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[No.7295] 人生の転機 投稿者:ザックス  投稿日:2015/09/28(Mon) 15:34
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私の人生の後半を簡単に纏めてみます。

 産婦人科の医局で皆、がんやホルモンを専攻していましたが、私は人がやらないものを、と未熟児、新生児の仮死の蘇生法を色々試していました。その為のベットとか電気吸引器(口腔内の粘液を除去)や酸素ボンベを一体にした機器の開発など。

 それが契機で当時の皇太子妃殿下のご出産に、東大産婦人科の小林隆教授の助手として宮内庁病院へ行き、その後毎年皇后様のお誕生日に伺う等大きく人生が変わったのでした。何が人生を変えるものか、分からないものですね。


[No.7296] Re: 人生の転機 投稿者:GRUE  投稿日:2015/09/29(Tue) 10:57
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ザックスさん、みなさん、おはようございます。

> 私の人生の後半を簡単に纏めてみます。

輝かしい経歴は聞き及んでいましたが、こうして端的にまとめられて、改めて
感銘を受けるばかりです。それも直面された転機に自然に対応された結果であっ
たことも推測できます。

しかもこれほどの実績をお持ちにも関わらず、ご謙虚なのには、更に頭が下がり
ます。知識の広さ深さ、趣味の広さも抜群ですね。

いつまでも元気でご活躍を願っています。

ありがとうございました。


[No.7300] Re: 人生の転機 投稿者:ザックス  投稿日:2015/09/29(Tue) 11:27
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Grueさん、おはようございます。

過分の感想を頂き、恐縮するばかりです。

人生の総括は自分しか出来ないと思い、メモ的に書いたものです。

自分にとって大きなプラスは旧制高校の最後に間に合い、そこで短い期間でしたが
寮生活が出来たことと、軽い肺結核の初期で1年休学したことが、結果的には
高校を4年やったことになり大変良かったのだと考えます。(この間に画家や彫刻家と知り合えました。又、クラス会なども上、下2年分で倍出ています。)

これで少し早く生まれた人たちはかなりの人が戦争で亡くなっています。
1929年に生まれたことで幸運だったんだ、と思います。

滅多にない戦争の前と後を経験したことも計り知れないものがあったと思っています。
食い物が無くてお湯のような芋粥も啜りましたが・・・。それでもこの年まで生かしてもらっていますから。


[No.7304] Re: 人生の転機 投稿者:ザックス  投稿日:2015/09/30(Wed) 11:24
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> 滅多にない戦争の前と後を経験したことも計り知れないものがあったと思っています。
> 食い物が無くてお湯のような芋粥も啜りましたが・・・。それでもこの年まで生かしてもらっていますから。

70年、戦争は無かったし、これからも一部を除いてはまず、無いと思います。

そう言う稀なものに会えたのは言い方はおかしいのですが、幸運と言っていいかもしれません。しかし、もうあってほしくはないですね。

 さて、人生の前半はと言うと、親の仕事の関係で田舎の里山に暮らし、山では杉鉄砲を作ったり、ゴム製のパチンコで遊んだり、川で泳いだり、中瀬で焚火をして芋を焼いて食べたり釣りをしたり、まあ、良く山野を駆け巡りました。8時間も混んだ列車で帰省したことは辛い事でしたが、空襲で死なないで済んだことは幸せでした。

後半は都会でというバランスのとれた人生を送れたことは幸せでした。