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「シニアネットフォーラム21 in 2007」

日 時 平成19年(2007年) 2月15日(木)〜16日(金)

会 場 日本青年館 (東京都新宿区)

主 催 財団法人ニューメディア開発協会 (http://www.nmda.or.jp/)


2007年2月15日、16日に日本青年館で開催されました。 16日午後の第5ワ−クショップで、「シニアネットのより良い運営を行う ためには」というテーマで、あんみつ姫会長が発表されました。

ネット上のホームページを事務局にした倶楽部の運営として、その工夫や注 意点について発表され、殆どのシニアネットが地域ネットであるのに対して、 全国規模のプロバイダーniftyのシニア向けフォーラムFMELLOWで活躍してい たアクティブメンバーが発起人になったという設立の経緯から、全国ネット として発足したのが、メロウ倶楽部であるというような内容の事を発表され ました。

第5ワークショップの、一方の課題提供者である徳島大学、大学開放実践セ ンター教授、(NPO法人)いきいきネットとくしま理事長の吉田先生から、 メロウ倶楽部は非常に優秀なシニアネットであるという評価を頂きました。

ワークショップ5会場写真   ワークショップ5会場写真

会場にはたくさんのメロウ倶楽部会員も参加されました。

《ワークショップ5に参加されたマーチャン》

WS5の概要
テーマ:「シリアネットのより良い運営を行うためには」
課題提供者1:小池達子 メロウ倶楽部会長
課題提供者2:吉田 敦也 徳島大学大学開放実践センター教授
       (NPO法人)いきいきネットとくしま理事長

 あんみつ姫さんのプレゼンテーションは、主としてインターネット上で全国的 に活動を展開しているメロウ倶楽部ならではの運営上の工夫や注意点などを中心 として展開されましたが、内容がぴしゃりと決まっていて分かりやすく、参加者 も熱心に聴いていました。
 吉田先生は地域ネット育成の経験10年の大ベテランで、自らのご経験を語っ てくださいました。
 質疑応答では、アクセシビリテイ、システム要員の確保、XOOPSの活用等の質 問がメロウ倶楽部に向けられました。
 吉田先生、参加者より「ここに来てメロウ倶楽部から元気を貰うことができた」 とお褒めの言葉をいただきました。
 なお、メロウ倶楽部からはワークショップ5へ、あんみつ姫さんのほか、グルー さん、KAMEさん、ムーミンパパさん、マーチャンが出席しました。



ワークショップ4会場写真

《ワークショップ4に参加された乃木農さん》

WS4の概要
テーマ:「より強く行政との協働を行うには」
課題提供者1:NPO法人シニアネット大分 副理事長
  発表題目:「より強く行政との協働を行うには」
課題提供者2:NFUジャンプシニア 代表幹事
  発表題目:「大学との協働でシニア世代の生涯教育」
参加者:20名(発表者、事務局を含む)

感想
行政との協働というテーマのWSは4年連続で開催されているが、今年は内容がいまひとつだったように思う。 2つの発表ともに要約すれば「IT講習会を公的機関と協働して実施しました」という報告に終わってしまい、 肝心の「行政と協働する上での問題点や工夫、教訓、提案」といった観点からの情報提供になっていなかった。 また、もう一方の当事者である行政側の出席者が、若い女性1名のみであったため、あまり活発な意見交換ができなかった。 さらに言えば、行政との協働の分野は色々あるはずなのに今年もまたIT講習会の実績発表に留まってしまったのは残念であった。 課題提供を依頼する団体を主催者がどのような基準で選考しているのか疑問を感じた。


《ワークショップ1に参加されたザックスさん》

WS1の概要
シニア(含団塊世代)に魅力あるシニアネットを求めて
             コーディネーター:山下 武志氏
課題提供者(五十音順) 
臼倉登貴雄氏 シニアネット東京代表
福岡壽夫氏 熊本シニアネット代表

プリントを引用すると、
 高齢社会において、シニアこそ最大の社会的資源である言われておりますが、シニアネットは、 その活動実績等を通してシニアの良き拠り所、資源の源泉として大きく期待されております。 多くのシニアが集い、自らの生活を楽しむ中、地域の支えになっている、シニアネットの一層の 普及と拡充を図る必要があります。  そこで、団塊の世代で自らシニアネットを主宰している「シニアネット東京」の代表の方 及び高齢者の生きがい創りに経験豊富な「熊本シニアネット」の代表の方にお話しいただく中、 シニアが喜んで参加する魅力あるシニアネットとはどのようなものか、団塊の世代がイメージする シニアネット像とはどのようなものか、シニアや団塊の世代の生きがいや価値観等を視野に入れ ながら、今後の方向を探って参ります。

 臼倉氏はご自身が団塊の世代の一人と紹介されて、22年から23年生まれを団塊と言う、との 定義で始まり多くの図やグラフで分かりやすく情熱的に説明してなるほどと納得しました。凡そ 700万人だとのことでした。わが倶楽部もこの年代を積極的に取り込む事を考えねば、と感じた 事でした。これは、2007年問題と言うより2011年問題であろう、これは男性と女性では大きな違い がある、と、解説していました。(女性は既に大いに楽しんでいる)  団塊世代を取り込むには、バーチャルとリアリティのコンビネーションが必要と、共感しました。 又、アクセシビリティとユーザビリティを分けて考えた方がいい。社会参加出来ない団塊世代への マッチングシステムとコーディネートが必要との結論でした。

 福岡氏は99年に立ち上げた熊本シニアネットの目標、方針、歩み等を詳細に述べられた。 方針では「楽しく学び、遊び、社会活動に参加しよう」「みんなが先生、みんなが生徒」など が目を引き、今や会員は1000人を越すと言う。  デジカメやハム、ハイキングなどのサークル活動のほか、色々な場所でのサロン活動(親子で 稲刈り、車椅子の方とのダンス、日米井戸端会議交流会など)がユニークで感心させられた。  地域に根を下ろした地道な活動が良く実を結んでいるように感じた。立派な冊子まで用意されて 幹事の方々の努力に敬意を表したい。

 2つが終わってコーディネーターの山下氏から参加者23名発言延べ42名と発表があり、続いて 両氏に対する質疑応答に入った。メロウ倶楽部からはタンマさん、ワルツさん、白兎山人さんと 私がこのWS1への出席を依頼され、皆活発に発言して活気のあるWSとなった。残念ながら 講演に時間を取られて質疑のほうは些か時間切れの感があったが、それなりに満足出来た ワーク・ショップでした。                   (文責:ザックス)

ワークショップ1会場写真1   ワークショップ1会場写真2

写真

メロウ倶楽部出展シニアネット交流広場





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