大正の部屋  ー温故知新ー 
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[No.349] Re: 風呂事情 投稿者:   投稿日:2008/02/14(Thu) 23:32
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>  銭湯と云うものに行った事が無かったので当初怖かった思い出が。

温泉場育ちの子供は、毎朝起きると服を抱えて温泉風呂場へ駆け込み、温泉に浸かってから着替えていました。

 昭和7年、長野の中学へ入り、郷里を離れて、女学校へ行っていた姉と一緒に下宿しました。その家には勿論風呂はなく、銭湯へ行かねばならなかったのですが、それまでは家の温泉にしか入ったことのないので、銭湯が怖くてどうしても行けませんでした。やむなく姉が見かねてその家の台所の一隅を借りて大きな盥をおいて行水させてくれました。

 慣れるに従い銭湯が好きになりましたが、当時は石鹸が高価品で、先ず「垢すり」という20cm四方くらいの布を持っていき、先ずそれで身体中を擦って垢を落とし、その後で石鹸を手拭いに軽く着けて身体を洗いました。

 昭和26年、やっと我が家を建築したとき、最も嬉しかったのは我が家に風呂を作ったことでした。井戸水を薪で湧かしましたが、近所の人も喜んで入りに来ました。


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