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  <title>メロウ伝承館　サイト - フォーラム - メロウ伝承館（広島・長崎の記録） - [ ヒロシマ　ナガサキ　私たちは忘れない ]</title>
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  <lastBuildDate>Thu, 14 May 2026 23:45:53 +0900</lastBuildDate>
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    <title>広島・長崎の被爆者の声（３）  （９枚目のＣＤの４１から５１まで）</title>
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    <description>　 その４１　音声を聞く　うー、被爆者自身も、自分の娘が結、適齢期になると、うちの結婚問題深刻、だから触れ、触れてくれるな、逃げ回る、嫌がる。　僕に言わせりゃね、何、何で ...</description>
    <pubDate>Tue, 08 Aug 2006 11:49:06 +0900</pubDate>
    <category>メロウ伝承館（広島・長崎の記録）</category>
    <category>ヒロシマ　ナガサキ　私たちは忘れない</category>
    <content:encoded><![CDATA[　 <br />その４１　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track041.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　うー、被爆者自身も、自分の娘が結、適齢期になると、うちの結婚問題深刻、だから触れ、触れてくれるな、逃げ回る、嫌がる。　僕に言わせりゃね、何、何でお前逃げるんだと、こう問いたいですよ。　お前、なんか悪い事したのかって、こう聞いて見たいですね。　何もしてないじゃないかおめーはと言いたい。<br /><br />　アメリカの奴勝手に落としやがってね、そんなひどい目に合わされてね、なんでお前逃げるんだって。　反対に向かって噛み付いていってからあのぅ、腹わたでも引きずり出してやるのが本当じゃねえかって。　そんな思いをしてまで。<br /><br />　それを逃げてねぇ、仕方がないって諦めちゃう、そら僕はもう本当に腹立たしいなぁ、こういう考え方っていうの。　前進ひとつもないですよ、本当に後退になっちゃうですよ。<br /><br />　だから、この問題はね、ぜんぜん後退してしまったらねぇ、だめですよ、もう、これはねもう絶対前進していかなくちゃ。で、そういう問題点をどんどんどんどん突っ込んでいかなくっちゃね、益々忘れられてねぇ、で、結局はもう過去の語り草になって終わっちゃうわけですよ。そして終いには童、童話みたいになっちゃいますよ、だからそういうことが有ったんだそうなって。<br /><br />　あったんだそうなって済まされる問題じゃないですよ、こりゃ。　これはまだね、僕らの子供もいるんだからね、こりゃ、白黒はっきりさせなくちゃいけないですよ。<br /><br /><br />その４２　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track042.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　夫婦とも被爆者ですから、彼女が身ごもった時にねぇ、はたして五体満足な子供が生まれるだろうかと、それが一番心配だったです。<br /><br />　おかげで五体満足に生まれたんですけれど、８ヶ月の早産児で、小学校の時はですねぇ、もう病太郎で、もうどうにもなりませんでしたけれど、中学校でもそうだったし、高等学校に入ってようやく身体が当たり前になってですね、東京で結婚して、そして二人男の子を持ってですね小学校の、もう今度すぐ中学校に入りますけれど。<br /><br />　ええ、次男坊は今度５年生になるんですかね、だからもうほんとね親子、孫３代、そらね原水爆禁止の運動を続けにゃいかんと、３代にわたってですね、孫にも言い聞かせておりますけど、原水禁世界大会にも我々の孫を連れてね、息子が東京から参加してくれるんですよ。<br /><br />　私たっちゃ、これから先もずっと、親子孫３代にわたってね、原水爆を許さないと言う運動を続けるつもりでおります、はい。<br /><br /><br />その４３　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track043.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　ひどかったですねえ！。もう本当、戦争はいやですねえ。<br /><br />　その為にもやっぱりあのぅ、経験した者は、その声を残して、後々の人にもずーっと伝えていくいうことは、日本人だけでなくって世界中の人にやはり知らせるいう事を必要じゃないでしょうかねえ。・・・・（長い沈黙）。そう思います。<br /><br /> <br />その４４　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track044.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　広島・長崎はねぇ、人間に原爆使ったねぇ、最初であり、実験だと思うんですね。<br /><br />　この実験の結果の恐ろしさがですね、私は、世界の人達にとってですねぇ、原爆をそういう戦争の手段として使うことのね、を戒める大きな教訓となっていると思うんです。<br /><br />　その意味においては、まことにこう広島・長崎の人達はねぇ、大きな犠牲を払ってはおりますけどねぇ、人類にねぇ、こんなものは使っちゃいけないんだというねぇ、あの、非常に強い教訓を与えたと思いますねぇ。<br /><br />　その後、何処もよう使っておりませんわ。これは単に、一方が使えば他も使って大変なことになるというような、ものでなくってですねぇ。　人間にこれを使うというものでないんだと、そしてこれを使ったらねぇ、世界中の人がねぇ、道徳的な矢をその国に向けていくんじゃないかと思いますね。<br />　<br />　広島と長崎のこの体験がねぇ、一番強い抑止力になっているんじゃないかと思います。<br /><br /><br />その４５　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track045.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　私たちが、あの地球上で受けた最初のあの犠牲者で、そいでこれを最後の犠牲者にするためにも、私が生かされたのはね、その運動をして、あの、この世からそういう戦争の、この犠牲というふうなもの、なくすために私は生かされているんじゃないかと。<br /><br />　非常にあの大きな望みではございますけれども、それがまた心の支えになりましてね、生きて、生きてる限りはやっぱり、我々と同様な苦しみを味わない、というようなね、世界を作って行きたいと、いうのが、もう本当の被爆者のあの声であると私は思うてるんですね。<br /><br /><br />その４６　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track046.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　原水爆の禁止と言うことですね、これだけはやはり被爆者からやっぱ叫んでいかなければですね、誰が叫んでくれるかと。　まいろいろあらゆる団体が平和問題とか何とかで取り組んでいらっしゃいます。<br /><br />　やはり先頭になるのは被爆者でなければいけないという事ですね。<br />原爆を受けた被爆者として、そして亡くなった被爆者の同志に対してもですね、その責任があるんじゃないかということを考えるわけですよね。誰かやってくれるだろうではですね、いけないと思うんですよ。やはり。<br /><br /><br />その４７　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track047.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　私、字を書いても下手くそだし、ものをしゃべらしても碌な事もいえない。　しかし、人間ていうものは何ていうかな、嘘を言ったり、言葉をこしらえて言おうとすれば努力するわけですよねぇ。　だから下手な者はなお可笑しなことを言っちゃうということになるんだけど。<br /><br />　私の場合また被爆者の場合、事実を言うんだから、みんなが想像もつかない事実、それを言うだき、の事なんだから。<br /><br />　学術的には博士が偉くて、病院行ったら医師が偉くて、そういうひとつの道はあるけども、人生に対するその悲惨ということと、それから、あぁ、幸せを願うていう事にはね、被爆者以上にその表現の出来る者は絶対にいない、という確信が私にはあるわけです。<br /><br />　だから確信がある以上はね、やはりその運動に、運動っていうか、それに立ち向かわなくちゃ、その意味がないと。<br /><br /><br />その４８　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track048.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　我々、あのう、被爆者の問題は世間の片隅にねぇ、忘れられて行くんじゃないかと思うんですよ。<br /><br />　で、私は言いたいはねぇ、必ずそのまたこの核兵器というものはあのう、何時かは、あのう、使われると、私は思ってるんです。で、それが何時かということは、結局このう、原水禁の運動がねぇ、結局そのう、敗れた時にね、必ず、使われると私は思う。<br /><br /><br />その４９　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track049.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　自分はだるいですよ、身体の状態も悪い、のべつ風邪も引きやすい身ですね、だるいけれどもやるんですよ。<br /><br />　何故かいうたら、自分が苦しいですね、自分が苦しいけどね、もう一度原爆落ちればみんなも分かってくれるけど、それがあったらお終いなんですよ。　本当に苦しければ、人がそうあっちゃいけないと思うんですね。　だから原爆というもので悩んだら、本当にもうこれが2度と落ちちゃいけないんだと。　だからそれを訴えるのは自分たち以外にはないんだっと。<br /><br />　学者もね、すべての偉い先生たちもね、それはやらない。　真剣にやったら出来るんですよ、だけど真剣にやらないから出来ない。　真剣にやるものは被爆者以外にないんじゃないですか。<br /><br /> <br />その５０　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track050.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　あのう、一片の爆風でですね、崩れてしまった、もう一家全滅した家も沢山あるんですよ、知ってるんですよ、誰も残っていない。死んだ人はさぞね、つらかろう、もう訳も分からずにですね、爆風で吹き飛ばされて死んでしまった人、熱線で焼け死んでしまった人、この人達のね、御霊を報ゆるためにはですね、生き残っている私たちがですね、ほんとにあの被爆の実情をみんなに伝えながらですね、再びこのう、戦争を繰り返してはならんと。<br /><br />　私の生きとるうちに出来るか出来んか分からんけれどもですね、私のね、この話が役に立つかどうか分からんけれどもね、ひとつ役立ててください。そしてね、戦争反対にね、協力してください。<br /><br /><br />その５１　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track051.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　我々たちが忘れたら、この世界から原爆というものはなくされないぞと、受けた我々たちがね、先駆けになって、原水爆禁止運動を唱えてこそ本当の我々たちの使命であると。<br /><br />　だから、それが絶対その忘れ、忘れたいという人はね、うん、その全くその人は誤っていると。だからその忘れることは出来ない。<br /><br />　全世界のですね、被爆の証人としては、我々たち35万人しかいないと。　だからダイアモンドちゅう言うけれども、ダイアモンド以上のその平和に対する価値は我々たちしか持たないと。<br /><br /><br />♪　♪　　　　　　　<br /><br />「広島・長崎、私たちは忘れない。」<br /><br />♪　♪　　　　　　　<br /><br />「この作品は、広島・長崎の被爆者と、被爆者と同じ時代に生きたものの協力によって2006年に制作されました。」<br /><br />♪　♪　<br />]]></content:encoded>
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    <item>
    <title>広島・長崎の被爆者の声（３） （９枚目のＣＤの３１から４０まで）</title>
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    <description>　その３１　音声を聞く　被爆者にはみんな、あのなんていうですかね、多かれ少なかれみんなその被爆の体験を隠しておきたいと。まあそれは～現実的にね、あの～、ま結婚に差し支える ...</description>
    <pubDate>Tue, 08 Aug 2006 11:47:49 +0900</pubDate>
    <category>メロウ伝承館（広島・長崎の記録）</category>
    <category>ヒロシマ　ナガサキ　私たちは忘れない</category>
    <content:encoded><![CDATA[　<br />その３１　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track031.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br /><br />　被爆者にはみんな、あのなんていうですかね、多かれ少なかれみんなその被爆の体験を隠しておきたいと。まあそれは～現実的にね、あの～、ま結婚に差し支えるとか就職に差し支えるとか、そういった問題からも来ることありますけどね、それとまた別に悲惨な目におうた、あの～遭ったということでですね、結局あの～ま、人間は万物の霊長だとかね、それからあの、文化だとか文明とか、そのいろいろ美しいことを知ってたけど、結局ああいうその、惨たらしいものを人間が作り出して、そしてそれを人間に対して使うって事でですね、そういうものがあのう、文化とかいうものが一切信じられなくなったんですね、私は。<br /><br />　人に話しても分かってもらえんような、もらえないような体験を通じて来てるわけでしょ、だから、非常に孤独な気持ちで、今まで親しくしてた友達とも結局、本当に心の通い合うあの話が出来ないわけなんですね。<br />　<br />　原爆を落としたのはアメリカなんであって、我々はあの被害者なんですけどね。ところがその～、加害者の罪までこの自分が一身に背負い込んだようなね！<br /><br /><br />その３２　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track032.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　出ようとした時に足の太もものところをあの柱が、上から落ちてきた柱がその押さえていまして、その上ずーと重なってたもんですから、下が出ないわけですね、足が。それで、まあ「助けてくれー」って怒鳴ってましたら、はるか向こうの方から、妹が「お兄ちゃん、お兄ちゃん」言うて探してるわけです。そうしてるうちに段々、その妹が上から「お兄ちゃん、もう周りが火が出だした」と。<br /><br />　私があの下敷きになってもがいている時にね、丁度目の前にいっぱい、あの本箱にあった本があの散らばってわけです。当時私あの武者小路実篤の「人生論]というのが岩波新書にありますよ、あれをあの中学の4年生の頃かなんかに読んで一寸こう感激しましてね、そいでー一寸影響を受けた書物だったんです当時の。<br /><br />　ところがそのー岩波新書の武者小路さんの「人生論」なんていうのがのね目の前にあるわけです、で目の前ってねー、しかし私が生きるためには何の役にはたたんわけでしょ。<br /><br />　本だー書物読むだーなんだ言ってて、そのこと非常に私自身が大切だ思ってたんやけども、私が生きるときにねー、これいったい何の役に立つんやろうか、ニヒルなんて言ったら一寸ええ格好するようだけどもね、なんかそんなものがね・・・<br /><br /> <br />その３３　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track033.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　生きていて良かったのか、死んでいて良かったのか、私はなん、どうして・・いいんだろうかということを感じたこともあります。<br />　その、生きていて良かったとは私はですね、まあ、何とゆっていいか、かん、感慨無量です。<br /><br /><br />その３４　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track034.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　生きていて良かったなー、ゆうー、そんなにないね、私。あのー、早く言えばね、「我が青春に悔いなし」というように、悔いがないゆうことはないもん、私は、何時もこの世に。「今度生まれ変わった時は健康な身体になりたい」それしかないもの。だから私は、そんなに生きて良かったとはひとつも思っていない。<br /><br />　ほんと、こないだも話したんですよ、「今度生まれ変わる時は、生まれてくる時は犬でもいいから元気な身体に生まれてきたい」て言ったんです。お母さんが、「犬じゃったらねー、あの、飼い主が悪かったらどんな境遇になるかも分からない」て言われたんですけど、私はね、ふ、浮浪みたいなかってもいいから健康な身体に生まれたい、犬、犬―、犬でもいいから、私。<br />　だから、生きていて良かったとは思わない。<br /><br /><br />その３５　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track035.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　生きとって何の楽しみもないっていうような、その気持ちはもう何時ごろ忘れたか分からないんですね、おそらく近頃じゃないでしょうかね。<br /><br />　もう自殺しかけた時死んどったらもう何にも、ね、もうこの世の事も何にも分からずにね。であのー本当にもう「生きとって良かった」って、「馬鹿なことせんで良かった」って今は思います。このカトリックの方でも自殺っていうことはも許せないんですね。でもやっぱり苦しい時は、あのー、考えないですものね、そんなところまでは。もう自分が苦しい時はほんともう、あの死んだほうがましっていうことが先立っていますね。<br /><br /><br />その３６　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track036.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　自分は自分なりの仕事をしてきたと、この30年間に、弱い身体に鞭打ってですね。幾ばくかはですね、学界に何かをしたと。これが亡くなった子供をはじめですね、広島・長崎でお亡くなりなった何十万の方々へのお供養だろうと思うんですね、ええ。<br /><br />　そういう供養の精神、あの仏教で「代受苦」という言葉ありますね、代わって苦を受けると。も、あの方々が僕に代わって代受苦の精神で死んでいかれたとするなら、生き残った僕が今度は代受苦の精神でですね、何かを人類に残さなくちゃいかんと、そういう気持ちで生きてきましたね、僕は。<br /><br /><br />その３７　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track037.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　動けなくて、火が迫ってくると、結局生きながら火葬にされた生徒もおったと。そして私の名を呼んだ生徒もおったと。<br />どうして自分だけですね、生き残ったのかと、あの時あの場でですね、何故死ななかったんだろうかと、あの世に行ったらですね、先ず、生徒に謝りたいと思います。<br /><br />　少しは再会の楽しみもありますね。ですから私は教え子の墓参りをしたことがありますけれども、その時に、まぁ、相手はお墓で声は出しませんけれどもね、お話をしたことがあるんですよ。<br /><br />　君たちと我々とは文字通り（もんじどーり）命を的に働いてきたと。今は平和だと世間の人は言うと。けれども君たち今の日本を見てみよと、あの温泉マークとホテルとね、ボーリングとパチンコ屋とねスポーツカーとね、あんなもんの為に俺たちは死んだんであったろうかと、怪我をしたんであったろうかと！<br />　我々はそんな事のために、命を的に戦ったんじゃなかったはずです。<br /><br /><br />その３８　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track038.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　そいで、17日の朝になったら急に、そういう浮腫みがでます、嘔吐する、急激にもう悪くなって、ほで、「お父さん、私、もうだめのようだから、きっと、きっと、あのう、仇（かたき）をとって」と云ってまぁ、息を引き取った。<br /><br />　私はその後そのう、だらしがなくて、仇が今日取れない。けれども、あの一発の原子爆弾によってやれ平和がもたらされた、みんなは尊い平和の犠牲者だと、いう言葉を聴く度に、釈然としないね、気持ちが私にあって、もう故人にはもう気の毒で、今日に至るまで毎朝詫びをしたりね、していったんです。<br /><br />　ですから、この原爆の悲惨さっていうのは語りつくせないですが、私個人の気持ちとしてはですね、世界中から原子爆弾に知識のあるやつはみんな死んじまえばいいと。ま、このようにやれこれを原子力を平和に使うだとか、いろいろ上手いことを言ってますけど、よっぽどこんなにない時代の方が豊かな生活だったんですよ、原子力なんていうのが日本に、世界中にない時代の方がですね、はるかに平和でみんなの。<br /><br /><br />その３９　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track039.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　核兵器ってものはこんな恐ろしいもんですよと、ねー、これ使（つこ）ちゃいけませんよというふうなことを、我々はこう運動していってですね、皆さんがそれを理解してくだされば、これで仇もとれたんじゃないですか。我々の気持ちが分かってもらえりゃですね。分かってもらわん間は、まだ仇は取れてないと。ねえ、こういう風に変わってきたちゅうわけですね。<br /><br />　戦争でもって仇をとるちゅういうのはこれ言語道断。これはもう、これはもうとんでもないことなんですねぇ。それに気がついたわけですから。ねぇ、平和というもので仇を取らにゃいかん、これでなんとかして、やっぱこの被爆の実相、我々が知らさなあ、だれも知らせる者はおらんですからねぇ。<br /><br /><br />その４０　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track040.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　わたしも結婚してもう10年になりますけども、未だその将来の、うん、ことに対して、やはり不安がありますので、子供を作らないように努力しなければならないと思っております。<br /><br />　まあ、父も、年老いた父がおりますけども、それに早く孫を見せてやりたいなとも思うんですけども、もしかして万が一、奇形児でも出てきた時にはもう本当にと思いましてねぇ、それを考えると不安ですからぁ、調節しているんですけども。妻には申しわけないと思います、それはねぇ。<br /><br />　まあ、被爆者の方でも、そのまま正常な子供をお産なさって、まともな身体で生まれてきている方もいるの聞きますけども、もしかしてそういう風な、私等の生き汚れた身体、血が、その、ねえ、一子孫に残すということも考えものだなあとも思うんです。<br />]]></content:encoded>
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    <title>広島・長崎の被爆者の声（３）  （９枚目のＣＤの２１から３０まで）</title>
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    <description>　その２１　音声を聞く　戦争が悪い思わなんじゃから、する時には。12月8日、真珠湾攻撃した。「やったぁ！」いうたんじゃけ。日本もぐずぐずした外交しとってどう、やったあ、ようも ...</description>
    <pubDate>Fri, 14 Jul 2006 11:41:37 +0900</pubDate>
    <category>メロウ伝承館（広島・長崎の記録）</category>
    <category>ヒロシマ　ナガサキ　私たちは忘れない</category>
    <content:encoded><![CDATA[　<br />その２１　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track021.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　戦争が悪い思わなんじゃから、する時には。<br />12月8日、真珠湾攻撃した。「やったぁ！」いうたんじゃけ。<br />日本もぐずぐずした外交しとってどう、やったあ、ようもやってくれた思うた。<br />　なにが、だんだんだんだんこう日が経って行って、やれやれ戦争いうものは馬鹿げたことするもんじゃないですと、今は話せるねえ。とにかく戦争いうものは、美しいもののように思うとったんやねえ。<br /><br />「とにかく、ま、どんなことがあってもなんですね、もう戦争は・・」（夫）<br />「いやですね」（妻）<br />「２度とするもんじゃないですね」（夫）<br />「ええ」（妻）<br />「馬鹿な戦争したもんですよ実際ねえ。ええ」（夫）<br /><br />　今の年とったあの体験者はですね、ちいさい、今の戦争しらんいう者に話してやって、その当時のことね、戦争がどういうもんであるか、原爆がどういうふうなもんであるかということ、孫とかね知らん者に、話しやるいうことが必要じゃないか思いますね。話して聴かす自分の体験をね。<br /><br />　<br />その２２　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track022.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　支那事変とか満州事変とかね、遠いところでやってもう勝った勝ったで、もう何時も、あの祝勝ムードでね、もう提灯行列やったり旗行列やったりしてましたから。<br />　ああ今日も何処が轟沈した、ああこっちかって占領したって言うてね。勝つことしかまた教えてくれないもんだからね。<br />　<br />　もう何時も勝った勝ったって喜んでいたんですよ。それでも、もうこっちであの国防婦人会とか何とかやってですね、何時も勝った勝った、あれやっていたんですからね。<br />　戦争というもんを身近に感じてないですからね。<br />あの、こう大東亜戦争になって、日本に空襲が入ってきて初めて戦争の恐ろしさを分かったんですね。<br />　だからもう２度とこう戦争というものはねもう、やって欲しくないいんです。<br />　<br />「ベトナムでも遠いとこですけどね」<br /><br />　遠いとこですけど自分たちが今身近に感じ、あの、やられているからね、あっちの方はもう本当に自分たちの身近なあの親戚がやられているみたいですよ。<br /><br /> <br />その２３　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track023.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　あの慰霊碑の『過ちは繰り返しませぬから』いう事に対して、ま、いろいろ批判も出ておりますがね、私はやはり、もう一歩大きく考えて、あれが正しいんじゃないかと。<br /><br />　正しいから戦争やっていいというもんでは決してなかろうと思うんですよ。（大義）名分が、あぁ、立てば、戦争はやっていいもんかと言ったら、決してそうじゃなかろうと思うんですよ、ね。<br />　だからそこらに立ち至って考えれば、やはり我々も含めて、ええ、全世界のもんが、すべてが今後、おぉ、過ちはせんようにせにゃいかん、のほうに私は受け取っておりますし、そうでなければ、あの碑の、碑文がね、死んでしまうんじゃないかと。　<br /><br /><br />その２４　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track024.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　私たちは、大変大勢の若者を殺しましたわねぇ、戦地で。だから、あの絶対に広島の地を離れまい。<br />　何処へ行って暮らしてもいいんですけどね。もう家もなければ何もないんですからね。<br />　そうなんですけどもどうしても広島は子供たちが、主人が亡くなった土地だから、自分は離れん。<br /><br />　今でもね、あの、あそこへいっては慰霊碑に私お参りしますときにね、「また来ましたよ！」って、そいであの碑文をね、胸のなかで唱えますと、ほんとにもう過ちはくりかえしませんて、私は思いますねえ。<br /><br />　「その過ちのなかに、ご自分自身が、その一部分として含まれるという、意識を持っていらっしゃる？」<br /><br /><br />「そうです・・・・・・・・」<br />「切実に、感じます・・・・・・・」<br /><br /><br />その２５　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track025.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　ああいう惨い死にかたしておりましたからね。例えばあの、黒焦げの死体のなかに自分の子がおったとしたらね、よう見つけんようなね、あのまったくその、勘の鈍いね、親じゃから。<br />申し訳がないと思って。<br />　ああせめて残っとる子供を大事に育ててやりゃんにゃ思ってね。ほれで、今でもね、自分の子供が死ぬるのが気が付かんほど、分からんようなね、親じゃから、申し訳がないん思うんですけどね。<br />　ほんまにあれが一人であったらね私が・・、家なんか全部捨ててしもうてねえ巡礼になってもええから捜しに行きたい思うたんですよ。だけどね、あとの子を育てにゃなりませんしね。<br /><br /> <br />その２６　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track026.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　二人はあの石の下で、４つの女の子と、あの１２の長男は、声がしてて救い出せませんしね。<br />　はい、下敷きでもう火の、火が廻って、焼けましたんですね。<br /><br />　２５年経ちましたけど、もうこうってお話しますと、本当にもう今のことのような気がしましてね。ん～。<br /><br />げんばくき　ははよぶこえの　みみになほ　（原爆忌　母呼ぶ声の　耳になほ）　<br />　繰り返す<br /><br />ぎゃくえんの　ぼさんのみちの　ふゆなばた　（逆縁の　墓参の道の　冬菜畑）　<br />　繰り返す<br /><br />くんぷうや　われげんしのに　たちつくす　（薫風や　我原子野に　佇ち尽くす　<br />　繰り返す<br /><br />いくぶつと　とわるかなしみ　ひろしまき　（幾仏と　問はる悲しみ悲しみ　広島忌）<br />　繰り返す　<br />　<br />ひろしまの　かいこのふゆの　うみなぎて　（広島の　懐古の冬の　海凪ぎて）　<br />　繰り返す<br /><br />ついおくの　あきしおみちく　ひばくのち　（追憶の　秋潮満ち来　被爆の地）　<br />　繰り返す<br /><br />くのありて　いきえしつきひ　ひろしまき　（句のありて　生き得し月日　広島忌）　<br />　繰り返す<br /><br />すみこ　です。<br /><br /><br />その２７　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track027.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　いよいよ！、苦労しました。ほんと、あらゆる苦労をしました。えぇ、してみにゃ分からん、まいた種が悪かったのう、と、他にゃ今日び思うとりません。私がまいた種が悪かった、ええ種をまけやよかったのにのう。<br /><br />　まあ～、私というものは何の種まきが悪かったか、自分の種まきが、良かったらこんなこたぁないのに。この世で人に悪うしたと思わでも前の生に悪うしとったんだろうと。<br /><br />　こりゃねどうしてもまいた種は生えますけのう。早い人はこの世でも生える。こんど遅い人は火鉢のへりを回るように、七生があいだ廻ってくる、と。ぼんさん（坊さん）によっく聞かしてもらいました。２へん聞かしてもろうた時に、子供のないのも吾がまいた種、貧乏するのも吾がまいた種、何から何までがみな聞かしてもろうてみましゃあ。<br /><br />　人が悪いんでない、みな吾が悪い。人を悪い思うたら当てぇ（が）違いますで。<br /><br /> <br />その２８　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track028.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　私たちやっぱりカトリック信者っていうのはもうあの、現世界で、起こるすべの事はですね、神の、あのぉ、計画であり、またあの、神自身がそのぉ、なされる、事だっていうことを信じていますからね、人が、あ、実際に手を下してもあの、先ず神っていうもを先ず考えますのでね。<br /><br />　私の受け取り方は先ずもう普段からやっぱりその信仰を厚く持って、でまじめに生活していた人は、ま、それほどその、ああ、不幸であるとは思わないですね。<br /><br />　原子爆弾で苦しんだからその、神様がその、いじめたりとかあるいはその、不幸にしたとかっていう、あぁ、本当の信仰を持っている人はそういうことは絶対に思わないでしょうと思うんですね、私がそうですから。<br /><br />　まあ、この後においてそういう核戦争が、え～、あるとすれば・・・・まぁ、神の意志だと受け取りますね。・・・・・・起こるとすればやっぱり、う～ん、神の摂理だと思いますね。<br /><br /><br />その２９　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track029.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　私どもカトリック・・というものは、３００年のあいだもですねえ、いろんな弾圧を受けながらも、やはりほんと神様というものを本当に芯から認めておったればこそ、地下にもぐったり、そしてずーっとその信仰を守り続け、そのあいだ、神父様がおるじゃなし、なんも教えも時にはなかったけどその魂から魂に、受け継がれたその神様のその、愛ていうものはね、ずーっと続いておっただろうと思うんですよね。<br /><br />　そして耐え忍んで、まあ、どうやらこう、まあ、もう普通の暮らしが出来るようなった時にまたこうした大きな試練を受けたということ。しかもそれがまた、私たちのその浦上にまた下されたということ。<br />　これはわたくしはね、やっぱし大きなお恵みをね、やっぱ神様が下さった。そうした、あんた、私たちが、あの大きなまあ試練というかお恵みというか、それを受けて、それ耐え忍んで、まあいくことによって、世界の平和がね、本当に達成されるとなれば、本当にあの～、死んだ方たちも、もって瞑すべしと申しましょうか、本当にあのう天国でねえ、ああよかったと思いなさって下さっているだろうと思うんですよねえ。<br /><br />　信仰者としての、気持ちとしては、ま、そういうところでございますよ。<br /><br /> <br />その３０　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track030.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　神様がですね、よりにもよってですね、この信仰厚い浦上の、土地にですね、原爆を落とされたと。<br />　これは米軍がこれをやったということは、これもやっぱり神様のその心じゃなかったかと。<br /><br />　昔のね、信仰の深さ、信仰に基づいた、生活、これが果たしてその信者が、そのまま受け継いだ生活様式、あるいは信仰なりを、そのままを受け継いだままの状態で、あったかと。<br />　そこを考えてみるとですね、これは神様のひとつの試練じゃないかと。<br /><br />　浦上の信者を目覚めさせなくちゃ、いけないという神様の、心じゃなかったのかなあーと。<br /><br />]]></content:encoded>
  </item>
    <item>
    <title>広島・長崎の被爆者の声（３） （９枚目のＣＤの１１から２０まで）</title>
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    <description>　その１１　音声を聞く　２度と戦争してはなりませんわ、絶対に日本全国民がね、戦争にはね。　立ち上がって反対にしてもろうてね、そういうように巻き込まれんように。これだけは私 ...</description>
    <pubDate>Fri, 14 Jul 2006 11:39:43 +0900</pubDate>
    <category>メロウ伝承館（広島・長崎の記録）</category>
    <category>ヒロシマ　ナガサキ　私たちは忘れない</category>
    <content:encoded><![CDATA[　<br />その１１　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track011.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　２度と戦争してはなりませんわ、絶対に日本全国民がね、戦争にはね。<br />　立ち上がって反対にしてもろうてね、そういうように巻き込まれんように。これだけは私は、ほうじゃけえ、若い人に言うておきたいんですよね、ん。<br /><br />　どういう事があってもこの戦争というものは、ん、決して利益になるんじゃない。そりゃ利益なるのは産業界のああいう人、一握りの人が、ええだけのもので、あとは絶対にええ事はないんですから。<br />　ほいじゃから泣くのは誰でもない、みな我々がね、泣いてこんにゃならんのじゃから。<br />　<br />　どういう事があっても、戦争へ巻き込まれるようなことをしちゃな２度と…再び、戦争だけは、してもらわんように、政府がどのように言うたけんいうても政府に負けたらいけん、その時にね、負けてはいけない。<br /><br /><br />その１２　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track012.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　とにかく戦争はせん、止めてくれた方が一番いいですね。ほで、まあ人間の殺し合いこは止めてくださるように、それをお願いし、原爆は２度もね、使わん、つこうてはいけん事です。<br />　え、まあ、戦争いうものはこれでこの世で、はあ止めたらどうでしょうかと思うんです。止めた方が一番いいじゃないかと思うんですね。<br />　そうでもやっぱり国民がやっていかれるんじゃないんですか。<br /><br />だから人間殺しあいこはね、殺したりするのはぜんぜんね、それはね、本当に止めてくださった方が。<br />　お願いですね。<br /><br /><br />その１３　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track013.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　戦争は悲惨であるからね、そうゆうものは避けなくちゃいけないと。それは後世の人にもしっかりひとつ言い聞かせたいと。<br /><br />　ところがその避ける方法は何であるかと、我々はそのー自分が軍人（陸軍中将）であったから、えー言うわけじゃないけど、そうじゃなくたって我々は言う。<br />　戦争ってものを避けにゃいかんから我々は、え、しっかりとした兵器を造るということに努力をしたんで、守りがなければですねそりゃあの、相手がつけこむんだからね、だからあのそれに対して手ごわいぞっというだけのものは持っておらにゃいかんと。そのための守りというものはぜひ必要だと。<br /><br /><br />その１４　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track014.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　もう私は二人の子供を二人とも自衛隊にいちよう（一応）いれました。あの、あのう徴兵制度とか何とかいうことも、いちよう（一応）あってもいいんじゃないかなと思いますね、え。<br /><br />　戦争はあっちゃならんですけどね。何の下地もなくてすぐ（に戦う）いうわけにいかないでしょう。<br />　絶対ないとはねえ、あってはならんことですけどね。<br /><br /> <br />その１５　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track015.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　平和平和いうて平和はね誰も人間もう１０人が１０人唱えん人は、ひとりおらんと思うね。<br /><br />　だけどわたしはねえ、原爆に遭っておるからこそね、あのなんだ、もう原爆は使用してはならないけど、あの用意だけはして欲しいとおもうね。<br />　番犬のね恐ろしいのがひとつおればね、あそこの家に行きゃ大きなあの番犬がおるきゃ、あれが噛み付くかわからん言えばね、そこを通りのいて人は行くですよ。<br /><br />　そやけど何にも無防備でね何にもしてないとこを来ればね馬鹿にしてしまうですよ、ん。国はこまいし、私らは原爆にあっていい経験じゃないですか、もう日本にゃ原爆でも持って欲しい思う。<br />　う、でもね、使用しては絶対ならんよね、ならんけど。<br /><br /><br />その１６　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track016.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　最初はね、そういうことは2度とあってはいけないっていう気持ちだったんですよ。<br /><br />ああそう思うのが当然なのかもわかりません。でも、そんなにもその、政府だとか世間の目が冷たいのでね。自分たちがもう原爆を受けて、それでそういう悩みにならないと、みんなは分かってもらえないんだという、そういう気持ちになるほうが大っきいんです。<br /><br />　そういうことからして、ん原爆をもう一回落としてもらったほうがいい、みんな被爆者になればいいんだってそういう気持ちが大っきいんですね。<br /><br />　そうなること以外になんか解決がない、分かってもらえるあれがないいう気がするんですね。<br /><br /><br />その１７　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track017.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　まあ、あちこち戦いがありますね、そこへ原子爆弾落としたらいいような気がするんです。それとね、もひとつはね、日本自体がね原爆を持ってね、相手国に落としたらいいじゃないかって思うんですね。<br />　<br />　そしたらね、初めてね、原爆を受けたね苦痛が分かるだろうしね。注目がねそこに行くだろうし。そしてやっぱりあの、こういうことはね小国だけがねぐずぐず言ってても取り上げられないんだろうからね。大国がね、その目に遭えばね、それだけの処置をとるだろうしね。初めてあの、世界中がね大きな目を開くんじゃないか。<br />　なんかね、日本が持てばいいのに、っていうふうな、まあ空恐ろしいことを考えたりするんですね。<br /> <br /><br />その１８　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track018.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　まあ私が専門が物理なもんですから、原子爆弾そのものに内容的には、あの普通の人に較べて比較的詳しく知っている立場でありますし、それに、まあ私の場合直接、感覚的にもそれを経験したわけなんで、両方の意味で原子爆弾というものが現れたことの意味ですね、これはまあ非常に考えさせられましたですね。<br /><br />　それと、もうやはり人間の社会の動きというものは必ずしも理性的には動かないものなんですね。非常に奇妙な政治の自身としての運動だったり、また兵器を作りますと兵器自身の物としてのひとつのロジックと、運動があるんですねえ。<br />　そういうことの怖さを感じますのと、人間がああいうことをやってて、ついに自滅に至るんだと、いうことに気付く前にそういう自滅的な戦争が起こらないで間に合うだろうかどうだろうかですね。<br />　多少楽観的に過ぎるかもしれないけども尚且つフィフティフィフティぐらいだ、生き残れるかどうかという点、楽観的に見てもフィフティフィフティぐらいしか考えられない。<br /><br /><br />その１９　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track019.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　あはっ！まあ「愚かな者よ　汝の名は人間なり」言いたくなりますね。え、はっ、はは。<br />ほんと人間ぐらい馬鹿はおらんね。ああやって原子爆弾だなんて、こら牛や馬がしたんじゃないすからね。人間がやったんですからね。　はっ、はっ。は、<br />　私一寸、唄作っとるでね、へっへっへっへっ。一寸貸してごらん、へっ、<br /><br />　原子爆弾　水爆と　よいよい、<br />　頭痛めてえ～造るけど、地獄行～き～の～お薬とー、狐や狸が嗤って～るさのよいよい、<br />（炭坑節のメロディ）<br /><br />　はっはっはっは。私が作った。どうもあほらしくてあほらしくてことになりませんわな～。<br />　はいや、はっは、どう、ははははは。<br /><br /><br />その２０　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track020.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　そりゃーねーげえ、只迷惑をかけだっちゅうだけじゃないけ。あの長い間にね、支那の国民を痛めつけて痛みつけてね、どれだけ荒らしまわったか分かりません。こりゃね、何ぼ詫びても詫びれるものじゃなかろうと私は思いますが。<br /><br />　え、私ずーとこう武漢三鎮まで行ったんですがね、それから南京なんかの状態なんかを見ますとね、もうおー、チャンコロ（中国人に対する蔑称）がということでね、もう人間のうちに入れとらんのですんのう。軍刀の試し切りをやってみたり、そからまた、作戦に行って、日本の兵隊はもう悪の限りを尽くしとるんじゃけなあ。<br />女の子を、こう女引っ張って来ちゃのうおもちゃにするんじゃのう。<br /><br />　あれで罰があたらんていうのはねえ、ないですよ。　こりゃな人間業でないですけの、無茶やるんですけ。んまあ全く支那人は別嬪が多いですのう。作戦に行っちゃもう女狩りをして、それじゃけ帰って手柄話っていうのはなにかいうたら、女の話ばっかしよるんですからなあ。いよいよありゃいけん。<br />　いーまー（今）じゃーけ　あの日中国交回復いうてね、詫びて詫びれるはずがない。私というその業の深い人間はねえ、とてもじゃないその尋常一様ではね、ええもう死なれるような問題じゃなかったと。<br /><br />　もう親に対してもね、ええ不孝の数々を重ねておりますし。まあ戦争中も、支那、満州方面をかけりまわってね、悪の限りをこうしとるのが今生きておられるということはね、何かそのまだが、償いとしてやり残した仕事があるんじゃなかろうかと。<br /><br />　ええ原爆やね、もう恐ろしい目にも沢山遭いましたが、ああ、そうゆう事が、その私の経験としてよかったと、原爆を受けてげ原爆病で苦しんでも、生活を正しさえすれば、病気というものは即座に治るもんだということをね、今頃は私は商売みたいにそれを言いよるわけですね。一心にねえやりさえしたらね、誰でもこう健康になれるということがね、分かってきたですね。はあーただただ大変な教えがあるんだと。<br /><br />]]></content:encoded>
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    <title>広島・長崎の被爆者の声（３）  （９枚目のＣＤの１から１０まで）</title>
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    <description>　その１　音声を聞く　この時期から始まった戦後と呼ばれる年月は、被爆者特に直接被爆者、中でも近距離の直接被爆者が放射能の後遺症状によって時間をかけ緩慢に殺されていった歳月 ...</description>
    <pubDate>Fri, 14 Jul 2006 11:37:27 +0900</pubDate>
    <category>メロウ伝承館（広島・長崎の記録）</category>
    <category>ヒロシマ　ナガサキ　私たちは忘れない</category>
    <content:encoded><![CDATA[　<br />その１　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track001.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　この時期から始まった戦後と呼ばれる年月は、被爆者特に直接被爆者、中でも近距離の直接被爆者が放射能の後遺症状によって時間をかけ緩慢に殺されていった歳月、健康、家庭、生活のすべてを破壊された被爆者が政治、行政の無関心と人々の偏見と差別のもとで苦しんで生きた歳月です。<br />　しかし被爆者は生き抜き健康、家庭、生活を再建する道を通じて、さまざまな社会活動に参加する道を通じて自分たちが人間の歴史の中で、他の人々が果たすことの出来ない役割を担った存在であることに気が付き、自らを単なる原子爆弾被害者から原子爆弾否定者へ変えていったダイナミックな歳月です。<br /><br />　これらの年月を語ったお話の録音は「被爆を語る」のタイトルで全国９４０箇所あまりの平和資料館、国公私立図書館、大学、高校図書館などへ寄贈してあります。<br />　併せてお聞き取りくださることをお願いいたします。<br />　この作品では最後にお話を伺った時、被爆者が明かした胸の内、広島の言葉、長崎の言葉を聞いていただきます。<br /><br />　<br />その２　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track002.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　何とも言えないそのー患者を診まして、気の毒な、若い人が亡くなっていくのをねー、忍びられん（忍びえない）ですなー。<br />　許せないって事ですな、絶対に許せんですなー。<br /><br />実際を目の前に見て治療してなんする者（看取る者）にとってはね、絶対的にね人道的に許せませんね。<br />（（原爆を）二度と許せないではないのではない、一度目を許せないということですね？）<br /><br />　そうゆうことです、そうゆうことです。・・・・・・・・こりゃいけませんなー。<br /><br /><br />その３　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track003.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　もういや、憎い。　憎い、とにかく憎い、ん、憎いゆうことしかひと言に言えんね、ん。<br />　今からね、どうように（どれほど）のびていくもんやらわからんが、芽を止めてしもうて、永久に芽を止めたんじゃけ。<br />　　<br />　はぐいよ（はがゆい・くやしい）、憎いよ。言う方が悪いか知らんけど非国民といわれるかも知らんけど、ほんまいやよ。<br />　原爆もいや、戦争もいや、何にもいや。それさえなかったら子供も主人も死にやへん。<br />　つまらん戦争するからじゃ言いたい。<br /><br /> <br />その４　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track004.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　若輩の頃にですね、こうゆう悲惨な思い、本当に悲惨としか言いようがないんですよね、こうゆう体験をしたっていうこと自体が。<br />　だから、こうゆう事ね２度とねー我々子供の時代にね、繰り返したくない受けさせたくないという気持ちでいっぱいですね。戦争自体がですね。<br /><br />　まあすでに、ベトナムやなんだかんだやってますけど、もしなんかの間違いでこれが核戦争になれば、おそらく広島、長崎の段じゃないと思うんです、現在のこの核の威力というものから推定するとですね、もっともっと悲惨なものになるんじゃないかと思うんですね。<br /><br />　これはねえもう絶対にねえ禁止とか何とかの生ぬるいそんな問題じゃないですわ。<br />　使ったら必ずその使った人間が滅びる、もうこの、１回使えばおそらくこれ全世界の人間が死滅しますよ、地球の破壊ですね。<br /><br /><br />その５　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track005.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　原爆というヤツはね、その地域におるものをね、全部虐殺するわけだね。まあ非戦闘員だよね、昔の戦争だったらあのう侍だけがするわけだ。で同じ侍でもこんだ大将どうしの一騎打ちみたいなことで、勝敗を決する、決めるというようなやり方もある。<br /><br />　ところがね、今の原爆のヤツはね、あー女子供赤ん坊ありとあらゆる生命、そこの地域におった生命をね、全部その焼き殺してしまうということはね、とてもそりゃあの残酷な戦争の仕方と思いますよ。うー、<br />　そういう兵器はね、こりゃやっぱりあのやめるのが本当じゃないか。<br /><br />　うー、戦争でもね、ちゃんとあの戦時国際法とかね平時国際法、国どうしの戦争でもね、ちゃんと戦争それ自体にやっぱりひとつのルールがあるんですよ。<br />　今の原爆なんていうのはその戦争のルールには全然もう合わない。ね。<br />　その手段をもう選ばないという、これはやっぱりその人類としてね、人間としてねこれはあの許すことの出来ない武器だと私は思いますよ。<br /><br /> <br />その６　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track006.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　原爆の恐ろしさというものをですね、ま非常に観念的に捉えてる人が多いわけですね。<br />　実際にあの原爆の真下にあった人はですね、これはもうこういうものが再びこの世の中に使われてはいけないということはもう骨の底から感じてるわけですね。<br /><br />　え、そうゆう連中はあまりその表面だった今は運動をむしろしていない、ですけども、その、ああゆうその～方法というものはこりゃもうどうゆうふうにしも人間が使用することのできないことをしたわけですから、もう少し本当のことがわかった人の原爆禁止運動になってもらいたい。<br /><br /><br />その７　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track007.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　たとえ、許されたにしても原子爆弾を持っていって敵討ちしようなんていう考えは毛頭ないんですが、それほど実はその残酷なもので、これはまあどうゆう人間に対してだって、やはり人間が人間に加える加害としては、あれほどその残酷なものはないんじゃないか。<br />　殊にああいうもの持って脅かしあったり、あるいはああいうものの傘の中に入っておりゃ安全だといったような、そうゆうその気持ちを持つことは、お互いにこの、これを根絶するようにしなきゃならんもんだ。<br /><br /><br />その８　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track008.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　核積んだ船が日本へきとるじゃないですか。そりゃ事前協議があったなんのかいってうまいこと言いよるけどもな。実際にゃ、わしゃ、きとる思いますよ。<br />　危険なもの２度とわしらは２度とこういうことをさいしとうない物をもってきとるわけでしょ。それを反対するのは当然でしょうが。<br />　わしゃ社会党でも共産党でもなんでもないですよ。被爆者自体の声ですよこりゃ。<br /><br />　実際に体験したもんが、こんな事はさしとうないから私はそれを反対するわけですよ。<br />　共産党社会党何にもありゃしません。<br /><br /> <br />その９　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track009.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　自分の国を守らにゃならん、いうのは口当たりのええ耳当たりのええ言葉なんですけど、自分の国を守る言うてから、守れば200万も300万人もの死傷者が出ますですからね。<br />　このことを思うと、ああ国は守らんほうがいいです。占領したいとこへ占領さしてから、だまーって応答したほうが、かえって国民のためになるんじゃないかと。<br />　自衛隊のあの軍人さんなんかはそれ仕方がないでしょうけどね後方で死ぬる人ですね、赤ん坊から年寄りね、女の人、こういう（ような）人のことを考えると戦争してから自分の国を守る必要ないと思います。<br /><br />　国を守る守るいうておられる人は、その死傷者のことは考えんのと思いますよね。<br /><br /><br />その１０　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/9/track010.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　本当にこういうむごたらしいことが２度とあっていいんだろうかと。<br /><br />　国家間でいろんな亊ございましても、勿論当時の為政者は最大限に100％以上に外交折衝して平和を保ついうことは勿論やらなくてはなりませんけど、それがどうしても容れられないという場合には、躊躇なく占領されることを選びます。　<br />　<br />　戦争はいやだ。<br /><br />]]></content:encoded>
  </item>
    <item>
    <title>広島・長崎の被爆者の声（２）  （８枚目のＣＤの３１から３７まで）</title>
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    <description>　その３１　音声を聞く　おじと二人で夜道歩きながら、その、おじが、も、これから先、ここから向こうは自分の田んぼだから、とか、もし父にもしものことがあっても心配することない ...</description>
    <pubDate>Fri, 14 Jul 2006 11:32:15 +0900</pubDate>
    <category>メロウ伝承館（広島・長崎の記録）</category>
    <category>ヒロシマ　ナガサキ　私たちは忘れない</category>
    <content:encoded><![CDATA[　<br />その３１　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track031.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　おじと二人で夜道歩きながら、その、おじが、も、これから先、ここから向こうは自分の田んぼだから、とか、もし父にもしものことがあっても心配することないとか、そんなこといろいろ言うんですよね。<br />　それでも、そんなに父がもう危篤の状態だちゅうことには思い当たりませんで。そいで、おじのうちまで行きましたら、もう、それこそ特有のなんですか、斑点と、もう、髪の毛が抜けるしですね、も食事は喉通らないし。<br /><br />　そしてもう伯母が、とにかく自分達がやっても、も食事受け付けないから、も、お前がやったら少しは喉が通るだろうちゅうこと。<br />　それで食事をさせようと思っても、もう、なんちゅうますか喉から次々に、ちょうど言えば、肝臓みたいなですね、塊みたいなのが、もう次々上がって来るんですよ。そいでもうしまいにはとうとう箸でつまみ出そうとしても、もう出てこないわけですよね。<br /><br />　そんな状態でもう苦しみまして。で、九月の三日、とうとう息を引き取りましたもんですからね<br /><br /> <br />その３２　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track032.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　そうこうしているうち九月の四日の朝が来て、そいで私は鏡に向かっていつものように、こう頭を梳かすんですけれど、ま試みに、ほんとにふっと試みに、あの、髪の毛をこう掴んでみたらば、掴んだだけこう取れたんです。<br />　それで私は、はっとする、もう一度こっちで掴んでみたら、また取れたんですね。そいでその時に、やっぱし来るべきものが来てしまった。<br /><br />　こう、お髭の真っ白い、あの、お医者様が、最善は尽くすけれども、あの、最悪のことを覚悟なさいと、いう風に、あの、言われたわけで、さて、一週間に、十日の命としたら、私は何をしなきゃならないかしら。そいであの、娘を呼んでもらいました。<br /><br />　で、只一言も、しっかり生きて行きなさいよということだけしか、まぁ彼女には言いませんで、言うことがなかったわけで。<br />そして彼女と別れて、だけど気持ちがもう、とっても動揺してましてねぇ。<br /><br />　だから古代の名僧や、あの高僧という人達が従容として死に就いた、ああゆう人達は、もうなんて素晴らしいだろう、私はこのまんま逝ってしまうのかな、私なんにも、なんにも私は、あの、残らないじゃないかっていう思いでね<br /><br /> <br />その３３　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track033.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　四日の夕方に、風呂へ入りなさい言うから、入らしてもろうて、もう上がろう思うてね、体を拭きよって、せなをこう拭こ思うて、タオルをこう、せなをこう後ろへ、こう掛けた思うたら、こう、後ろがどうかね、なったようにしたん。<br /><br />　それぎりもう動かれんようになって、そいでほかのも来てから、抱えてもろうて、そいで母屋の方へ連れて、寝さして貰ろうたぎりす。<br />　隣の間で、ぼそぼそぼそぼそ、ね、まぁ、あたし、ここ寝とると、あっち、襖ひとつ向こう。小声で言いよるじゃろうけど、あたしゃまだ意識はしっかりしとるし、耳やてまだ、ぼやっとしとっても聞こえるんですよね。はぁ、もう死相に変わってきたし、脈も、はぁ、止まってから、あれするすけ。今晩何時じゃろう、ようもてても12時くらいじゃろ---まで持てんでって、言いよるけん。　隣で話をするんでしょ。<br /><br />　そいで私はね、その時ね、あぁーっ、死ぬのが恐ろしいとも、死にとないとも思わんです、その時に・・こゆよなとこは来とうなかった。ここへ来て死ぬるんじゃったらね、<br />　みんなが死んだ広島で死にたかったのう、<br />　みんなが死んだ広島で死にたかったのう。<br /><br /> <br />その３４　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track034.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　九月の五日の晩でした。その時に、これはもう最期だなという覚悟をしたんです。と言うのは、もう意識が朦朧となるのが、自分で分かるんですね。<br />　深い・・・　ずーっと底知れんとこへ落ちて行くという実感ですね。これは、明日の朝まで、もてるか、もてんか分からんという覚悟をしたんです。<br /><br />　それで夜の夜中ですが、うーん、一言（ひとこと）工場の人にお礼を伝えて欲しいという気持ちがあったもんですからね、誰か呼べというようなこと。来ましてね、「しぇんしぇい、どうされたんですか？」言よるから、「いやぁ、残念ながら、もう最後じゃ、意識が朦朧となるのが今日は分かる、はっきり分かる。<br />　で、明日の朝になって口が利けるかどうか分からんから、利けるうちに、一言お伝えを願いたい。他ではないが、ただ長いあいだ皆さんにお世話になりました」ということの一言、それだけ。<br /><br /> <br />その３５　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track035.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　長女は九月の六日に亡くなりました。もう、そりゃあもう非常な苦しみかた、白血病というのは、ああいう風に苦しむんだと、後になって聞きましたけれども。もう殺して頂戴、殺して頂戴と、言うぐらい苦しみました。<br /><br />　そいでもう、体中に蚊が刺したようなねぇ、斑点が無数に出ましてね。亡くなった時には、涙まで血の色をして、４０度を越える熱と、血便とで、もーぅ、ずいぶん苦しんで亡くなりました。<br /><br />（しばらく無言）そのうちに突然手を振り上げてね、どうしてこの呪いの光線を知らしてくれんかったか、って、一声言いました。<br /> <br /><br />その３６　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track036.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　すぐ主人は、その、新興善の病院<span style="color: #CC9900;">《小学校に設けられた救護病院の一つ》</span>に行ったんですよね。<br />　ほしたら新興善の病院ではですね、も斑点が出て髪の毛が抜けかかったら、もう治療の方法はありましぇんよちゅうて追い返されとっとですよね。<br /><br />　ほいでもうしゅーんとして帰って来るでしょ、ほいてからもう、一月経った日に、あの、和尚さんを呼んでですね、母や子供達のあのぅお経を上げてもらいよったんですよ。<br />　自分もですね、阿弥陀経を口の中で、ずーっと言よったんですけどね、「お婆ちゃんや、たかしが迎えに来たよ」と言ぅ、もう言うた時は終いだったんですね。<br /><br />　もう主人が死んだときは、もう生きる気持ちはぜんぜんありましぇんでした。四人の子供が死んでも主人がおればですね、何とかなるだろうと思って、それだけで気が張っとったんですけど、その後はもう一緒に死にたいという気持ちだけがいっぱい。<br /><br /> <br />その３７　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track037.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　被爆してから、ちょっとした空き地があったら、こう穴を掘って土饅頭ができてるんですよ。結局死体を埋めてるわけなんですよね。埋めて土をかぶしてるから、こう土饅頭になってるわけ。<br /><br />　ほすとその土饅頭のうえに月見草が咲いてるのがねぇ、丈は伸びてねぇ、ほしてこんな大輪なんですよ、花が。それがねぇ夕方になったら、こう土饅頭の形にこーうなって月見草が咲いてるんですよね。それ見たら、もうぞーっとなってね、あんなに好きだった月見草がいやになりましたね。<br /><br />　あの下に死体があって、その死体をね、死体の栄養吸い上げてあんなに大きな大輪が咲いてるんだなぁ思ったら、なんかその月見草が。<br />　可憐な月見草なんて面影ぜんぜんないんですよ。こんな大きなね、大輪の月見草が咲いてるんですよねぇ。<br /><br />]]></content:encoded>
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    <title>広島・長崎の被爆者の声（２） （８枚目のＣＤの２１から３０まで）</title>
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    <pubDate>Fri, 14 Jul 2006 11:30:59 +0900</pubDate>
    <category>メロウ伝承館（広島・長崎の記録）</category>
    <category>ヒロシマ　ナガサキ　私たちは忘れない</category>
    <content:encoded><![CDATA[　<br />その２１　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track021.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　母が気い利かしてですね、ベットの傍に全然鏡を置いて無かったんですね。自分でその姿を見たらつまらんと思ったんでしょう、気遣ってですね。<br />　そいで、雨の降る時なんかは、雨戸を閉めるようになっていたんですね。で雨の日でしたけど、起きて、座って何となくこう横向いたんですね。そしたらそのガラス戸で映ったんです、自分の姿がですね。でも、その時のほんとにショックですね。<br /><br />　私はあのう、カトリックですから信仰の精神て言うんですか、もう与えられた使命だと思ってですね。どうせこれがあのう、私に与えられたね、神様の十字架だから忍んで行かんばつまらんなあ、と思ってですね。<br /><br /><br />その２２　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track022.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　鏡をですね、あのう、拾って見た瞬間が絶望的なんですね、もう目が両方こう下の方に下がっているんですよ、瞼が。<br />　まあね狐みたいな顔になってしまいましてね、それでですね、見た瞬間私、鏡の、あのう切りっぱなしをポーンと捨てたんですよ。<br /><br />　まあ誰もそうだったでしょうけどねぇ。自分がこれだけ傷を負ってこの顔の傷をねぇ、世の中にこれから先ほんと晒して行かんばならんって、絶望感ですね。<br />　２４歳で原爆受けた当時はまあ花の盛りだったもんですからねぇ。まあ人並みの、人並みであったかはまあ分りませんけど、自分ではまあ人並みにあったろうって、まあ誇りを持って居ったんですよ。<br /><br />　それがもう一瞬にしてそんなしてもう、まあ不具者になった訳でねぇもう、うすい信仰でありながらもですね、ああほんとねぇ、もうこれを捧げなければね、な～んかのやっぱし自分にも償いがあったのじゃないかね、これを耐えて行かねばならん自分の、まあ神の摂理やら思し召しだったということもありましてですね。まあ、捧げるもののですねやっぱり人間の弱さ、やっぱし、夜になればしくしく泣くことも何回かありました。<br /><br /><br />その２３　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track023.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　その頃からボツボツあのう外へ出て、散歩しだしたんです。もう空襲も無いって安心感もあったでしょう。<br />　で少しずつ目をね、こう押し開けながら、外の空気をつけて歩く習慣もつけなければ、あのういつまで経ってもね、元気出さなければいけないって言う事もあったんです。で散歩してました。<br /><br />　そのある日ねぇ、殆どねえ元気が出て歩いても目もフラフラするん言うことも幾らか少なくなってねぇ、やや元気が出た訳なんです。<br />　そいでね、井戸端をね一生懸命こう井戸の水を覗き込んでたら、今日はもう物凄くねぇ、はっきり見えるんです、顔が。そいでねぇその顔がね、あのう顔かたちが綺麗に見えるんですねぇ、お化けになったような顔が。<br /><br />　ほんでその時のねぇ、あのもうほんとにその時こそね、もう絶対にこれからね毎日毎日良くなるんだって自信を取り戻しましたね。<br />　もうほんとに絶対に死なないっていうような気がしましてね、その時に何だか自分でねぇ嬉しかったですねぇ。<br /><br /><br />その２４　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track024.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　医務室から帰って来る時に初めて、薄目を開けたら目が見えるんですねぇ、私の目が。<br />　そいでなんのことはない、その学校の廊下をずうと歩いたところが、学校の廊下に鏡が有った訳ですよ。それ鏡ということが気が付かないでですね、随分向こうからですねひどい人が来るなーと私も見たわけなんです。<br />　したらその向こうから来るんじゃなくて自分なんですね、それが。それでね吃驚してですねぇ、これが自分かと。<br /><br />　いやもう眉毛は無くなっちゃってるし、それから耳からですねぇ、この耳の柔らかいところから全部もう、真ん丸なっちゃってるんですから、パンパンなってるんです。それでそれにかさぶたを取って、それに油を塗ってるもんですから。その赤膚の出たですね、いやもうほんとにねぇ、見られない状態でしたね。<br /><br />　それで、その時にまあ私達よりも傷の軽い人達がですねぇ起きて、まああのその食事の世話だとか、その辺掃いたり片付けたりしてくれたまあ、戦友が何人か居るわけですよ。<br /><br />　そうしますとねぇ、そういう世話をしてくれた人がですねぇ、その翌日になると、その毛布が起きないんです。もう、この世の人じゃないんですよ。その傷の軽い人ほどそういう、結局見るに見かねて自分達でそのそういう世話をして呉れたんですけども。<br /><br />　それが、結果的にはその翌日は亡くなっとる、と。それが一人だけなら、あの人はっていう風に言いましたけれども。それがもう日を追ってですね、今日もだ、今日もだと言って。それでもう、私も・・・。<br /><br /><br />その２５　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track025.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　どっこも怪我しとらん、ほいから焼けてもおらんが、髪やぁこう抜けたわうちんとこ来たら「母ちゃん髪こうやっとると引き抜けるんじゃろうか？」言うて。<br />　「こうやったら坊主になる」言うて。ほいで、あんた可笑しいなぁ、あんたはどっこも焼けとらんのにこうやったら髪が抜けるんが不思議ななぁ。<br /><br />　それよりもまあ血をえっと吐いたわ。３合ぐらい吐いたろうよ。綺麗な血よ、その血が。始め、鼻血が出るようけど、ほいでこう紙をこう栓をしちみち、栓をしたら今度ぁ口い出るけん、どうしようかいうけん、あ、とうとうしようが無いけんの、ここ金だらい置いてあげるけんの、金だらいこうやっとりんさい。<br /><br />　そしたら口からでも鼻からでも出るけん、出るときゃ出たら止まるけ。「ほいじゃがのう、うちは血が出るんじゃけん、どしても死ぬるかも分らんしなぁ」「死にゃせんやぁまぁ、血を出るだけ出しんさい！」言うて。出すんと死ぬるんと同じ…。６時なんぼかに死んだ。<br /><br /><br />その２６　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track026.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　いわおは火傷しとったけどですね、あきらの方はまあ傷は脇の下にちょっとこの辺、傷があって。<br />　耳のところのちょっと切れとっただけだったですもんね。死ぬちょっと前にどんどん下痢してですね、あのう頭の毛も抜けてしまってですねぇ、弟の方はもう元気もんだったですからね。<br /><br />　痛かては言わなかったですよ。でもひどう堪えてですねぇ、２２日の日にですね、亡くなったんです。それから一週間後の２７日にあきらが亡くなったですもんね。<br /><br />　して、あきらはあのう言ってたですよ「具合の悪か時にはもうきちがいになるごとある」て。そしてひどうもう苦しがってですね「な～んて言われんとよ、もう僕はもう苦しか時はもう神経になるごとある」って言うてひどう苦しがりよったです。して歯茎なんかからも血が出てですねぇ。でこういう風な皮膚なんかもこう膨れてですねぇ、こう大きく膨れるんですよ、そこから血がこうもうね、噴き出すんですよねぇ。<br /><br /><br />その２７　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track027.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　そういう風でそのう血がそうして出ますでしょう、二人とも。だからあのう上の子供はお尻からも出てましたですもんね。<br />　「むくむ」いうことは無かったんですけどね。なんしろ、この肌の色がもう、なんだか変な色になりましてね。そして食べ物も思うように食べられないんですよ、そういう風ですから。ほんだから痩せ細ってしまいました。<br /><br />　そして私がそんなのを、洗いに下が川だったもんですから。川にその２７日の日ですけどね、それを下に川に洗いに行って、あがって来たら、上の子が亡くなっていたんです。<br />　２７日の午後１時頃でした。そしたら翌日にその弟の方がまたすぐ亡くなりました。妹も２８日に亡くなったんですけども。そしたら長男が亡くなって、小さい子だけ助かった。<br /><br /><br />その２８　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track028.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　「お母さん、鏡見せてちょうだいや！」言うて。ほんで「鏡はね、何処いったかわからんのですよ」言うて見せたら自分で恐れるからねぇ、ほいで見せんように「鏡が無いんですよ、原爆で何処へ飛んだんかわからんのですよ」「ほうねぇ」言うてからね。<br /><br />　ほいでまあ、そのなりーその次のじゃから２９日の朝ね、あのう「お母さんね、あのう今日だけじゃけんね今日限りじゃからねぇ、私しゃ先にね、参らしてもらいますから。お父さんもお母さんもね、後から参ってちょうだいよ」言うて。言葉はものすごうはっきりしとんです、ええ。<br />　そいでねあのう、ほいであのう今日限りじゃ、今日限りじゃ言うてからあのう、さあ、自分に分るんか知りませんがね。<br /><br />　で、そういう風にこう言うた思いましたらね「お母さ～ん、嬉しいね～～～」言うてね。あのう「仏様が迎えに来てくれちゃったよ」言うて「嬉しいね～～～さよなら！」して言うてから死んでいきました。<br /><br /><br />その２９　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track029.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　５人の子供でもふたりは行方不明になったし、２人の子供死んでも遺骨を１人も拾わんし、七つなるの女の子が最後まで患うとったんですけども。<br />　あれが８月末なったか９月初めなったか知りません、はっきり。死んで箱が無いで裏の方の家、潰れた所を箪笥の引き出し、拾ってその中で入れて学校の運動場のへりで焼いたけども。<br /><br />　やっぱりね、木が足らないし雨は降ったし半焼けしたのの骨、やあ、これどがんしようか私が朝早う行って、歩かれんのぶんのちんば足して歩いてみたら、骨が半焼けで子供が棒でこう突付きまわりようてから、この、そしたころが、今に考えると胸がちぎれるようにね、何処の国に行ったら我が子を会おうかなと思って。<br /><br />　いつまでも忘れよう思っても忘れられんし。行方不明のなって帰らんこともやっぱり死骸見んからあきらめることが出来ない訳ですよ。兵隊も何年経っても帰ってきたのこと聞くと。私の子供でも何処迷って居るんじゃないか、と。<br /><br /><br />その３０　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track030.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　８月の３１日の夜ねぇ、もうこんだ、凄う嘔吐しだしたんですよ、兄貴のほうが。<br />　ほいでもう、苦しい苦しいっていって七転八倒ですよね。そうこうするうちに、もうなんかひきつけみたいになっちゃって、朝方。それでもう死んじゃったんですよ。<br /><br />　ほで　その死ぬるちょっと前に姉のほうもね、「傷が痛いよ、傷が痛いよ」言ってて、姉がちょうど１時間ぐらい前に死んで、そいで兄貴は、原爆症ですか、そいでもってあの、死んだんですよね。その死んだ時に、ま、黒いあれがいっぱい、こう体じゅうにあったんですよ。<br /><br />　ほいでこんだ親父も結局寝込んじゃったんですよ、体がだるいからちゅぅて。トイレ行きたいからちゅんで。ほぃでやっと歩いて、そこまで行ってトイレ・・するかしないかのうちに倒れて、親父が二日の日に死んじゃったんですよ。<br /><br />　こりゃ大変だ、もうみんな、ほら三人も死んで行くし、僕一人になっちゃうから、お袋だけでも生きて貰わなきゃ困るからと思ってね。まぁ、その頃になったらね、だいぶそうゆうあの黒い斑点が出たら死ぬるってゆうのが分かってきたわけですよ。<br />　で、あの黒い斑点が出てるんじゃないのちゅて、こう見たらね、もうこのへんにこ（ぅ）黒い斑点、こうあるんですよね。<br /><br />　ま、僕も気が気じゃないわけですよ。そぇで、結局、まぁ六日の日に亡くなったんですよね、六日の夕方。で、そん時もやっぱりこういう黒い斑点がいっぱい出てて<br /><br />]]></content:encoded>
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    <item>
    <title>広島・長崎の被爆者の声（２）  （８枚目のＣＤの１１から２０まで）</title>
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    <description>　その１１　音声を聞く　どこぞで木拾ってこうよういうんで、あっちこっち木を拾いましてねぇ、それで掘っ立て小屋みたいなん建ててくれたんですよ。　ちょうどこの６畳の部屋ぐらい ...</description>
    <pubDate>Fri, 14 Jul 2006 11:29:56 +0900</pubDate>
    <category>メロウ伝承館（広島・長崎の記録）</category>
    <category>ヒロシマ　ナガサキ　私たちは忘れない</category>
    <content:encoded><![CDATA[　<br />その１１　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track011.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　どこぞで木拾ってこうよういうんで、あっちこっち木を拾いましてねぇ、それで掘っ立て小屋みたいなん建ててくれたんですよ。<br />　ちょうどこの６畳の部屋ぐらいの家建ててくれたんです。それも素人が建てるんですけねぇ。ええ具合になんか建ちゃしません。<br />　ただこう掘っ立て小屋、四角なの、ルンペン小屋みたいなの建ててねぇ。それに寝起きしよったんですよ。<br /><br />　雨は降るし、土砂降りには布団は濡れるしねぇ、下は土ぺたに持っていっておいとるんだから。布団はびっちゃり湿りが回ってくるしねぇ、気持ちのええもんじゃないですよ。<br />　こう幅の狭いの寄せ集めている板でしょう、その間から雨の露がみな上がってね、布団がみなそれを吸うでしょう。だから布団がじっとりしてくるんですよね。<br /><br />　それでも私ゃもう当分起きて座って、あれでもひょっとしたら戻って来やしまいかと思ってね、主人が帰ってきやしないか思って、座って待っとりよったですよ。帰ってきやしないか、もう帰ってきやしないか思ってね、待ちよったですよ。<br /><br /><br />その１２　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track012.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　火傷をした父にすぐ、その、弟のことが心配だから探しに行こうかって私いうたんですよ。しかし父が反対したんですよ。<br />　「危険だから行ってはいけない」と。<br />もし父が反対せんかったら私も探しに行っとるでしょうし、探しに行ったら恐らく放射能で命がなかったでしょうね。<br /><br />　まあ、弟のことが気になりましてね、私も。そのことばっかり思うて暮らしとったわけですが。<br />　夢の中へ弟が出てきてね、そして「一体、その、お前は、何処でどうなったんか」と。「兄さん、実は僕は己斐の蓮照寺という寺で死んだ」と。<br />　で、あわてて、その寺を探してみたんですがね、事実、あったわけでね。私、これには、まあ驚いたですよ。字まで教えましたね。<br /><br />　そこで、そのお経あげてもろうたりしたわけですがね。まあ、決してその迷信を信じるとかいうことではないですがね。<br /><br /><br />その１３　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track013.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　だから結局分からんずく。だからどうも葬式をする気にもなれんしね。そのうちまた、帰ってきはしないかという一縷の望みをもっとるし。<br />　かといってもう探すところは大体まあ周辺のなには、ここいらの人らがあまり行ったという話しは聞かんようなところは、みな探しましたがね。結局見つからん。<br /><br />　最後にちょっと落ち着いてから、市のほうになんですな、いろいろなこの資料をこう集めましたからね。<br />　それを見には行きました。行ったけど、それになにか書いてあるのがねぇ、みなもう当時のザラ紙の変な紙にね、いろいろな、まぁいろんな、まぁ紙に書いてあるのを見て「ま、これじゃあどうも手のつけようがないな、分からんな」思うのだが、なかには「男女不明」って書いてあるのもあるし、「推定何歳くらい、男」っていうようなんでしょう。<br />　それからもう、全然ね「これを見たってしょうがないな」思いながらも、まあ、ずっとめくりましたがねぇ、全部。<br /><br /><br />その１４　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track014.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　バラックを建てて、そこで食堂、小さい食堂を始めましたの。そうするとねぇ、６時頃になるとねぇ、もう暗いでしょう。<br />　隣いうても見えん、向こうの方の方でしょう。そして死人を焼くのが、学校で焼くのが、前ですからね。臭いはするし、ほいで、ガサガサガサガサ近所をね、人が歩くような、犬が歩くような音がすると、夜っぴいて私、子供を抱いて眠らんと座っていたことが何日でもあります。<br /><br />　それは恐い恐い思いをしました。電気はなし、ただの重油を貰って、あれに生地を少しこうはめて、少しの明かりでしのぎましたがねぇ。真っ暗でしょう。隣いうても声立てても聞こえるようなところじゃなしに、みんな掘っ立て小屋ばっかりでしょう。もうこうしてみると広島じゅうが一面に見えるんですもの。<br /><br /><br />その１５　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track015.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　雨がふりますと、またそうして雨が多かったものですからね。掘っ立て小屋いっても、ああなんですか、もう材木の、残った材木をたてかけたような。<br />　もうそれこそ人の住むような家じゃなかったもんですから。上からの崖から流れてくる水と、その下水が、もう掘っていませんでしたからね。埋まってしまっていますものですから排水ができなかったです。<br /><br />　とにかく蝙蝠傘一本でおばあちゃんと妹と三人ですね、もう本当にずぶぬれになって夜明かしした日もありました。で、もう夜が明けたら、もう夜具もびしょびしょだし、もう下駄はプカプカ浮いているしですね、もう本当に濡れて死ねるものなら、このまま三人息が切れるといいがな、といって夜を明かした日がありました。<br /><br /><br />その１６　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track016.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　焚く物がないんです。本当、あの焚き物がないほど辛いことはないですよ。下駄から靴からみな燃やしましたね。おくどさん（かまど）に。汚いもなにも言われない。<br /><br />　で、夜にね、どうしてもその明日焚くものがないから、どっかの木を盗みにいこう言うてね、盗みに三人が行くんですよ。毎晩。あのね、盗りにいかにゃあ、どこかにね、木をとりに、盗みに行くかんきゃいけんけど、昼、どこぞあるか思って見ておくんです。そして夜になるとね、それを盗みに行くんですけどね。<br /><br />　その保母の女の子いうのは、ものすごう利口でしたからね。で「おばちゃん、行こうや」いいますから、で、もう一人の友達と三人で行って、そしてあの風呂屋のね、薪を盗りに行くんですよ。風呂屋に積んでるんです。<br />　そしたところが、私が一番それが下手なんですよ。ほいでね、そろっと盗ろう思うのに大きな音をさしてね、崩れたりしてね、そいで「おばちゃんが一番下手じゃ」いうてからね、その女の子が言うんですよね。<br />　そいでその友達はね、やっぱりその土地をよう慣れているからね、どこからか大きな柱下げてきたりしてね、それを、くどへくべるんです。ほいで私らはないでしょう。じゃけん、どこからか、その盗んでこにゃ本当にないです。<br /><br /><br />その１７　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track017.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　「こどもが生まれるけ、来てくれ」いうて呼びにきますでしょ。それで、どこでうまれるかいうたら今の鶴見町の焼け跡におるんじゃ、いうていいます。<br /><br />　いうたところが、行くだけのことで消毒薬が一つあるわけじゃございません。鋏一丁あるわけじゃなし、糸が一つあるわけじゃなし、もう何も、綿も何もないんですからね。<br />　風を防ぐために屋根に筵みたいなものがあって、そこでですけんね。どうにもなりませんですよね。まあ、ほんの行って介添えするだけのことです。<br /><br />　ほいで、まあ介助してあげて、そして、バケツのの焼けただれやなんかでお湯沸かして、そいでようよう赤ん坊だけは洗うてあげたんですけど、あとの消毒することもどうすることもできません。そいじゃ人間というのはああいう時は病気も起こらないもんですね。<br /><br /><br />その１８　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track018.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br />　<br />　喜んでくれる人は、みな亡くなったし、女ばっかしだしねぇ。どうしてまあ祝おてやることもできませんし。それで出産しても、ちょっと一時間ぐらいは置いていたんですよ、産婆さんが間に合わないんで。<br />　私、長男が出産したいうたら喜ばにゃいけなかったんでしょうけどねぇ。あの時にゃ本当に、嬉しい、喜んでいいのか悲しんでいいのかねぇ、子供に対しては悪いんですけどねぇ。<br /><br />その１９　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track019.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　そいでもあのう、何とか一命を取り留めるようになりまして「鏡を見せて欲しい」って言っても「壊れて無い！」って言うんですよね。<br />　それでまあだんだん良くなりまして、あのう、家族の隙を見て起き上がってみたんですけどねぇあのう、そのね、鏡台なんか壊れて無いって言うのにでんとあの姿見ですから割と大きいんですよね。座ってるんですよねぇ、きちんと鏡台掛けも掛ってるんです。<br />　<br />　「な～んだ有るのに」って思って私その、這って、その鏡台掛けを剥ぐったんですよね。そうしますと、なるほど三分の一ぐらい残ってるんです。<br /><br />　で、私を写すのには充分残ってますのでねぇ、初めてあのう、自分を写してみたんですけど。まあ、当分信じられませんでした。で、まあいくら見つめていましてもねぇ、昭和２０年の８月６日の８時１５分までのほんとの姿を再び見出せることは出来ませんでした。<br />　<br />　国の為に善かれと、みんなが尽くしたその結果がですねぇ、現実の自分になろうとは、疑ってもいませんでしたのでね、ほんとに大きなショックでした。で、ましてあのう、女から美を奪われるっていうことは死にも等しいものだと言う事を、少女時代から青春代を迎える頃に非常にあのう、苦悩しました。<br /><br /><br />その２０　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track020.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　鏡を見たがっても、母も妹もどうしても見せてくれないんです。どうして見せてくれないんだろうかと思って。<br />　一度歩けるようになった時に、洗面所の所に行って自分の姿を見た時に、これが自分と思わなくて、誰か後に男の方がいらして、映ってるんだろうかと振り向いたら自分だけだったもんですから、もう吃驚して気絶した、と言うようなこともございました。<br /><br />　もう髪はもう、剥げてしまって全部抜けてしまって。顔はもう赤くなってしまって引きつって、ケロイドがもうできまして、もう、それこそ見られる姿じゃなかったんですね。<br />　もう。その時はやっぱり、言葉でこう言い表すことが出来ないようなショックを受けたんですけど。<br /><br />　今になって考えると、よくあの時自殺しなかったなあ、と言うような気が致します。こうあんまり小さい事ですけど、やっぱり。女性って言うのは顔を、あ、こう、可笑しくなると言うことは辛いことでございます。<br />]]></content:encoded>
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    <title>広島・長崎の被爆者の声（２） （８枚目のＣＤの１から１０まで）</title>
    <link>https://www2.mellow-club.org/densho/modules/d3forum/index.php?post_id=2744</link>
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    <description>　その１　音声を聞く　私のいとこの子がね、純心の二年生でしたかね、そこに挺身隊でいっていたんです。　その子はね、髪がね、きれいにとれてしまうのね。そしてね、自分の死を予言 ...</description>
    <pubDate>Fri, 14 Jul 2006 11:27:32 +0900</pubDate>
    <category>メロウ伝承館（広島・長崎の記録）</category>
    <category>ヒロシマ　ナガサキ　私たちは忘れない</category>
    <content:encoded><![CDATA[　<br />その１　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track001.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　私のいとこの子がね、純心の二年生でしたかね、そこに挺身隊でいっていたんです。<br />　その子はね、髪がね、きれいにとれてしまうのね。そしてね、自分の死を予言しましたよ。<br />　私にね「おねえちゃん、私の髪をね、きれいに三つ組みしてくれ」っていうの。　できないですよね。ただ少し残ったのがチロチロってしているだけ、丸坊主ですものね。<br /><br />　「どうして」っていったらね。「わたし、（わたしたちカトリックでしょ）、わたしね、マリアさまのところへ行くの、あした・・いや、あさって」って云いましたね。<br /><br />　「だからね、マリア様のところに行くから髪をきれいにさばいてね、三つ組みにして行きたい」っていうんですよ。「だって、あんたの髪はないよ」って言えませんしね。「そうね、きれいにしてあげよう」っていって、まあ櫛でね。櫛でこうすると少し残っていたのも抜けてしまうんですよ。もう本当に髪をこうするでしょう。しただけ、ぽそっと抜けてくるんだから。<br /><br />　そして、やっぱり自分が言ったとおり、あさっての日がきたら亡くなりました。マリア様の歌を歌って。そして静かに息を引き取ったんですよ。だからあの子は本当にそのまま天国のね、マリア様のこところに行っていると思います。<br />　「あらぁ、この子は自分が天国に帰る日を予言したね」って私たちは・・・・。<br /><br /><br />その２　　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track002.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　今になって思いますと、まあ浦上地区の方が大半だったせいなのか知りませんけれども、騒いだり、暴れたり、というような患者の方は、ほとんどおられなかったですね。<br />　やはり、朝夕、必ず食事の前には敬虔な祈りを捧げるとか。原爆の洗礼を受けたこと自身を、やはり自分に対する試練という風にお考えになっていて、もう非常に敬虔な静かな闘病生活といいますか、そういうことをやっている方のほうが多かったんじゃないかと。<br /><br />　それで夜回りに回りましても何か気味が悪いくらい静かな病室でしたねぇ。もちろん、あのうめき声といいますか、苦しさのために泣くとか、呻くという声はありますけども。<br />　それもその、耐えて、耐えて、耐えているんだけれども、どうしても声が出るという風な感じの声ですね。<br /><br />　従順で医者の言うこと、看護婦のいうこと、非常に忠実に、非常に大人しく、言われたとおり聞いてくださった患者の方が大半だったようですねぇ。<br /><br /><br />その３　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track003.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　私の隣には、田川福松さんのお嬢さんのメリコさんというのが寝ていたんですね。ところがメリちゃんがですね、もう夜通しお祈りです。あの人うちの生徒で一年生だったんですね。小さなまだ１３でございますよ。<br /><br />　そのお嬢さんがですね。もうマリア様への「めでたし聖寵満ち満ちているマリア　罪人なる我等の為に、今も臨終の時も祈り給え」って、もうそればかり夜通しです。<br />　そして、あのこの血を吐くんでございますね。その血がまるっきり黒い綿です、血綿なんでございますね。それをギョッ、ギョッ、ギッヨッと吐いては「めでたし聖寵満ち満ちているマリア」って夜通し祈りです。<br /><br />　それで電灯はございませんしね。それから光が一つもない真っ暗な中なんです。真っ暗ななかで祈りしてそして、あの死んでいかれましたけどね。<br />　苦しみを訴える人じゃなくて、みんな祈りの声なんですね。３８名みんなそこで亡くなりましたけどね、その人達の最後のきれいなこと、まるっきり聖歌を歌いながら子供たちは死んでいくんですね。<br /><br />　それをおとうさんやおかあさんが見るんでございますね。それで「ああ、娘は非常にきれいな最後を致しましてありがとうございます」という言葉を聞くんでございますね。<br /><br />　私はもうとにかく長崎の信者のすばらしさには本当にあの、これはあの私の１０年間の教育方針が間違っていなかった、これならばこそ、余計私たちは、それこそ、光を輝かしてあの・・・・<br /><br /><br />その４　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track004.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　トラックで顕微鏡積みましてね、それで衛生兵や看護婦さん連れて行って。そしてあっちこっちの防空壕の中にまだたくさん患者さん残っているわけですね。<br />　そういう人集まってきますから白血球数えてあげて、それで重そうな人は連れて行くと。まあ、そういうことをやっていましたけれどね。<br /><br />　私が一番こう印象に残っていますのはね、あの浦上の天主堂ですね、あそこへ行きまして、２０代前半くらいの女性だろうと思うんですけども、家族は全部死んだような話でしたけどねぇ。<br />　その人自身もう出血斑もう顔に出ているしね、もうそうは持つまいと思われるような人でしたけども、入院勧めたんですけどもねぇ、家族が死んだここで自分も死ぬんだと、どうしても離れないんですね。<br /><br />　まあ、一般にあの辺の丘は、まあキリスト教信者の方が多くて、まあ丘に居る限りはイエス様が守ってくれるけども、出ちまうとだめだと、まあそういうような考え方が相当根強くあったように思いますけれども。<br />　その人は、まあいわゆる迷信とかねぇ、そういう風な感じじゃなくてですねぇ、父も母もここで死んだんだと、私も死ぬならここにいますと、ご好意ありがたいけども結構ですからと、実にはっきりしていましたね。それで泣いたりわめいたりするような人は一人もいませんしね、見事なもんでしたね。<br /><br />　やっぱり宗教というものは強いものだなと痛感しましたね。あの当時の入院患者、外来すべての人がですね、死に際きれいだったということですね。嘆き悲しむっていうような光景は全然なかったですね。不平をいう人もいなかったなぁ。見ててね、非常に崇高っていう感じでしたね、みんな。<br /><br />　これはもう長崎市の人がね、後々に至るまでね、誇っていい事実だと思いますね、私は。 <br /><br /><br />その５　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track005.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　どんどんどんどん傷口が膿んでくるわけですね。で、あの表面だけでなくて、あの中身までこう膿んできて血膿がどくどくどくどく出るわけです。<br />　で、あのう首がもう動かせない、手も動かせない。で、足もちょっとやけどしています。で、仰向けに寝たままですね、手を胸の上にこう当てて、首も寝返りも打てない、足をちょっとこうひざを曲げて寝たっきりですね。<br /><br />　で、夏ですし膿んでこうドロドロドロドロ流れ出す、だから包帯を日にして三度も四度も換えなければいけない。それが非常にまあ、父と妹が換えてくれたわけですが、あの非常に臭いんだそうですね。<br />　それから、あのう、換えるのに包帯をはがすのが、もう痛くてですね、しばらく、もう痛むわけです。で、夜も痛んで呻いて寝なかった。父が「男だろう、我慢すれ」ってもう叱り飛ばしながら包帯換えたりしてくれていましたがね。<br /><br />　で、毎日その川原で死体を焼くんですよね。その煙が上がっているいう話が聞こえてくるわけです。で、自分もいつそういうことになるかなあーー思って心細い思いでしたがね。で、その心細いと同時に、それよりも、まずあの傷が痛む、走る、それがもう一番の苦痛でしたね。<br /><br /><br />その６　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track006.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　もう、そのときの治療は、今でも忘れません。<br />あの、このケロイドの上に薄皮が張るんですね。その薄皮が張ったら大体痛みが、まあ痛いことは痛いけど、その薄皮が張っているものだから黙って。痛いっていえば痛くないわけですよ。<br />　ところがその薄皮を病院にいったら「バッ」と剥ぐんですね。薄皮を剥がれるときがね、も、本当、この世の地獄でしたね、生き地獄。<br /><br />　ああもう戸板にかつがれるときはいいけども、降ろされたまではいいけども、お医者さんがあの、ピンセットっていいますの、あれ見たら、いきなりまあ、ああ、何んと言うていいかね、もう本当、この世の地獄だねって。<br />　これを何時までこの痛みはあるんだろうかって、泣かないけどね、悲鳴を上げていましたよ。「ぎゃあ」とね。痛いんですよ。「バァ」と剥ぐんだから。みんな。先生が鬼みたい。<br /><br /><br />その７　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track007.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　座敷に蚊帳を釣って、寝せてもらったまんまでした。もう、足は腐るし、蛆はわくしですねぇ。<br />　私のすぐの妹になるのが５才か６才だったですけど「アンチは臭か、アンチは臭か」といって座敷にもぜんぜん来なかったんですよね。自分ではあまり臭いはせんとですけどね。<br /><br />　それで私がやっぱり治ったのは、はじめまだ馬の油がよかとかいうんて、馬の油をつけてくれたりなんかしてたんですけど、そんなのも、もう範囲が広いもんだからですねぇ、間に合わんし。それからビワの腐れがいいだろう、茂木ビワ 俗にいう、あれの腐ったのがいいことも聞いてそれもしましたねぇ。<br />　柿の葉っぱとスルメと煎じて飲んだり、柚子とスルメと煎じて飲んだり、いろいろしました。<br /><br />　しかし、一番飲みにくかったのは山桃の皮が一番飲みにくかったですよ。私は飲みきれなかったですなぁ。もう苦かうえに、イリイリイリイリ、口がいらつくわけですよね。<br />　これだけは私は飲みきらず吐き出したですけどね。<br />それから「酢」。酢も、もう、でもそのおばさんが荒療治ばかりしてくれてからもう、そうガーゼを、こうしてですね。薬をつけて。<br />　そうするとそのバリッと剥ぐんですよね。「あ、痛っ」で泣くでしょう。「なんが痛かっ」ってなんて怒られて、みてみるともう真っ黒に膿のようになるのがこってり出たですねぇ。<br /><br /><br />その８　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track008.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　麻酔もありませんで。そして「やめてぇ」「やめてぇ」「もう痛いからやめてぇ」っていって。<br />　もう軍医さんは「やめたらお前は死ぬぞっ」って。「もう、死んでもいいからやめてっ」。<br />　それほど辛い痛い思いをして。もうガーゼも不足していた時代でしたんで。使ったガーゼを洗濯して、土鍋で煮沸さして、それを私の傷口に、もう薬がないもんだから、食用油に浸して、割り箸で父が、その傷口に詰め込みました。<br />　<br />　それで昨日入れたガーゼを抜き出すときの爛れた肉がついてきて、もう皮をむしられる思いで、朝の来るのが辛かった、そういう思い、今も身震いします。<br /><br /><br />その９　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track009.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　「こんな苦しければ殺してくれ」っていうようなことをですね、いっておったです。<br />　全然その動けることできなかったわけですから。咳が出ていても、それを喉に痰が詰まって、それを自分の力で吐き出すことは出来ないっていうようなことで。<br />　２回ほど息が止まってですね。なんですか、もうあの世まで行ったっていうようなこともあるわけですね。<br /><br />　その当時おられた、その病院の先生とか看護婦さんですね。また身内のものまでもいっていたけど、私が助かるというようことは誰一人としていっていなかったし、私自身ももう苦しくてですね、もう「殺してくれ」って言うようなことも盛んにわめいておったわけですから。<br />　ま、その間の苦しみっていうのは、本当に実際にそれにですね。あったことがない人は本当に知らないと思うんですね。<br />　その私の傷っていうのも、後ろから行って背中の方が全部、腰がバンドしていただけ残っただけで焼けているしですね、うつぶせに寝たっきりだったから胸のほうが全部床ずれでですね、傷だらけになっているし・・・・・<br /><br /><br />その１０　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/8/track010.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　早く言えば倉庫みたいなところでしょ。ただ、だから屋根があって柱がたっとるいうだけのとこですよね。<br />　それで私のおばあさんがねぇ、なにいうことなしに蚊帳もってでとったんですよ。蚊帳をおね。そしてその蚊帳が結局家でしてね。そして、あの薮蚊にも刺されませんしね。それで私も怪我しとりましても、蛆もわかんと済んだんじゃろう思うんですよね。<br /><br />着るものいってもないですね。<br />　まあ背中が焼けとりますからね、着られもしませんしね。で、鍋釜ないですからね。で、何処からか缶拾ってきて、それで芋の茎やらね、なんかこう焚きましてね、昔のその、それこそ原始時代の生活ですよね。<br /><br />]]></content:encoded>
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    <title>広島・長崎の被爆者の声（１）  （７枚目のＣＤの３１から３６まで）</title>
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    <pubDate>Fri, 14 Jul 2006 11:24:33 +0900</pubDate>
    <category>メロウ伝承館（広島・長崎の記録）</category>
    <category>ヒロシマ　ナガサキ　私たちは忘れない</category>
    <content:encoded><![CDATA[その３１ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track031.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　そしてね、「起してくれー、寝かしてくれ！」って言うの、とても大変なの、辛かったんでしょう。「寝てるのが辛いから起してくれ」って。でも、この辺みな、あのう、火傷されてますので持つところが無いわけ、で、頭の先をちょっとこう持ってね。あのう、起こしてあげるの。背中は全部焼けてらっしゃるの、グシャグシャだから。それで、あのう、起してあげましたらねぇ、ものの１分も経たない内に「寝かしてくれー」って。ほいで起してあげたり、寝かしてあげたりね。<br /><br />　そんな、あのう、重傷者が亡くなられるっていうのは、まあ、私も、あれでしたけどねぇ。そこに３人兄弟の坊やがね、昼は、あのう、あのう、撃剣ごっこをやって遊んでどんどんしてたのがね、夕方パタッとおとなしくなっちゃったんですよねぇ。して見たら、それがね、あのう、死んでいるって。あら、どうしたの今坊やは大騒動をしてたのにねって。<br /><br />　なんかこん度の爆弾に遭った人はね、こういう状態でみな死ぬみたいですよって言ってまして。で、みんながみな怖がりますしねぇ、いつ自分の番になるかと・・・。<br /><br /><br />その３２ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track032.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　「痛いよ、痛いよ、痛いよ、痛いよ」言うて、暑いとか痛いとか言われてみなさん寝ていらしたんですけど、介抱の方もですね、色青ざめて、患者さんも亡くなられ、今度また付き添いをしていらっしゃる方も倒れられる。<br /><br />　「おかしいね、この、お母さん、病気がおかしいね、付き添いした方がねぇ、患者さんより早く亡くなったらね、患者さんはどんななるんのやろうね、お母さん！」って言うてたら、お隣のお爺ちゃんがですねぇ、目からと耳からと鼻からと、あのう蛆が出てくるんですよね。あんまり可哀想だからピンセットでこうしてあたし取ってあげてたんですよね、「痛い！」って言うてあったから。<br /><br />　ほたらもう、お母さんが「隣の人もいいけどねぇ、おまえ、お母さんにも蛆がね、えー、付いてるよ」って言いますもんですから、私、ひょっと腕を見ましたら、やはり火傷、ケロイドですかぁ。ああいう風な火傷、こうしてるのにですねぇ、やはり蝿を生んでるんですよね。その蝿をピンセットでもう、こんなして１つ１つ取ってあげてですねぇ、腕を扇いでやったりですねぇ。<br /><br />　もう、そうこうしてる内に私も、自分の、身がですねぇ、もたなくなりまして具合が悪くなりましたけどねぇ。みなさん、やはり全部、全員て言う程、亡くなられましたんですよね、300人が。<br /><br />　そのうちに、母と私だけが生き残ったんですよ。で、あ、もう、二人だけ生き残ったけどぅ、もう明日死ぬんじゃなかろうか、明後日死ぬんじゃなかろうか言うて。<br /><br /><br />その３３ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track033.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　バケツでね、消毒液を浸してね、ガーゼを貼っていくんですよ。もうそれこそ廊下もトイレも全部患者が寝とるんですよ。でけ、それ全部、あのうリバガーゼを作ってね、貼って行くんですよ。それで一日掛るわけ。明くる日はそれを取っていくわけ、取っていった端からまた貼り替えるわけ。<br /><br />　それから蛆が湧いて、傷から黴菌が入るでしょう。切断ですよ、こんだあ、手や足を。もうほんとに重症はね、もうほったらかしやったですよ。もう、蝿がいっぱいもぶれてねぇ、私ら通ったらパアー蝿がパアーと立ってね。ほいで、もう、通り過ぎたら蝿がまたシャーと寄って来る、蝿むぐれ。だから蛆がなんぼでも湧くんですよ。<br /><br />　原爆症、が出るとね、あのう、下痢するでしょ。ほで、あのう、出血するんですよ。ほいで、もう赤痢じゃないか思うてね、隔離したんですよ。私らも赤痢なっても困るしねぇ、手、みなさんの手、あのう、世話が出来ないから。ほいけ、隔離してもそのままなるでしょう、気の毒でしたよねぇ、そんなのはねえ。原爆症でそうなっとんのにね、分らんからね、まだそういう時は。<br /><br /><br />その３４ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track034.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　ううん、そらぁ、その日から治療ばっかりですよ、治療言いましてもあなた、衛生材料が、そう、充分に有りませんからねぇ。赤チン塗ったり、食用油を塗ったりする程度ですよねぇ。<br /><br />　来て直ぐ亡くなる方もありますしねぇ、ほしてもう、どう言うてええか、狂騒状ですか？、あのう、おらんで、おらんだり叫んだりする人も有るし、ほいから、ただ黙って寝よっていつ死んだか分らんよな人も有りますしねぇ。もう全身火傷で手の付けようの無い人も有りますしねぇ。<br /><br />　むしろ、中支の生活言うたらひどう、まあ、作戦が有れば、患者もドンドン帰って来よりましたけど。後先はひどう、そう、原爆みたいなこと無かったですから。内地の方が酷くて、あのう、野戦病院とか兵站病院の方が、そりゃあ、よっぽど、あのう、平穏でした。もう、そりゃあ、お話になりませんよね。ええ、地獄の絵巻ですよね。<br /><br /><br />その３５ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track035.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　コロコロコロコロ死んでいくんですねぇ、みんなねぇ、黒板にね毎日、死亡者の数を書き入れるのにね、もう５人、６人て書き込むんですよね。ほいで、もう、一教室に３列か４列ぐらいにずーと布団並べて寝てますけどね、看護婦さんを呼びに行くんですよ、したら看護婦さんはね、ガーゼを１枚握って駆けて来るんですよ。そしてもうね「良い所行きなさいね！」ってぽっと掛けてやって、そいでお仕舞ですよね。<br /><br />そうしている時に、妹も、とうとうそこで死にました。取りに来るのがねあのう、塵取車なんですね。一間丁度畳１枚ぐらいの、大きな、あのう、箱がこう上に付いた車なんですよね。して、あのう、おじさんこう引っ張ってね、そして、そういう塵取車が死体を運んでたんですね。空箱に妹がコトンと落とされた音をねぇ、あのう今でもほんと悲しいです。<br /><br />　したら、もう、１回に十何人ぐらい、死体が有るんですよね、だからそれをポンポンポンポン積んで行って。したら最後にね、あのう、２才ぐらいかな、赤ちゃんがね、死んだんですね、そいで、その赤ちゃんが、一番上にもう山盛りなんですよ、だからもう積まなくていいなぁと思うのに、上にチョンと載せたんですよ。そしたら、綱も何も掛けないで行くもんだからね、動きだしたら落ちるんですね、赤ちゃんが。そしたらね、ほんと、あのう、今、お人形の頭を掴んで上げるような格好でポイとこう上げるんですね。あぁ、あの赤ちゃん、ほんとねぇ、着くまで何回落ちるかしらと思ってね、悲しかったですね。<br /><br /><br />その３６ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track036.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　傷口、がまぁ、あのう、塞がらないお方がですねぇ、その「痛い！痛い！」と言うことを盛んにそのう、訴えられる、ね。おかしいなあ、おかしいなあと言うことでそのう、よく、まあ、みんなと見ましたところがですね、何か動いている物があるわけなんですね、それがあのう、やっと蛆だと言う事が分りましてですねぇ。<br /><br />　まあ、最初のうちはあのう、お箸でピンセットを作って、１匹１匹出していたわけなんですけども。とてもそのう、お箸でそのう、取ってる間が、もう無くなって手に負えなくなったんですねぇ。そこでそのう、患者をそのう、抱きましてですねぇ、水道の蛇口の所まで連れて行って、そしてあのう、傷口にですねぇ、ホースの水をピューっと飛ばすわけです。そしてそのう蛆虫をですねぇ、吹っ飛ばす。<br /><br />　まあ蛆虫はですね、単に傷口だけでなしにですね、瞼の裏に入ってしまうんですねぇ。こういう時はまああのう、瞼を裏返しにしまして、ホースを絞って、蛆虫を飛ばす、ということもあのう、もう何回となく有りましたですね。<br /><br />　金沢のあのう、ですね、第四高等学校の数学の教授をしとられた、みやこしなんとか先生て言う方がですねぇ、あのう、当時一等兵星二つでですね、お入りになっとられたんですよ。で、私共は星三つでですねぇ、そのう、幹部候補生であのう、おりまして、私共のそのう、雑用をその、みやこし先生がやって下さったわけですねぇ。まあ、ところが私共はそのみやこし先生にですね、夜ですね、数学をあのう、好きな者が集まってですねぇ、教えて頂いたわけなんですよ。<br /><br />　そのみやこし先生が、まあ、あのう、被爆されて、私達のそのう、中にお出でなったわけなんですけども。同僚がですね、夜中に回って居りました時に、みやこし先生がそのう、「候補生殿、候補生殿、水をください！」て言ってそのう、手を合わされたそうです。であのう、看病に当った候補生がですねぇ、先生に水を差し上げたんです。そすと「候補生殿、ありがとうございました！」と、いうことを言われたそうです。そしてまあ、あのう翌朝はですねぇ、あのう鬼籍に入って居られた、と。まあ言うこと・・・<br /><br /><br />]]></content:encoded>
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    <title>広島・長崎の被爆者の声（１）  （７枚目のＣＤの２１から３０まで）</title>
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    <description>その２１ 音声を聞く　ねぇ、こうタオルであのう暑いもんですからタオルでこうして頭、汗をこう拭いたんですよ。そうしたらそのう、こう髪の毛がこういっぱいついとうでしょう、ほん ...</description>
    <pubDate>Fri, 14 Jul 2006 11:22:11 +0900</pubDate>
    <category>メロウ伝承館（広島・長崎の記録）</category>
    <category>ヒロシマ　ナガサキ　私たちは忘れない</category>
    <content:encoded><![CDATA[その２１ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track021.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　ねぇ、こうタオルであのう暑いもんですからタオルでこうして頭、汗をこう拭いたんですよ。そうしたらそのう、こう髪の毛がこういっぱいついとうでしょう、ほんなん吃驚してですね、こう摘まんでこうして抜いたら痛いことも無い、ズブズブこう抜くる訳ですねぇ。ほれからもう吃驚してですねぇ、家に帰ったんですよ。<br /><br />　それから、もう日増しにこう髪の毛がドンドン抜けていくですもんね。そして、もう身体がだるくなるわけですねぇ。そして顔色をこう鏡で見るともうどす黒くなってさ、もうなんかこう生気の無いとですね、もう。でえ、こういうところですな、ちょっとこう擦って、擦ってもですねぇ赤い斑点がポツポツ、こう出る訳ですよ。<br /><br />　白血球が1100って言われたもんですね。それから10日間くらいずーと熱に浮かされてですね、肺炎とか何とかの熱やったら40度越したらもう、うわごと言うですけどね、熱があっても意識がはっきりしとる訳ですねぇ。<br /><br />　歯茎から血がドンドンドンドンこんだあ出だしたですねぇ。拭いても拭いてもその、こう出るわけですよ。こんだあ、歯茎がもう化膿しだしてですねぇ、上顎なんかですね、親指のとくっと入るぐらい肉が腐れてこう取れるわけですねぇ。で、もう歯ももうグラグラになっしまうでしょう。ほんでもう、拭いても拭いても血はドンドン出るし、熱はもう40度6分はずっと続いてですなあもう・・・。<br /><br /><br />その２２ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track022.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　８月の１９日になって、すごい熱が出たんですねぇ、そいで喉痛くってですねぇ、あのう水も喉を通らなくなった。熱は４０度を越したんですねぇ。<br /><br />　ある病院に着きましたところがね、「長崎は何処におりましたか？」ってんで、銭座町におりました。「光はどうでしたか？」。玄関で。「あれば受けた人は大抵死ぬとさねぇ」、「はぁ？」って。私の髪の毛を引っ張るんですよ。「あれっ、おかしかねぇ、４０度の熱があって銭座町で受けたとならあ、こらまあ死ぬ筈ばってねぇ」っていうんです。死ぬ筈無いじゃろうがもう、患者の前で死ぬ筈とはねぇ。そいで「２、３日のところが勝負でしょう。ひょっとしたら、２、３日の間にね、死ぬかもしれん」って言われましてね。<br /><br /><br />その２３ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track023.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　これはおかしいな、と分ってきたのは、例えばね注射するとドンドンそこが腐っていっちゃうというようなこと、白血病をおこしちゃいますとねぇ、その注射したとこが腐ってきちゃうんですよ。<br /><br />　それから、女子挺身隊の娘さん達なんかやっぱりいくら、酷い怪我してても髪の毛なんか気にする訳だからねぇ。こう、くしけずるでしょ、そうすとバラバラバラっとおっこっちゃうわけね、根元から。これは変だぞって言う事だから、だんだんこのう原爆症らしい症状ってのが分ってきたんですね。若い娘さん達が看護婦さんから「櫛貸して頂戴！」ちゅうて借りてね。髪くしけずった途端にバラバラッ、と毛が落ちた時の気持なんてのはこりゃあ、もう説明の要は無いと思いますがねぇ。<br /><br />　中には、自分はあんまりその怪我もなんにもしてないからっつって、応援に駆けつけてくれたそういう女子学生なんかもいるわけですよ。ところがその当人が、ひょっとある朝顔を洗って、毛に触った途端にバラッとおっこっちゃう。そういうような事がまあ至る所で起きててねぇ。<br /><br /><br />その２４ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track024.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　身体に全然あのう火傷（かしょう）も無い、ところが開けてみると脾臓はほんとにクニャーとなっとる。まあ要するに萎縮しておりますねぇ、肝臓でも萎縮しとる。<br /><br />　それから骨髄でも、ドロッとした泥のような泥状のねぇ。えー当時始めは黄色髄の泥、黄色髄と言うよりもドロドロですよね。<br />そういう風な造血臓器に非常な変化がきとると。まあそういうことから考えるとねぇ、放射能に依るもんにもう間違いないと。<br /><br />　顕微鏡的にはねぇ、えー毛は有るんですよ、まあ肉眼でも毛が有るんですよ。ところがねぇ毛根がやられとんです、もうすでに。毛根がやられておる事と汗腺、汗の出るね、あれもうみんなやられておるんですよ。表面から見たらわからないですよ、火傷（やけど）が無くっても。<br /><br />　それから、まああのう睾丸の、ですねぇ睾丸の、あのう、ほんとならこう引っ張れば糸のようにひく、ですがねぇ、粘着性があって、そういうものも無い。要するに萎縮してしもうとんですよねぇ。<br /><br />　したがってあの当時熱が出て、そして下痢をするというのがその後すぐおこりましたがね。汗が出ない、普通熱が高く出ると汗をかいて熱がちいとでも下がると。汗を出そうにも汗腺がやられとるですよね。<br /><br />　それが、中間期になってくる、それから、だんだん脾臓がむしろ逆に大きくなってくると。赤くねぇ、それから骨髄でもドロドロのようなんがむしろ、あのう大人になると普通黄色髄になるんですが。黄色髄がドロドロのようになっとる。<br /><br />　それが、中間期以降になると今度赤色髄と。要するにそこまで生きた人はなんとか、あのう造血機能発揮しようとする。それより逆に今度は白血病的に白血球がどんどん増えるというような、まあ時期に依ってうーんと・・・。<br /><br /><br />その２５ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track025.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　今までなんとも無かった人が、髪の毛が抜けてくると。それから、皮膚に出血斑ですねぇ、あのう、紫色のはっきりした斑点が出てきますね。<br /><br />　ま、そういう状態が始まってくるとねぇ、口の中に潰瘍が出来たり、歯茎なんかから血が出たり、という、いわゆる出血性素因て言いますけども。<br /><br />　まあそういった状態であって、だんだんとこう熱が高くなってくると。平時の状態で言えば、顆粒細胞減少症という病気が有るんですけども、骨髄がやられて、血液が極度に冒されるっていう形の、病気ですねぇ。それで高熱が出て、まあ数日経てば亡くなると。ま、そういうような状態の患者さんが非常に多かったですね。<br /><br />　ですから外傷と、いわゆる原子爆弾症ですか？原子病ですね。両方、雑居してた格好ですけども。やっぱり、原子病の方が圧倒的に多かったですねぇ。傍らから亡くなっていくんで本当にもう、憂鬱でしたねぇ。<br /><br />　全くそのう原爆でのその治療の壁の難（かた）さって言いますかねぇ。痛感しましたねぇ。<br /><br /><br />その２６ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track026.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　救護活動と、治療をしようというのも、にもう治療材料が無いもんだから。とにかく収容して、新興善小学校の１階、２階に、患者さんを寝せとっただけですね。なーんの治療材料も何も無い訳なんですから。<br /><br />　で、完全に服を着てる人なんか殆ど無い。さあとにかく、覆ってるガーゼとかシャツとかそんなものを取るともう皮が、それに付いてベロッと剥げてくるようなもんですからねぇ。で、顔に布（きれ）を当てておるでしょう、その布をこう剥ぐと鼻がピィッと取れてくるし、耳がポロッと取れてくるんですからね。目を押さえておるガーゼを取ると目が出てくるんですからね、目の玉が。で、しばらくすると全部死亡ですね。<br /><br />　で、一番もう私が残念に思ったのはもう鼻血を止めきらないわけなんですね。出血が止まらないわけなんです。というのは、もうそん時には未だ分らなかったんですけど。骨髄の破壊に依っての、止血機能そのものがもう壊れてしまっておるわけですから止まる筈が無いんですよ。だから、もうそれまでに軍医学校で、止血にはどうしたらいいこうしたらいいということを、習ってきとったけど、それをしとっても、もう殆ど役に立たないわけなんですね。<br /><br />　どうしても鼻血が出だしたらもう、その翌々日ぐらいには必ず死亡してましたですね。もう情けないな、と思いました。そのう、今まで習ってきた医学が、これには全然、太刀打ちが出来なくなっている事をつくづく思いましたですね。<br /><br />　受け付けた時に住所とか、名前とかそんなもん全然分らないし、遺族の方々が受け取りに来るという可能性も無いもんですから。うー、新興善小学校の運動場の隅に、井桁に死体を重ねてですねぇ、そしてガソリンをぶっ掛けて焼いたわけなんです。<br /><br />　ほんとに申し訳ないと、思うんですけどねぇ、どうにもこうにもその時点において仕方が無かったわけなんですねぇ。新興善小学校の中に、そのまま遺体を置いておいても、こんだあ後から後から入ってくる人が、あー、収容がされない。<br /><br />　<br />その２７ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track027.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br />　<br />　あのう、講堂みたいな広い所にねぇ、居るわけなんですよ。もう、筵（ムシロ）ひいて夏の暑い事ですから、もうなんにも着ちゃあおりませんね、裸のまんま寝せられて。あっちもこっちも焼けたり怪我したりしてますもんですから。もう治療するのに大変ですよねぇ。<br /><br />　ほいでなかなか火傷でも治りませんからね、とにかく、蝿はいますし不潔ですし、夏ですからね。そりゃねぇもうその広い患者の居る部屋にも蝿がブンブンたかりますんで、この痛い痛い言って寝てる患者さんのこの方からどんどんどんどん蛆がねぇ、もう湧いて出ますんですよ。そいで中へ入り込んどると物凄くあのう、うずくって痛いんですね。だから「痛い！痛い！」言われるからピンセットでもう、出せばもう出るわ出るわね切りが無いね、蛆虫が出ましたりしました。<br /><br />　それからまあ火傷がこの、なんかお薬でも当てますのに、こう黄色な膿、爛れたこの汁みたいな一緒になりましてね、何とも言えない臭いがねぇ物凄かったですねぇ。<br /><br />　そして不潔なそういう風な状態ですのであのう破傷風とか言うて、最も恐ろしいあのう病気がありますんですよ。そういう風な患者さんもいましてからね。<br /><br />　まあ、とにかく、ほんと何ていうて言いから分りませんようでしたですねぇ。<br /><br /><br />その２８ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track028.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　そこで４０日おります、その４０日間の辛いこと、もうどんどんどんどんもう何百人いう人が死んでいくんです。<br /><br />　もうそれあのう付いとる人無かったんです、無かったもんですからね、火傷へみなもうね蛆がねぇ、もう、これぐらいぐらいの蛆が。まあ、見よう言うても見られやしません、あんな大きい。いっぱい湧くんです、それが。除（の）けても除けても。<br /><br />　それをね、あのう、みんなであのう、落とすんです、あのう塵取りと箒で。で、イガッてんです、痛いから、火傷へ。もうここからここから、もう、みんな、もう、この方から、蛆がダラダラしとるんですもの、もう。ほんっと、もう。<br /><br />　ほいで、それ、箒で、あのう、それを運動場へ持って出ましてその蛆を焼くんです。そうしてやれやれ蛆をみな落とした思うてもまたその夕方にまた湧いとるんです、次が湧いとるんです、また。<br /><br />　そして、お産の人が２、３人ねぇ、こんな赤ちゃんが、生まれました、こんなんが。六月（むつき）とかいうんでしたがねぇ。このぐらいぐらいの赤ちゃんが出てきたんです、あたしゃ吃驚しましてねぇ。<br /><br />　そして、それはねえ息の、「あら、まだねぇ、置いといてあげてください、未だ息があるんじゃから」言うてもねぇ、息があるのみな、はあ、連れて出るんです、焼き場へ連れて行くんです。ほいでそのまあ、赤ん坊は勿論、まあ死にます、そりゃあねぇ。酷（むご）いことです、ほーんとに。<br /><br /><br />その２９ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track029.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　同じ病舎の中に、入れておきながら親娘が入っていると言うことは、どっちも知らない。で、私達も知らなかった。それで、それが偶然、えー同じ私共の８病棟におるということが分りまして。それじゃあ、これは親娘じゃないかと言うことでまあ２人とも非常に重症でしたが、もんですからねぇ、直ぐにあのう、ベッドを入れ換えさせましてねぇ、隣同士に、えー、ベッドを換えてあげたんですよ。<br /><br />　ところが、ベッドが隣同士に来ましてもねぇ、もうとにかくそりゃあ酷（ひど）い状態で、えーもう手はもう殆ど火傷（やけど）でねぇ。その、娘さんと隣同士に寝て休んでおっても手も握れない。娘さんが、先に亡くなったと、私は記憶しとるんですが。<br /><br />　えー、「お母さん！」「ひでこー」って両方から、それこそ微かな声で、呼び合いながら亡くなっていくんですよ。あーもうー...、あの姿を思い出すとねぇ。今でももう、胸いっぱいになってくる、ような感じですねぇ。<br /><br />　そしてその夜だったでしょうかね、あのうお母さんも亡くなりましたけども。えー、間もなくその後を追うようにしてお母さんも亡くなるんですよ、ええ。<br /><br /><br />その３０ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track030.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　「お水ちょうだーい、助けてちょうだーい、お水ちょうだーい、痛いようー、痛いようー」言うってねぇ。毎日毎晩、その呻き声ばっかりなんですわ。<br /><br />　でも、酷（ひど）い人なんかどうしようもない、お医者さんも手のくだしようが無いような人も沢山ありましたねぇ。で、ボツボツボツボツ亡くなっていきました。<br /><br />　その時には「お母さーん！、お母さーん！」いってね、言う人もあるし。みんなが「先生、先生」いうとったもんですから「先生、ありがとう、先生ありがとう、先生ありがとう」いってね、亡くなっていった子もおります。<br /><br />　それからあのう、「お水が欲しいのよー、お水が欲しいのー、死んでもいいからお水くれー」いう人ね。その人なんかも間無しに死ぬる人なんです。考えてみれば死にましたけどね。そういう人にあのう、綿に付けてちょっと含ましてあげたりね。<br /><br />　それからね、きまってあのう、誰か亡くなるとね、「アッ！アレがもう死んじゃったあ」言うってね、その周りの人が言うんですわ、そうすときまって、あのうまた近いうち亡くなるの。<br />　人が死んでいくと、周りの人、ものすごく寂しいんだろうなあーー言うような感じ抱いたですねぇ。<br /><br />]]></content:encoded>
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    <item>
    <title>広島・長崎の被爆者の声（１）  （７枚目のＣＤの１１から２０まで）</title>
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    <description>　その１１ 音声を聞く　司令部から通達が来ましてね、「将校全員集合せよ」と、しかもその服装がね、「下着から全部その替えてこい」ちゅうんですよ。兎に角、軍刀ですね。あの、念 ...</description>
    <pubDate>Fri, 14 Jul 2006 11:20:39 +0900</pubDate>
    <category>メロウ伝承館（広島・長崎の記録）</category>
    <category>ヒロシマ　ナガサキ　私たちは忘れない</category>
    <content:encoded><![CDATA[　<br />その１１ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track011.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　司令部から通達が来ましてね、「将校全員集合せよ」と、しかもその服装がね、「下着から全部その替えてこい」ちゅうんですよ。兎に角、軍刀ですね。あの、念を押してあるわけですよ、「軍刀を持って来い、差して来い」と。<br /><br />　それでねぇ、その我々も当時私なんかもまだ若いですからね、血気盛んな連中ですからね、そこで、「おまえどう思う？」ちゅうわけですね。「やあ、これはあのぉ、将校全員腹切るんだ」と。「そこでね、司令官が出てきて、お前らみんなその腹切れということなんだ」と。その兎に角下着から替えてこいなんちゅう事はね、滅多に無いことですからね。うん。<br /><br />　それからあの、やぁ　そりゃ、も、我々にまでは腹切れと言わんだろうけれども、兎に角、我々の前で司令官が腹を切るんだろうと、、、<br /><br /><br />その１２ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track012.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　私とほかの若い看護婦さんと二人で宿直してましたら、後の看護婦がね、あのモヒ、これはあの麻薬ですけれども、それと注射器を持って集まってきたんです。それで、「もう日本が負けて捕虜になるのは恥ずかしいから、もう悔しいから、このまんま注射器を打ちあって、皆で死にたい」って言ってきたんですね。<br /><br />　それで私はあの、「皆も死ぬことはそんなに早まってはいけない」って、で、「いま広島では戦争が終わったんじゃなくて、ほんとに原爆で戦争が始まったと同じ事で、あの、こんなに患者さんが沢山いて、みんなが、の手が一人でも欲しい時にそんなことをしたら、誰だって喜ぶわけでないから、も、死ぬことは何時でも死なれるんだから、兎に角、いま目の前の患者さんのこと看護するのが一番のみんなの務めなんだ」っと言うことで、あの、励ましましてね、思い、思いとどまらせたんですけれども。<br /><br />　あの、その当時て言うのは、あの兎に角あの、私は今でも戦陣訓のその一条と言うのはすらすらと言われるんですけどもね、「生きて虜囚の辱しめを受けず、死して罪科の汚名を残すことなかれ」って言うのは、もう捕虜になることは絶対その、いけない事で、敵に捕虜になったら、返されても、自決すれって言うの、これはもう軍隊の常識だったわけですね。<br /><br />　もうほんっとに私共は小さい時から、あのぉ死っと言うものを美しいものとして、天皇陛下のために死ぬことが最高の名誉で美しいことだっていう風に思い込まされてきてましたからね。<br /><br /><br />その１３ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track013.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　所謂、玉音放送というのを聴いた時にはね、やっぱり、もうガックリときましたけれどもね、日本は負けた，負けたらどうなると言うようなそう言う考えの前にね、はぁー、こいでもうほんっとにあの空襲警報から解放されるかぁーなんて言うようなことでね、人には言われないようなね、そういう感じを受けましたですね。ほんっとに、もうなんかホッとしましたねぇ。<br /><br />　あんまりもう、そのなんか原爆の印象が強くてですね、右を向いても左を向いてもね、寝ても覚めてもね、そういうものの中に浸ってるわけでしょう、ね、ですからね、もう息苦しくて息苦しくてたまらない訳ですよねぇ、だからねぇ、もうその、あのもう防空頭巾をほんとに空に投げ上げましたもの。私、嬉しくて。<br /><br /><br />その１４ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track014.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　「まぁーうち良かったー」、私が言うたら、その近所のおじさんがね、「あんたええことあるもんの」、「どうしてぇ、おじさん」言うたら、「今度終わったらみんなその殺されるんよ」いうちゃったけん、「殺されるん？」私が言ったら、「そらそうやの、あんたこんだ敵、敵じゃったけ殺されるようの、中国でも一杯殺しとるんじゃけん」言うてね。<br /><br />　「まぁ怖いね」って私がいうたんですよ、で、「どうして殺すん」言うたら、田舎のおじさんがね、「おじいさんがね、近所の人がその皆を並べてね、日本刀で首を切る」言うて。「ほいじゃったらあんた日本の人口の人あれだけの人口をね、並べたらすごくあんた短刀いや日本刀もいるしね、手でねその人を打ち殺すいうことは出来んじゃないね刀で」って、私が言うたら、「いや、そら、あらゆることをして殺すよ」言うてじゃって、「まぁほんと」っていうたことがあるですけどね、<br /><br />　で、私は終わって嬉しかった。で、学校へ行けるいうはええがね。私はほんとに嬉しかったですよ。ほいじゃもう夜も空襲はないし、家もあかるう電気つけられるんじゃね言うたら、そうじゃいうことでね、非国民じゃったんでしょうよ、じゃけん、その当時で言うたら。嬉しかったんです。<br /><br /><br />その１５ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track015.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　そいで父が怪我してまして、なんともなかったんですけども口から血を吐いて１５日に亡くなったんですけどね、で、近所の学校みたいな所に連れて行ったんですが、ま、そこはもう長崎医大のね、あの、人達が来てたんですが、もう先生も患者もないんです。みんなもう、裸やら怪我やら、も、もう臭気がねぇひどくて。<br /><br />そいで「亡くなったから」って言ったら、「そこに置いて行ってくれ」っていうんです。だから「もっとどうにかした所に」って姉が頼んだんですが、あの「もう一人、一人か二人ね、死ぬ人がいるから、勿体無いから、木が、それまで待たなきゃ焼けない」ってことで、それで野ざらしだったんです。毎日そこへあの、治療に行くたんびに、父を見るのが辛かったですね。<br /><br />　<br />その１６ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track016.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br /><b><span style="color: #990033;">八月十六日から九月上旬までの三週間、被爆者の身の上に起こったこと、被爆者の身の回りであったこと、広島、長崎。</span></b><br /><br /><br />その１７ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track017.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　丁度、終戦の翌日やったんね、それがね。手をちょっと頭にやるとぱらぱらっと髪が抜けるんですよ。ほで、ちょっと風が吹いたかなんでもぱらっと髪が抜けるん。<br /><br />　ほいでまぁ兎に角、不安なから廿日市の方の病院にね行って見たん、行ったらあの、先生がいろんな本を見たりなんかしてもね、よう診てからこう診ても、「おかしーい」言うてから、「まあ兎に角、家であの安静にしとりなさい」、いうてから言われて帰ったの。<br /><br />　そんであの、家でじっとしとったらね、あの、身体をこう見回したら赤い斑点がこう沢山出てるんです、ずぅっと全身に出てるんです。ほで、そ、こう、押えて、手で押えてから擦りゃ白うなるん、で、ちょっと離したらまた赤く出る。<br /><br />　そうしよるうちに母なんかが心配して近所の人やなんかに聞いたりなんかしたりすると、まぁ、五日市とか草津とかね言うような所で、あの髪が抜けてから赤い斑点がよう出てね、ほで，それが元でから死ぬる人が多い、ほで、あれがぁあの、鼻血が出たらもう終わりじゃ言うて、言うのを聞いたもんですからね、ほんで、聞いて不安な気持ちでおったらね。<br /><br />　次の日に一晩寝てから、次の日になってからね、朝見るとあの、ちょっと起きゅ～うか思うて見ると、あの鼻血がたらたらっと出るんです。ほで、鼻血が出る、これはもういよいよ来たかのうと思うてからね、、。<br /><br /><br />その１８ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track018.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　十六日に子供が亡くなりまして、防空壕の中でね、主人がそれこそみかん箱ひらって来ましてね、そしてそこに寝かせて、ていってそして二人で一生懸命お経をあげて、そして主人がそれをこう抱えて出ましてね。<br /><br />　もう「いまからあの火葬して来る」って言うて出かけて行きますのが、私が、まだ死んだばかりでしょう、なんかこう「ちょっと待って下さい」、ていうても、「火葬ばするってちょっと待ってください」というような気がして、箱にちょっとついて行きたくて立ち上がったんです。<br />　そうしたら、自分が歩けたわけですね。歩けないとばっかり思っておりましたの、やっぱり、こう、あっ、自分は歩けるんだって思って。<br /><br />　そしてその時に、出てしばらくして主人がこうしてまだ熱い遺骨をそれこそ手のひらに持ってきましてね、で、「＊＊＊＊を焼いてきたぞぅ」いうてから、「あぁそうですか」いうてぇ、「これだけになったんですかぁ」というようなことで、、、。<br /><br /><br />その１９ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track019.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　遺骨が17日に市役所へ回ってまいりました、とずいて<span style="color: #CC9900;">《届いて》</span>おりました。<br /><br />　それでもうこれは、私がボヤッとしますと、子供は沢山いるし食べ物は不自由だし、主人は亡くなるし、本当に途方にくれたようになにしておりましたら、私の郷（さと）の兄達が「あんたしっかりせんにゃ、つまらんよ。あんたがしっかりしてこれだけの子供の面倒を見てやらんなきゃ、あんたならんのじゃから、しっかりせんにゃいけん」言うて私を叱りつけましてね。<br /><br />　ほてハッと私も全くそうじゃね、私がしっかりして、いなければ、これだけの子供の面倒みることができない言うて私自身がその時気を取り戻しましてね。<br /><br />　そうしてそれから私の性質がちょっと、女でなくて、男のような性質に。なにさま子供が多いんですから。父親と母親の二役をしなければこれだけの子供は育てる事は出来ない思いましたから。そういう気持にこう変わっていったんです。だから、少しきつかったです、私は。<br /><br />　だから子供が言うんですよね。「お母さんは、もし、お母さんが気の小さいお母さんであったら、自殺しているかもわからないね、子供が多いかったから。でも、お母さんは気が強かったねえ」<br /><br /><br />その２０ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track020.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　私の娘も時間経つにつれて、顔半分が、粟粒ほどのできもんが出て、妻の母も同じく黄色い粟粒が出て、以後、食事、茶水、受けつけぬ状態となり、17、8月17日と18日に死亡しました。長崎の警察官が出張して来て、検診証明を発行して下さいました。<br /><br />　死体は爆風で皺くちゃになったトタンを、皺を叩き伸ばして、その上に家族３人を並べて布団を着せて疎開用材木を積み上げて合掌して長時間で焼き、友人宅の箪笥の引き出しの板を外して、骨入れに、の箱を作り、３人分一緒に入れて田舎の兄弟の墓地を借りて葬り・・・。<br /><br />]]></content:encoded>
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    <title>広島・長崎の被爆者の声（１）  （７枚目のＣＤの１から１０まで）</title>
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    <description>　その１　音声を聞く8月15日無条件降伏を知った広島と長崎その２ 音声を聞く　朝からおかしいんですよ、そこいらの様子がね。向うの方の山からね、背嚢背負った兵隊さんが、あ、5人10 ...</description>
    <pubDate>Fri, 14 Jul 2006 11:19:15 +0900</pubDate>
    <category>メロウ伝承館（広島・長崎の記録）</category>
    <category>ヒロシマ　ナガサキ　私たちは忘れない</category>
    <content:encoded><![CDATA[　<br />その１　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track001.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br /><b><span style="color: #990033;">8月15日無条件降伏を知った広島と長崎</span></b><br /><br /><br />その２ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track002.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　朝からおかしいんですよ、そこいらの様子がね。向うの方の山からね、背嚢背負った兵隊さんが、あ、5人10人と一列になってとことことことこ下りて来るんですよ。あっちからも下りて来る。長崎はこうね、四方山ですから、四方って、山ですから。そのうちにね、トラックに乗ったあのぉ憲兵さん、も、メガホンでね、わんわんわんわんなんか喚きながらね、通るんですよ、そいで、何て言ってるかはあの、聞き取れませんので、ただ声だけね、わんわんわんわん言って通るんですよ。<br /><br />　そうすと、倅と「なんかおかしいねぇ」、「如何したんだろう」、「如何したんだろう」って言ってたんですよ。そしたら町から来た人が、あの、終戦って言うことを知らせてきたわけ、で、私達はもうラジオも持ちませんし、新聞は無論ね見られないし、町から来た人の話を聞くだけでしょう。「終戦ってよって、天皇様がラジオでね、みんなにあの話があった」っていうこと、ことがらだけ分かったわけですよね。<br /><br />　そいで、主人にねそう言ったんですよ。「日本は負けたのよって、終戦になったのよ」って言ったら、「日本はやりそこなったなぁ」って言いました。それが最後。翌日死にました。<br /><br /><br />その３ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track003.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　「看護婦さんあんたぁ、あの、何処行かれたんですか？」言うんで、「私はね西町まで遺骨をひらいに行って、今から本部へ帰るところですが」、「はぁ、いまなんですのぉ、重大放送がありました、聴かれましたかぁ」。「いいえ私、聴かんかったですが、もうそんな時間でしょうよね、ある言うことでしたが」、「聴きましたがどうもあの雑音がはぁってよう分からんが何でしょうって、戦争もはぁこれまででしょう」って。「ほいじゃぁ勝ったんですか、負けたんですか」言うたら、「よう分かりませんわい」、ってからいうとったんですよね。勝ったのも半信、負けたのも半信。<br /><br />　で、あたし本部に帰りまして、「今、ただいま帰りました」って言ったら、は、「あんた戻ったんかい、今重大放送があってのぉ、院長以下みんな泣いたとこよぅ」ってね言われたですわ。「あらそうですかぁ」。もう気が抜けたようになって何にもしたくないようになりましてね、「まあそうですかぁ」言うたぎり、もう言葉がなかったです。それが８月の１５日の１時か２時頃だったでしょうかね。暑い盛りですよ、かっか、かっか、日が照ってねぇ。<br /><br /><br />その４ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track004.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　ぼろぼろの家の前で、も、聞いた時にはほーんと皆泣きましたね。あれは何と言う涙ですか、くやしいのと、まさか日本が負けわせんとおもっとったのが現実になったからですね、あ、やっぱり最後まで、一億玉砕と言うたでしょう。だからまさっかと思うとったのに悔しかったんですね。もうやっぱり泣きましたですよ、みんな男も女も。<br /><br />　すと、その在郷軍人の人達は馬に乗って走って廻って、「嘘だ」って、「その知らせは嘘だ」って言うて廻った人もあったでしょう。だからどっちが本当かと言うようなことで迷った、迷ったと言うとおかしいけど、ほんと迷いましたですよ。これはうっかり信ぜられんぞてなことでね。<br />　いろんなことがこんがらがって、もう本当になんていうか今その当時のこと思っても、も、尋常な気持ちではなかった様に思いますね、当分の間は。<br /><br /><br />その５ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track005.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　直ぐわたしゃ家内のとこへとんでいって、「いよいよ日本も無条件ちゅう降伏することになった」いうて私が言うたら、家内が「もっとはようしてくれりゃ良かったんになぁ」、ひとくち言うたですよ。<br /><br />　それからしばらくして、家内が私に「鏡を見してくれんかい」、言うたですね。わしは見せん方がええんじゃないかなぁ思うたんですが、たって本人が「見してくれ、見してくれ」言うもんじゃから鏡みしてやった。自分の顔が何とも言えん醜い顔になった。<br /><br />　あれを見してから本人が非常に力を落としてですね、それから間もなしに死んだんですからね、ここに爆弾が落ちん前にこういうことをしてくれた方が良かったんじゃないかと、少し遅いよぅなぁと思いました。<br /><br /><br />その６ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track006.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　何でもう一週間戦争が早く済まなかったのだろう、そしたらせめて父だけでも生きてくれたのにと思ってね、悔しくて悔しくてね、もう本当にわんわん泣きました。<br /><br />　だけど皆あの帰ってくるから、家の中はもうそれこそ喜びで一杯ですよね、で海軍の主計大尉なんていうのは、もうそれこそトラック一杯の物資を積んで帰ってきましてね。<br /><br />　もう本当にこうなんと言っていいんだか、もう一週間早かったら、せめて父だけでも生きてくれたんじゃなかったかなぁと思うと、丁度八幡様の下だったんですけどね、その家から、もう足引きずり引きずり八幡様に登ってね、一人でわんわんわんわん泣きました。二時間位泣いたでしょうね。<br /><br />　それでまあ、あによめが迎えに来てくれて、「みんなが心配してるから」っていわれてね、、、。<br /><br /><br />その７ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track007.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　「天皇陛下がお気の毒な」言う、言うてね、泣いた人もありますし、「あぁ負けたんかい」って、そしてその中学の先生はわんわん言うて泣かれまして、明けの日に死なれましたですがね。<br /><br />　もうね、あ、どうでもえぇ言うような状態でしたね。主人はああようなですしね、夜は蚊、昼は蝿に攻められるのじゃからもう、戦争が負きょうが勝とうが、、、いう、まあ気持ちが大部分でした。<br /><br /><br />その８ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track008.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　宮城の前で泣かれたみんな、おんおん泣いちゃった人ばっかりのようですけど、私は全然負けたのがどうとも、そんなこと一つも悔しいとも悲しいとも、何とも思わなかったですね。もう打ちのめされたまんまですからねぇ、そこまで考えられなかったです、はぁ。<br /><br />　夜寝てましてもねぇ、雨が降ってきたりしたらも、ずぶ濡れになりますからねぇ、あの、周りは何もないですから、ただこの座板と屋根があるだけです。雨がいっぱい漏ってきたり、あの、寝られないですよねぇ。<br /><br />　まあ、うちの叔父も祖父もねぇ、あの、あれなんです、背中が痛むもんでね、うなるわけなんですよねぇ。まわりも皆そうなんですよ。こう聴こえますよね声、みなバラック建ててますから。<br /><br />　で、朝鮮の人は「アイゴー、アイゴー」って毎晩泣かれるし、それからまたあの前の若い人なんか「日本刀で殺してくれ」いうて、あんまり痛いもんだから、で、うちのあの祖父もねぇ、「も、殺してくれ」いうんです。あのぉ、そら痛むらしいですよねぇ、あの、天ぷらの衣みたいなるんです。それでうじがたらたらたらたら流れるわけなんです。<br /><br />　だから、そういう風な毎日ですから、ちょっと、敗戦言うてもぴんと来ないです。はい。<br /><br /><br />その９ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track009.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　そのぅ、敗戦じゃなかったけれど実にその姿がね、もう戦う者の姿じゃないですよね。そのぅ、薬はない、全身火傷で、ね、そして泣き叫ぶ子供、家は焼かれてね、もうすでに敗戦の極ですよ。だからまあ、君らはもう敗戦で悲しいけれど、これ以上苦しむこともないだろうと、ね、人間を苦痛にこれだけですねぇ、火傷をさせてね、これだけ死んでの戦争は勝つも負けるもないという感じはもうしてましたね。<br /><br /><br />その１０ <a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/7/track010.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　兵隊で五年も帰らずにいたもんだからね、このアメリカの、が結局上陸してきた場合に我々が捕虜になんじゃないかね、殺されんじゃないか、そういう、不安なことが、不安な気持ちが真っ先に自分達の頭ん中にありましたね。<br /><br />　でも、よかったなぁと思ってね、内心はね、そんなこと言いませんよ。まだ、ねぇ、軍隊ん中にいるんだから、あぁよかったなぁなんて言ったらね、脅かされちゃうから、でも自分じゃあ内心ね、あぁこれでやっと生きられたのかなぁ、と思いましたよ、終戦の時。生きて帰れんかなぁと思ってね。<br /><br />]]></content:encoded>
  </item>
    <item>
    <title>長崎の被爆者の声（３）  （６枚目のＣＤの４１から５１まで）</title>
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    <pubDate>Fri, 14 Jul 2006 11:09:10 +0900</pubDate>
    <category>メロウ伝承館（広島・長崎の記録）</category>
    <category>ヒロシマ　ナガサキ　私たちは忘れない</category>
    <content:encoded><![CDATA[　<br />その４１　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track041.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　死体収容は、一番最初はもうあのう県道ですね。道路の死体を先ず一番先処理したですもんね、それから川の中、溝の中それから、防水壕まあ水のあるところの死体を先ず先に処理したんですが、それこそ道路の真ん中へ壊れた家の柱持って来て、積み重ねてそこへ死体積み重ねて焼くと。<br /><br />　それが済んでえ、まあ潰れた家の下敷きになってる人とか、それからあすこに浦上の刑務所がありましたもんね、刑務所の死体があれがまあ３日ぐらい掛りましたでしょうね。それからあのう学校、先生生徒の死体もうそれこそ悲惨なもんでしたよ。<br />　それから最後にはもう今度は山の中の捜索でしたね。稲佐側の方の死体も相当有りました山ん中に。<br />　だけど一番多かったのが、大学病院からあの裏手の山、お諏訪様にかけ、諏訪神社の向こうに細道がありますもんね、あそこの方の山が一番ひどかった。だから約6800ほど自分達は確認してるんですよね。その中で身元のわかったってのは殆どありませんでした。未だに無縁仏。<br /><br /><br />その４２　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track042.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　救護車に着くまでのもう様子は、もう、昔の城山のやなかったですねぇ。川端通りの桜一本も無いようになって。川岸にずーと、あのうコンクリートで塀を作ってあるのがですね、も一つも無いようにいっきに横倒しに倒れてしまってるんですねぇ。<br /><br />　そして、川の中にも、まだ死骸がだいぶ残っていました。でそれをこんだあ、あの警防団の人がねですね、あのう鶴嘴みたいなのでまるで鰯か魚を引きずるようにして引きずって行ってですねぇ、ほしてあのう何人もこずんどって燃やしよんなさる。<br />　その臭いがもう臭くてですねぇ。<br /><br />　それから、ずーと戸板に乗って病院に行って、野戦病院みたいでですね、床も何にも無い、もうーほんともう、ゴロゴロしたところに粗莚を敷いた上に、被爆者がずらーっと並べてあるんですよねぇ。<br />　そこで、そのガラスの破片を取って貰ったんですよ、肉をもう、こう剥ぎ取られるように、食い込んでいるガラスが一緒にこう抜けてくるでしょ、で、こうザラザラっていうもう音が、吃驚するような音がしたんですけど。<br /><br /><br />その４３　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track043.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　娘「雨は酷かしですねバラバラバラバラ言うてですね。また爆弾またあれして来たあって言うてからですね、弟『原子ばらん』て言いよっとですよ。原子爆弾って言いきらんで『原子ばらんがまた来た』言うて。<br /><br />　ほいでもうお医者さん達が藥を置いて逃げて行くでしょう。その間に藥を取ってみんなに治療してある訳ですよ、自分がずーと、回って。」母親「そうしてね」娘「ほーいで今度そげんしよってですね。<br /><br />　そしたら最後にあれですね、もうこげん逃げよった、私しゃもう寝たきりで全然動かれんでしょ。そいけん、逃げよってもどうもならんけん、２人でここで死のうでね」<br /><br />　母親「３人で死のうちゅうてね」<br />　娘「３人で死のうって言うでしょうが、うーんそげんしようーって言うた、そしたら、またバランバランバランたらううーて言いよるわけ。母ちゃんあんたなんしよる、私引っ張る役ですよ、もう必死になって。あんたはね、うちば置いてね逃げんて言うてね、ここで死のうーて、言うとってね。見てみんね。<br /><br />　こげんしよったら、あんた、また置いてうちば置いてから逃げて行きよろうがって言うばってん、あたしゃ一生懸命引っ張り役やったですよ。<br />　そしたら繰り返しするからですよぉもう。しょっちゅうそんなされよったですよ」<br /><br />　母親「言うてね、またね、そしたらね、病院の先生がね、ピンセットとなんと持っていってねぇ、この人ば消毒しよるんですよね。<br />　そしたらピカッと光ったらね、雷さんがそん時光っととよね。そしたら先生がピンセットから何から置いてね逃げとんなさっと」<br /><br />　娘「やっぱりねぇあの、子が可愛いか誰が可愛いかやっぱり自分の命が一番可愛いし」母親「私たちは逃げますね、うん」<br />　娘「私達がね、もうあれって言うても経験したけん、絶対こらもう間違わん自分自身って私は言うたですよ。いくら子供が可愛いか婿さん言うてもねぇ。<br />　やっぱり自分の身ば守るとやね、最後はって言うて、あたしそれだけ経験したですよ、よか経験やった、フフフ。<br /><br /><br />その４４　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track044.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　「亡くなった方とか、怪我をした方とか、随分沢山ご覧になったんでしょうか？」<br />孫娘「あんね死んだ人とかね、怪我をした人とかね、見られたやろか？」<br /><br />　あ～、その時は、もう、なんて言うですかねぇ人間じゃ無くって。いろいろな怪我をして、いろいろな首が無い人やらですねぇ、人間の上へ重なったりなんだりして人間の皮は着らずに身だけな人達が多い、呻いたりしてですねぇ。<br /><br />　もうあの時の悲惨さは、何て言いましょうかねぇ。もう死体なんかも箱にポンポンポンポン人間をもうゴミそのものですよ。子供も大人も一緒たくですねぇ。<br /><br />　そしてもう何処に積んで行くのかと思うて黙って見てると、もう空き地にそのままザアーと捨てて、そんまま石油みたいなひっ被せてやって、ほんと、まあ、なんか私　嫌ですね。２度ともう繰り返したくないですねぇ。恐ろしくって・・・<br /><br />　「住む所はどうされましたか？住む所、家は？」<br />孫娘「住む所はどうでしたかって！」<br />　「どうされましたか？」<br />孫娘「あんね、住む所はねどうされましたかって！」何処？<br />　「住む所！」住むところ？<br />　住む所は今言うように駅、それから野原、そこが私の住むところ。<br /><br />　<br />その４５　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track045.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　被災者が二通りありましてねぇ。直接爆風でやられたか方は出た所が全部オレンジ色してるんですね、焼けて。川ん中折り重なって、死んでる人が何百人ってありましたけども。上から見ますとね、まるでオレンジ色してるんですね、皮膚が。<br /><br />　それからもうひとつは、火災の為に焼けた人は黒こげなんですねぇ、泥のような。もうほんと泥人形みたいになってねぇ、足を妙に空に跳ね上げたような格好して手は空を掴むようなね、そういう格好して。<br /><br />　特に子供なんかがねぇ、あのう道の片側にある小さい溝の中に、頭を突っ込んで死んでるのが随分まだブスブス燃えてましたけどね、その子なんか。私もスケッチしましたけども。<br /><br />　ま一番心苦しいのはあのう、両手を丁度幽霊のように前に持ってきてねぇ、目は虚ろで、ブルブルブルブル震えているその人の前でね、描く時は嫌な気がしました。だから「ちょっとすいませんけど」って言って描きましたけどもねぇ。まあ軍服を着てるもんだから誰も怒りもしないで、描かして呉れましたけども。<br /><br />　こんな、凄惨な場所を自分が絵描きとして生まれてなんとこう不幸だろうかと思いましたねぇ。そして最初はその妙な臭いと、そのう人を恨むような目付きの未だ死んでない人、或いは黒こげの人、或いは焼け爛れてねぇ、半死半生の人、もうあらゆる人を前に置いて描くんですから。<br /><br />　軍服を着ておりましたからねぇ書けるようなもんですけどもね。<br />　これはとても普通の人が、ああいう時に絵をスケッチするなんてこと到底出来ない、と思うんです。<br /><br />　そん頃永井さん（永井隆博士）も病気が悪化しましてねぇ、全然起きれないんですよ。その枕元に行って、このスケッチ見せましたら、しばらく熱心に見られましてねぇ、寝たままあの、巻紙に書いて呉れた詩があるんですけどもねぇ。<br /><br />　一つは、「実相に見入る目は確かなれど、同胞なれば震う描線」と、「実相に見入る目は確かなれど、同胞なれば震う描線」と。<br /><br /><br />その４６　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track046.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　病院の先生に往診願った訳ですよ。そうしたところがですねぇ、あのう玄関まで来てね、とにかく「その患者さんを玄関まで引っ張って来い」ちゅうんですよ。<br /><br />　そいで私はとにかくその寝たまんまでしょ、ほっと（そうすると）ね、少しでもそのベットに触られると、その骨折したところに肉が挟まってね、もうそれが物凄く痛いんですよ。一寸も動かされないわけですよ。<br />　だから母も堪りかねてね「とにかく靴のままで結構ですから上がって下さい」と言ったんですよ。<br /><br />　そしたら上がって来てですね、ほいで診察してくだすったんですけども。とにかくま手とか足ならね、ま治療の方法も有るけど、肝心な脊髄骨折では、あのぅ、治療のしようが無いって。だからね、あのぅ「板の上に薄い布団でも敷いて寝せて置いてくれ」って仰ったんですよ。<br /><br />　結局そうして寝せられて居たわけなんですけどもね。<br />　だんだん、今度そこからね腐れだしたんですよ。<br />　まず骨折したところから腐れだして、それから仙骨が腐れだして、それからあのぅ臀部、おしりのね高いところが両方、そいからあのぅ太いももどの　ところが両方、それからかかど（踵）、っていうほんもう１箇所２箇所増えて８箇所から腐れだしたんですよ。<br /><br />　それでねぇ、日赤病院にね連れて行って貰ったんですよ、担架のまんま。ところが、もうどうしようもないからその「藥をあげるからね、これであのう自分の家で治療してくれ」って仰るんですよ。<br /><br /><br />その４７　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track047.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　１４日の午後、もう２時頃でしょうか。あの～、木炭バスが一台来て、横断幕が張ってあって『口傳報道隊』って、まあ墨痕鮮やかに書いてあるわけ、で「これに乗ってくれ」って言うこと。<br /><br />　最初に着いた所が八坂町の清水神社ですか、ここに連れて行くって。<br />　ほう、こんな所に人間が居るんだろうかなぁ、思っていたところがそのう長い高段を上ってぇ、この神社の裏っかわにもう、もういくつも横穴防空壕が掘ってある。<br />　我々の隊員なんかがメガホンで「只今から、あー口傳報道隊の、おー、報告がありますからお集まり下さい」と。<br /><br />　まあおらんだら（さけんだら）三々五々、百人近くでしょうか、の人達が集まってきましたねぇ。<br />　それでえ～、私も地図なんかを用意しまして、満州から朝鮮附近の地図を指差しながらですね、まあ当時の官製ニュースで、え～、朝鮮軍以下ですねぇ、満州その他でも関東軍、まあ頑張って居るんだと。どうぞみなさん、ひとつ最後まで戦いましょうと。　言うようなことしかまあ言えないんだからぁ、嘘っぱちかもしれんけれども。<br /><br />　まあそういうこと喋ってええまあ第１回の清水神社を済ました。みんな本当にですね、え～、９日のこの原爆以後、１３日まで横穴で毎日を過ごしてね、不安におののいている市民ですからねぇ、僕らがまあ『防衛本部の報道班員』と言う腕章を見てね、喜びましたねぇ。<br /><br />「どうでしょうか？」と。「日本は大丈夫なんでしょうか？」と、言うことを僕らにね、すがり付くような目で聞いて来るんですよ。で、まあ「今こういう状態なんだから、みんなね、最後まで頑張るんだ」と。<br /><br /><br />その４８　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track048.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br /><b><span style="color: #990033;">　同じ、１４日の夜、広島市郊外の広島中央放送局、原放送所、一般より、半日早く戦争が終わる事を知った人々。</span></b><br /><br /><br />その４９　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track049.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　その１４日の夕方近くにそう言う話聞きましてねぇ、終わったか！と、思ったんすよ。ホッとしたのが半分ですよ。そして、夜になりまして誰も寝ないんですよもう。あすこの放送所に詰めている連中はみんな寝なかった、誰も一睡もしなかったです。　もう戦争は終わる、終わった。将来どうなるだろうか、ということ。<br /><br />　それから今まで抑えてたもんがだんだん出て、軍に対する反感、それから左翼思想を持ってる人達は、もうここぞとばかりに「それ見よと、だから日本はこういう風になってしまったじゃないか」という理論を、吐き出した人もありましたねぇ。<br /><br />　そいでみんなでもう、飲み且つそのう心配し、且つ憤慨し且つそのう、思想の問題から平生悩んでた問題をぶつけ合うとか言うことでね、一睡もしませんでした。誰も寝なかったです。<br /><br />　<br />その５０　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track050.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br /><b><span style="color: #990033;">同じ夜、長崎の被災者が避難していた、佐賀県のある町で</span></b><br /><br />その５１　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track051.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　１４日の深夜ぐらいから、もう怪我人がみんな危篤状態になりまして、夜中に妹が最初、一番先に死んだと思います。息が切れて。<br />　そいで、バタバタしてるうちに気が付いたら赤ん坊が死んでまして。それからおじさんが「ま、赤ん坊とかその小さい子をよろしくお願いします」とか何か言うって、リンゲルをやった後、直後に死んだと思います。<br />　なんか１４日の夜から１５日の早朝にかけてみんなパタパタっと死にました。<br /><br />　時期は同じでしたね、だから、あのう日にち、ありゃあ、なんか一日くらい置くのが法律の規則なんでしょうけども。あのう我々はやっぱり何処か行かなければいけないんで院長さんもなんか、手配して下さいましてね。あのう、直ぐ火葬の手配して下さいまして。<br /><br />　その日のうちにもう昼ごろには、棺におさめて。で、亡くなった日に、なんか、その、病院であのうダリヤの花がすごく真夏ですからねぇ、綺麗に咲いてましてね。そのダリヤの花、１本黙って取ってきて、こうして死体にのっけて、お棺にこう入れてやりましたよ。まあせめても野辺送りですね。<br /><br />そこで火葬しました、みんな一緒に。それで、あのう婦長さんがいっぺん病院に帰られまして、焼けた頃また迎えに、お骨になった頃また迎えに来られたと思いますが。<br />　その時に、あのう終戦になってなんか、あのう終戦の放送ですか？なんか「天皇さんの放送がありましたよ」とか、と言うことを言われ・・・<br /><br /><br />]]></content:encoded>
  </item>
    <item>
    <title>長崎の被爆者の声（３）  （６枚目のＣＤの３１から４０まで）</title>
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    <description>　その３１　音声を聞く　人のあのう死人のねぇ、山のようにこうこずんでね、焼かれてあるのを見ても、またそこで「もう生ききらんて、もう生ききらん。私しゃもうここで死んでいっち ...</description>
    <pubDate>Fri, 14 Jul 2006 11:06:18 +0900</pubDate>
    <category>メロウ伝承館（広島・長崎の記録）</category>
    <category>ヒロシマ　ナガサキ　私たちは忘れない</category>
    <content:encoded><![CDATA[　<br />その３１　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track031.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　人のあのう死人のねぇ、山のようにこうこずんでね、焼かれてあるのを見ても、またそこで「もう生ききらんて、もう生ききらん。私しゃもうここで死んでいっちょく<span style="color: #CC9900;">《諦めて死ぬ》</span>」って言うて主人も言うてね。<br />　「もうこの火の中ばどうして行かれるね」ちゅうて言うてねっ、「仕方なさ。ここでね死ぬとね、あなたお父さん」ちゅうたら「死なんばしようのなか」って言うてですね、言うとったけど・・・<br /><br />　私はあのその小学校に行く息子が「お母さんが我慢だしてよ、お母さんの死ぬぎい<span style="color: #CC9900;">《死んでは》</span>駄目よ駄目よ」てゆうてねえ、一生懸命私をこう庇ってねぇ、そびいて<span style="color: #CC9900;">《引っ張って》</span>ねぇ、抱えたごとして、ざーと一寸づつ歩いて、いて。<br />　よう無事に着いたって思いました、私のくにまで。<br /><br />　そいて山の中もず～と通って行ったら、行く時山の中に顔のこう剥げた人のねぇ、倒れそうになっておって、またその人達にも言葉ばかけてねぇ。「お互いに頑張りましょう頑張りましょう」って言うて、そいて言って。<br /><br />　ほしてそれからずーと行きよったけどまた飛行機が飛んで来てですね、そいでもう転んどったですよ「もう仕方なかあもう死ぬとじゃろうねぇ私達は」って言うて。<br /><br />　朝の５時半頃からそのずーと死人越えて、そのなんして「そいてしようのなかもういつまでこうしとっても同じだから、一寸ずつでも五分ずつでも歩いて行かにゃできんたい」って言いよったら、もう水が欲しくて堪らんでも、だあれも水を飲ませて呉れるもんも居らずですねぇ。<br /><br /><br />その３２　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track032.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　ちょうど４日なってでもなぁ、死んだ死骸はそのまま。焼くの真っ黒くろこげに焼けた人がよぉ、その炎天下にもう座って身動きが出来ん訳やな。そういだら目と歯だけが白うしとっと、あとは黒なっとっと。<br />　そういう人が道路脇に座って通行人をぎょろぎょろ見とるけど、自分達は今度それをどうという気にはならなかった。ただもう自分のただ目的を達する、ただ自分の甥を探す、というその気i以外にやなーにも無い。可哀想なぁちゅう気も起きらんやったもん。うん、そんなもんだった。<br /><br />　そいでこの、まあ一番悲惨なのはな家族６名か、母親は大きな材木の下に下敷きになって、子供はチリジリバラバラね、手は広げたりお母さんの方に手を差しのべとったんでしょうねぇ、もうそんなにして。一家全部死んどったんやな、いでまあ主人はどうなっととか知らんけども。たとえ４日なってでもそのままだぁ、ええ。木の枝に引っ掛かって死んだそのまま、死んだ死骸そのまま・・・・・・。<br /><br />　腰掛に腰掛けたまま、なんか重たい物が落ちて来て腰掛けたままこげえしたまま。死んだままもう腐っとっと、人間、汁流れよったもん。<br />　防空壕から十名ぐらいはもう引っ張り出して担架に乗せて出したような、甥がそういうとこに入とって死んどりゃせんかいと思うてな。もうその時なぁ、手を握れば手の首なんかもうー腐れ掛けて腐って腫れとったもんな。<br />　防空壕中に入とってでも効果無かったちゅうなぁ。もう原子爆弾ではなぁ。<br /><br /><br />その３３　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track033.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　もう沢山の死体がある訳でございますよねぇ、男か女かわかりませんのよ。髪の毛も燃えてねぇ、そして裸なんでございますよ。裸で出ている訳じゃないけど燃えてるんですよ。で、私の子供がねぇ、特徴って言いますと歯並びがちょっとここがねぇ、前歯がちょっとこうこんな風な歯並びになって。その歯並びとそれからこのねぇ、骨盤とがねぇまだそのう、娘でその幼いからでございましょうねぇ、ひとつもこの骨盤が張ってなかったんです。<br /><br />　それを目当てだったんですよ、それだけが目当てだもんでございますから、口の中をみんなこう開けて歩きました。そしてそれに奥歯にねぇ、治療しかけた虫歯がございましてね、それだけが目当てで、そいでその、死体のねあのう、口を開けて歩きました。<br /><br />　私はもうこんな風で怖がりぼうで、死体なんかを扱うのは怖いのでございますけど、やっぱぁ身勝手なもんでその時は怖くなくって、もう何方の死体に構わずもう見て歩きましてね。で、まあだ生きてる方もございましたけどねぇ、もうどうして上げようも無いとでございます、私には。<br />　それにもう自分の子を探そうって言う気の方が先に立ちましてねぇ、もう１分間でも早く探して何とかしてやりたいもんでございますから。もう、悪いけど、もう死体を踏み越えるようにして。学校のあの校庭は一杯死んどりましたからねぇ。それを踏み越えるようにして乗り越えるようにして、もう口をこう開けて歩きましてねぇ。<br /><br /><br />その３４　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track034.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　瓦１枚１枚、柱１本１本、板は１枚１枚、剥ぐって<span style="color: #CC9900;">《剥がして》</span>、一番先にえー女房を見つけ出した。丁度お昼時だったもんだからねぇ、たしか炊事場に立っとんたんですね。ほいでなんかぁ包丁や何か料理しよったんでしょう。出刃包丁持っとった。それがねぇ・・・まっけん<span style="color: #CC9900;">《眉間》</span>にボウスと。だから即死ですよね。こうりゃまた可哀想にまあねここにやあんたあの、大きな出刃包丁が刺さって。<br /><br />　ほいで＊＊＊に座敷の下の方かぁ、あ、その１番かしら娘がねぇ、あの非常袋を首に、下げたままこれはそのう圧死ですよ。顔なんかこんなに歪んじゃってね。これが１番苦しい思いをしてるでしょうなぁ。圧死だから、即死じゃないんでしょうね、おそらくね、ね。<br /><br />　それとあと１人残ってる訳だ。さあ、これが何処に居るのか分らないで、まあグルグルグルグルグル探したらね、「お宅のじょうちゃんじゃなかろうか下の広場の方へ、あの人じゃないかと思ったんですけどねぇ」って言う、「そうか！」っち言う訳で直ぐ行ったら、案の定そうだった。まあ３つだったけど。それでまあすぐ死体を持ってきて、そしてまあ親子そこへ、まあ４人、まあ並べて。<br /><br />　<br />その３５　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track035.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　ずっと一巡したんですが、この下の川の川ですね。それからまあ大橋の川、浦上川ですね。これにはもう死体がもう、毒ながしにおった魚と同じですよ。もういっぱいその、浮いてるんですね、死体が。<br />　それからまあもう爆風の威力って言うのがこんなに強いのかと思ったのは、丁度、その山里にその孟宗の竹林がありましたね。その竹林がもうずーと撫でて倒れてね、しゃげ<span style="color: #CC9900;"> 《つぶれ》</span>とるんですよ、筏みたいなように。<br /><br />　そしてみんな死体は裸ですね、これは爆風で取られたのか、或いは焼けたのか知りませんけれども。それで着物着とる者はもう死体の確認がし良いんですよ。と、もうそれで非常に骨折りましたですね。<br /><br />　ほいでもうそのう、うち山里で見たんですけども、まあ子供が三輪車に乗ったまま、黒焦げになっていましたね。実に酷かったですねぇ。妊婦がですねぇ、爆風によってそのう子供を露出しとるんですね、死んで。そしてそのうまあ可哀想なのはね、もう親が死んで赤ん坊が生きとると。<br /><br />　こういう風のもあるんですね。もう手の施しようが無いんですねぇ。まあ実に私はまあ「地獄」て言いますけども、大橋の橋の下、ちゅうのはまあほんとの地獄だと。<br />　もうそのう惨状、実にもう目を覆うような。<br /><br /><br />その３６　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track036.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　そしてその翌日からいわゆる浦上のね、分工場の方のそのう、死体の収容をしに行った訳ですよ。<br />　１日にねやっぱ何十人て焼きましたよ。そいて運ぶのもね、あのう夏で臭いからね、まあさら寝でしょ、戸板のような板切れに乗せればね、一箇所に集結して、軽油なんかを掛けてね、だいぶやっぱ焼きましたよ。<br /><br />　ほいで１日に一番よけい焼いたとは５０人ぐらい焼いたようでしたねぇ。もう臭くてねぇ、それからもう、もうね２日、３日経ったのはもう夏でしょ、腐敗しとでしょもう、食事はね弁当不味か弁当持って行っとって、よけいまずうして食えんような、時のありよりましたよ。<br /><br />　もう道路はほらあっちこっちにまだ、あのう収容せんね死亡者がね、ゴロゴロしとった時代ですからねぇ。支那大陸に居る時の戦争する時にゃあね、そりゃあね辛いですよ。田んぼなんかに何十人て死んだ人が居りましたよ、戦死したのがね。ああ支那人も日本人もですけども。<br /><br />　だけども原爆ちゅうのはね、長崎市全体でしょう、そいでやっぱ原爆んとが酷かったですねあのう、長崎市全体がやられちゅうのは。<br /><br /><br />その３７　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track037.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　兵役廠？兵役廠へ行って、それからもう始まった訳、死体片付け。いい加減に人間を積んでからー、てあっちこっち板とかぼろとか石油とか、あれて結え付けて、焼いて。<br /><br />　早いうちはこの焼けるの見ておった。この人間が焼けるのを。ああ、こっちがもう焼けてあのう破裂する～、気持悪いなあ。この音がジュジュボォン、リンは飛ぶジャンジャン上がるし、縮まったりのんだりするでしょう、火の中で。「もう、よう人間って言うのはやっぱしよう動くもんじゃなあー」ってよう見とった。<br /><br />　生きてる人間みたいにこう動きよった、手も足も。私がこっちに寝とったら、まあここら辺にはまあ女子挺身隊がもうこんなしてもう死んでるわけ、２０人ぐらい。気に掛らんかったなあ、汚いとかそういう気持も無くて。<br /><br />　で焼け残ったこの肩ね、ここここがまだ残ってる人も居た。ここ焼けた後に。もう「肉の塊がこっちにあるんだが」って言ってみんな冗談して「あのうひもじいやつは食べていいよ」って言うてからこの取って見せたらこの、これからね、これだけ骨が少し残っとった。<br /><br />　生きている人、あのう助けておった、あの病院へ連れて行くのだけれども車に乗せよったがねぇ、またあのう車の上で動く、こうこうしてからあのう痙攣してから死ぬでしょう。１、２の３でまた道に投げよったよ。あんじぶんは、人間もうなんか、豚か鶏投げるようだったよ。<br /><br /><br />その３８　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track038.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　こういう材木、家が壊れたものを井桁に置いてですね、で死体をくべて<span style="color: #CC9900;">《燃やして》</span>いくんですね。で「お母さんは未だ生きてるー」って言うけどやはり処理をしないと、どうせ腐るものでしょ。鬼になりたくないけどやらねば仕方が無いでしょ、処理班ですからねぇ。<br /><br />　で、ま一人一人丁寧にあのね、なんてそんな時間無いですよね、除けってもんですよね。ポーンとくべるでしょ、「あっ！あっ、まだこりゃ生きとる、動きよるばい」「あっ、ほんならまだ燃やされん」ですね。<br /><br />　で、殆どの母親が、子供にこう覆い被さって抱くようにしてですね、死んでますよね。で赤ん坊が生きてるんですね。でそのひもじいもんですからね、乳房をこう、がむしゃらに吸い付いてるんですけどね、お母さん死んでるもんですからねぇ、赤ん坊は癇癪出してですねぇ、母親の周りを這い回るやら、もういっぺん乳房をこうくわえるやら・・・。<br />　そうこうするうちに、赤ん坊除けてポーンくべるでしょ。<br /><br /><br />その３９　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track039.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　もう一人で焼かざるをえん、大体、朝１０時頃死んで昼ぐらいからですね、焼いたですけどね。一人でまあ戸板に乗せて、あのうリヤカーで死体持って行って。<br /><br />　もうすでに焼いた後がありましたからねぇ。その穴ちょっとした窪みに大きな死体に材木を入れてねぇ、そこの上に死体乗せると燃え易いやろーと。なかなか焼けないしねぇ、そいでほんとあの頃は異常心理でしたよなあ。よその傍でも焼きよったけどねぇ、早く焼けるようにねぇ、頭の脳を鳶口で出すとかねぇ腸をねぇ、あのう鳶口でねぇ早く焼けるようにねぇ引き出してやってねぇ。先ず一人焼けましたねぇ。そいでやっぱり４、５時間掛ります。<br /><br />　そいで焼いてねぇ骨壷も何も無いしそいで焼いてしまって焼きよったら「骨はどうするんですか？」って隣の人に聞いたらね、その「水かけなさい」と。水かけたらねぇ木の灰は真っ黒くなるしねぇ、骨は真っ白く浮き上がるっと。そいでえ家に連絡する手段も無いし、そいで骨壷も無いと。ここどうしようかと。<br /><br /><br />その４０　<a href="http://www.mellow-club.org/densho/uploads/sound/hiro-naga/6/track040.mp3" rel="external"><span style="color: #0000ff;">音声を聞く</span></a><br /><br />　やっと、もう「見つけ出した」って言うような人達は引っ張って行ってねぇ、どうせ焼いて貰わなけりゃならないんですよ。でね、ちゃんとまあ記録をしてもらって、焼いてもらって、こんな大きな壷ですよね素焼きの壷をね持って行くと、その中にザクッとスコップで掬って、そして入れてくれるんですよ。<br /><br />　で、その壷の熱いのを抱えてね、安置室が出来ていましたからそこに持って行くんですよ。また、このもう、引き取る時もね、もう丁度私達が殺したみたいにねぇひどーく仰るんですよ、親御さんがねー。<br /><br />　しかし、あの親御さんの辛さが分るからね、私達も何にも言わないでもう「もう、ほんとお気の毒でした」って言うより他に言いようが無いんですよねぇ。親御さんにしてみれば、もうそう言わなきゃもうおれない訳ですよね。<br /><br />　私は忘れる事できませんねー。そらもう親御さんから叱られた時のねぇ、辛さをね。<br />　私忘れる事できないですね。<br /><br />　　　　黙祷の　サイレン鳴れり　目瞑れば　火を噴きている　乙女の髪見ゆ　<br /><br />　　　　爛れたる　ひた土の上に　積み重ね　教え子の死体　焼きたる記憶<br /><br /><br />]]></content:encoded>
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