画像サイズ: 480×320 (35kB) | 父は私が何歳の時に入院生活になったのだろう。 中学生になっていたか?というところである。
電話のない時代、父は葉書、手紙をよく書き送ってきた。 書かれた日付がないので、消印に頼るしかないが、そのイ ンクもかすれて見えにくくなっている。
毎月何通か届いたのだろうか。ここに葉書が71枚、手紙 が30通くらいある。白い葉書が茶色になり、封筒も中の 手紙も変色している。
一冊にまとめておこうかと打ち込み始めたが大変な作業で ある。
28年4月7日の葉書には 御変わりありませんか。私は別にかわりありませんからご安心下さい。 おばあちゃんの云うことをよくきき、弟をかわいがって、よき姉さん になって下さい。毎日家庭のことばかり心配して居ります。 ラジオ直りましたから天気のよい日に取りにきて下さい。
が書かれている。 母がすでに亡くなっていた私たち姉弟を病院生活の中で、 どんな気持ちで見守っていただろうかと思うと、涙を禁じ えない。 |