくなりました。
いっぽう市内に老人施設がどんどんできて、まだ新しい建物に
入居者も少なかったので、父は入居を歓迎され、良い思いをしましたが。
これからは日本中大問題ですね。
 今度は自分の番と内心びくびくしています。近い将来のことで。

タイトルRe^2: 「入院難民」の反面
記事No593
投稿日: 2003/10/31(Fri) 22:12
投稿者ザックス・杉本
> >  現在の医療保険制度では、病院は、長期入院患者を抱えていると収入が減る仕組みになっているのだそうで、病院としてはやむをえないらしい。

収入面以外で次のような面もあると考えて見ては、と思います。

1 1次的でも退院したお陰で、自分のうちの良さも味わえる。
 
2 寝たきりの防止に繋がる。

3 今は介護の制度も前よりは充実してきたことが分かる。

4 そうして空いたベットはより医療の必要な人に入ってもらえる。

 こういう裏面からの見方もある、と思えば、あながちデメリットばかりではないと思います。

 家の母も1時退院のお陰で、おはじきやお手玉を作ってくれる素晴らしい介護の女性とめぐり合えて、病院ばかりの味気ない生活で一生を終わらずにすみました。

タイトルRe^3: 「入院難民」の反面
記事No597
投稿日: 2003/11/01(Sat) 20:07
投稿者マーチャン
ザックスさん

>  こういう裏面からの見方もある、と思えば、あながちデメリットばかりではないと思います。
>
>  家の母も1時退院のお陰で、おはじきやお手玉を作ってくれる素晴らしい介護の女性とめぐり合えて、病院ばかりの味気ない生活で一生を終わらずにすみました。

 それもそうですね。
 家庭介護が可能であれば、やはり家庭での生活ほどいいものはないのでしょう。我が家も、曲がりなりにも家庭介護が可能ですので、なんとかやっています。

 ただ、家族が、そうとう弱り果てているケースもあります。
 介護の制度も以前よりは充実していますが、とても、無理なく「老々介護」のできるところまではいっていないと思います。

タイトルRe^4: 「入院難民」の反面
記事No602
投稿日: 2003/11/03(Mon) 08:47
投稿者ザックス・杉本 
マーチャンさん

>  家庭介護が可能であれば、やはり家庭での生活ほどいいものはないのでしょう。我が家も、曲がりなりにも家庭介護が可能ですので、なんとかやっています。
>
>  ただ、家族が、そうとう弱り果てているケースもあります。
>  介護の制度も以前よりは充実していますが、とても、無理なく「老々介護」のできるところまではいっていないと思います。

 そうですね。受け皿の問題が大きいですね。しかし、韓国では大分事情が違うようですね。

 日本も満足死についての議論が高まると、自分たちの死のときにいい
状態が期待できそうに思いますが。

タイトルRe^3: 「入院難民」の反面
記事No595
投稿日: 2003/11/01(Sat) 06:48
投稿者miyamoto
>  こういう裏面からの見方もある、と思えば、あながちデメリットばかりではないと思います。
>
>  家の母も1時退院のお陰で、おはじきやお手玉を作ってくれる素晴らしい介護の女性とめぐり合えて、病院ばかりの味気ない生活で一生を終わらずにすみました。

確かにそういう面はあります。
いろいろ環境を変えたり刺激を与えることで
良くなる人もいます。
私の父親も通常は家にいましたが、冬は施設のお世話になっていました。

タイトルRe^4: 「入院難民」の反面
記事No603
投稿日: 2003/11/03(Mon) 08:52
投稿者ザックス・杉本 
miyamotoさん

> 私の父親も通常は家にいましたが、冬は施設のお世話になっていました。

 家と施設を上手に使い分けるのがいいかも知れませんね。

 ただ、死期が近づくと、そこが嫌だという意志表示がもう出来ない
可能性がありますね。

 それとうちがマンションなどのときはいろいろな障碍がが考えられますね。

タイトルRe^2: 高齢者の「入院難民」
記事No591
投稿日: 2003/10/29(Wed) 21:05
投稿者マーチャン
miyamotoさん

> でも、そこも保険制度が変わったせいか、父を受け入れてくれなくなりました。

> これからは日本中大問題ですね。
>  今度は自分の番と内心びくびくしています。近い将来のことで。

 miyamotoさんも、おとうさまのことで苦労されたのですね。

 ご近所に、おかあさまが、胃に穴を開けて栄養補給をしておられるという方があります。こういう方は引き取り手が一層少なく、難儀しておられるようです。

 やはり、長期療養型の病院か施設を質・量ともに増やさないとどうにもなりませんね。こういうケースは在宅介護では限界があると思います。