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[No.611] 映画「オーケストラの少女」 投稿者:不虻  投稿日:2008/05/07(Wed) 22:45
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映画「オーケストラの少女」
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 私は昭和13年2月、この映画を松本のある映画館で見ました。この時は私もまだ18才、友人達もみんな二十歳前後の若者でしたが、この映画に出てくる、余りにも天真爛漫、清純無垢なディアナ・ダービンにすっかり魂を奪われてしまいました。

 この映画は、ディアナ・ダービンを売り出すための音楽映画だったと思いますが、フィラデルフィア交響楽団の名指揮者、レオポルド・ストコフスキー が出てきたり、曲目もチャイコフスキーの交響曲第5番やリストの ハンガリア狂詩曲第2番が演奏されたりしていました。

 昭和13年!既に戦争は始まっていましたが、まだまだ良き時代でした。


[No.612] Re: 映画「オーケストラの少女」 投稿者:   投稿日:2008/05/08(Thu) 06:01
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不虻さん

>この映画に出てくる、余りにも天真爛漫、清純無垢な
>ディアナ・ダービンに
>すっかり魂を奪われてしまいました。

遂に出て参りましたね。
これは確か神戸、湊川新開地の松竹座だったかと思います。
正に天使の出現でした。

何れNHKが採り上げて呉れるでせう。

変蝠林(1917-)
                  


[No.617] Re: 映画「オーケストラの少女」 投稿者:マーチャン  投稿日:2008/05/14(Wed) 20:52
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不虻さん

>  この映画は、ディアナ・ダービンを売り出すための音楽映画だったと思いますが、フィラデルフィア交響楽団の名指揮者、レオポルド・ストコフスキー が出てきたり、曲目もチャイコフスキーの交響曲第5番やリストの ハンガリア狂詩曲第2番が演奏されたりしていました。

 終戦直後、父が兵庫県の勤務場所から大阪出張の際に、こっそり連れて行ってくれて、仕事が終わった後、天満近くの映画館で見ました。(会社にばれたら譴責ものです。ただしもう時効です)
 
 ストコフスキーの素晴らしい銀髪が印象的でした。

 たしか別の機会に「未完成交響楽」も見せてくれました。


[No.620] Re: 映画「オーケストラの少女」 投稿者:不虻  投稿日:2008/05/20(Tue) 12:26
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Re: 映画「オーケストラの少女」
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マーチャン

 旅から戻ってお忙しいところ、早速のコメント、有り難うございます。それにしても昭和初期の映画など、もう見た方も少なくなったのかと今更のように年を感じました。

 私も映画の方もあまり詳しくないのですが、「会議は踊る」「未完成交響曲」「巴里の屋根の下」「巴里祭」「オーケストラの少女」「格子無き牢獄」「駅馬車」など、懐かしく思い出します。 

>  たしか別の機会に「未完成交響楽」も見せてくれました。

 写真は未完成交響曲の一場面です。座っているのはシューベルトが家庭教師として行ったハンガリーの伯爵家の令嬢カロリーヌ姫。二人の恋は伯爵家の反対で成就せず。
シューベルトはカロリーヌのために完成させた交響曲第3楽章いかを破り捨て、「我が恋の終わらざる如く、この曲も亦終わらざるべし」と書き入れる。

 こんな悲恋物語に胸躍らせていた若かった頃が本当に懐かしいです。


[No.629] Re: 映画「オーケストラの少女」 投稿者:マーチャン  投稿日:2008/05/22(Thu) 13:52
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不虻 さん

>  写真は未完成交響曲の一場面です。座っているのはシューベルトが家庭教師として行ったハンガリーの伯爵家の令嬢カロリーヌ姫。二人の恋は伯爵家の反対で成就せず。
> シューベルトはカロリーヌのために完成させた交響曲第3楽章いかを破り捨て、「我が恋の終わらざる如く、この曲も亦終わらざるべし」と書き入れる。
>
>  こんな悲恋物語に胸躍らせていた若かった頃が本当に懐かしいです。

 不虻 さんも、胸を躍らせておられたのですね。 

 村の地蔵堂のようなところで、アベマリアをバックに祈っているシューベルト(ハンス・ヤーライ)のシーンも忘れがたいです。

 なお、「会議は踊る」の主題歌「ただ一度だけ」も印象に残っています。
 ヨーロッパの居酒屋で、よくハイシニアがあの曲をリクエストするそうです。


[No.630] Re: 映画「オーケストラの少女」 投稿者:   投稿日:2008/05/23(Fri) 21:15
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 不虻さん、みなさん、こんばんは。

>  私も映画の方もあまり詳しくないのですが、「会議は踊る」「未完成交響曲」「巴里の屋根の下」「巴里祭」「オーケストラの少女」「格子無き牢獄」「駅馬車」など、懐かしく思い出します。 

 あっしのばやいは、「会議は踊る」「格子なき牢獄」は観ていませんが、「未完成」「巴里祭」「巴里の屋根の下」は観た様に思います。

 むかし東京の新宿に「帝都名画座」と云うのがあって、厳選した洋画を低料金で見せてくれました。三本立てというのは一遍に沢山観られるので、貧乏青年にはとても有り難かったです。


 「会議は踊る」。映画は観ませんでしたが、主題歌のメロディーが素晴らしいので気に入り、よく家で口ずさんでいました。


[No.631] Re: 映画「オーケストラの少女」 投稿者:不虻  投稿日:2008/05/24(Sat) 22:21
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マーチャン、唐辛子紋次郎さん  今晩は。

 コメント有り難うございます。

 映画「会議は踊る」:ウィーンのある売り子(リリアン・ハーベイ)がロシア皇帝の別荘に招かれて、迎えの馬車で「ただ一度」(Das gibt,s nur einmal)の歌を歌いながら行き交う人々の歓呼を浴びて走っていく。郊外の小川で洗濯していた女性達が立ち上がって手を振る場面が印象的でした。

 「巴里の屋根の下」は「巴里祭」と共に有名なルネ・クレール監督の作品。この主題歌も西条八十訳詞「懐かしの思い出にさしぐむ涙。マロニエ、花は咲けど恋しの君いずこ……………」歌が大流行。多くの日本人にも愛唱されたと言います。映画の筋は忘れました。「巴里祭」では目の大きいアナ・ベラをとても可愛い娘だなと思ったことだけ覚えている程度です。