[No.558]
瀬戸内寂聴と云う人
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投稿日:2008/04/17(Thu) 22:29
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調べてみると、この人、大正11年生まれとか。本名もいまは「寂聴」で、「晴美」ではないらしい。あっしはあまり小説というものを読まないが、瀬戸内さんのは、晴美時代の「美は乱調にあり」というのを、ひとつ読んだ記憶がある。
波乱万丈の人生で、小説より彼女の人生の方がむしろ面白いくらいだ。そんな人だと思う。僧侶になるのにもひと波乱あった。もとはカトリックの方へ惹かれていて志望したが、あまりにも品行が悪かったので先方から断られたのだそうだ。やむなくお寺さんに。と云うことは、仏教の方がキリスト教より懐が深いのか。そんなことまで考えてしまう。
私事になるが、女房が生前、寂聴さんの法話を集めたテープを通販で買ったのが、遺品の中にあり、没後仏壇に供えておいた。それをあるとき、試しにカセットコーダーにかけて聴いてみたら、これが滅法おもしろい。
ついつい釣られて、ある奴をみんな聴く羽目になってしまった。(-_-;)やっぱ、出身が作家だから、ふつうの坊さんより口がうまいのか。(^_-)-☆
家の商売がもともと仏壇屋と云うのも面白い。もちろん、お遍路さんで有名な四国と云う土地柄のせいもあるにはあるが…。