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[No.7531] 古きをたずねて新しきを知る〜なお 投稿者:唐辛子紋次郎  投稿日:2016/03/08(Tue) 21:45
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 きょうは、あのジャンヌ・ダルクの指輪が、およそ4700万円で落札され、600年ぶりに里帰りをしたというニュースが流れた。ジャンヌ・ダルク、これも出ていたとなると、「椋鳥」はもう何でもござれと云いたい。古くて新しい、ニュースの宝庫といっても差支えないだろう。さて、   

 あっしらの子どもの時分には、たしかマルコーニでなく、マルコニーと云っていたような気がする。そのマルコーニだが、あちらでは、子供に読ませる、いわゆる偉人伝の類には、ダンテなどと一緒に必ず選ばれるようだ。ここで、またジャンヌに戻って、

 そう。「椋鳥」には何度も顔を出す。たとえば、1909年5月15日の項には、サン・ピエトロ寺院で、ジャンヌが聖者に列せられたとある。また、この列聖の儀を踏まえたものか、地元オルレアンでは、2000人の女子がお祝いのお祭りをやることに決め、当局に申し出ている。なお、

 12月13日にも、フランスの名女優、サラ・ベルナールが、御年64歳の身で、なんと、19歳のジャンヌに扮したという、スゴ技ニュースが書き留めてある。


 ここで、また鴎外の間違い。同じ日のニュースに、わかいイタリア娘が、あわれ、男に振られ、ポンテ・ヴェッキオ橋からアルノ川へ飛び込み、70歳の爺さんがすぐ後から飛び込んで、これを助け上げたとあるが、これをローマでの事件として綴っている。これは明らかに、フィレンツェでの出来事である。あと、

 酒手の話が面白い。イタリアのホテルで長らくボーイをやっていた男が、有名人の呉れる酒手の多寡をすっぱ抜いている。金持ちが沢山呉れるわけでないのがよく分かる。イタリアの大女優であり、サラ・ベルナールの、ライバルと云われたエレオノーラ・ドゥーゼ、馬鹿に追い使う癖に、馬鹿にけちだ。ロックフェラー、人柄だ。ロスチャイルド一家、ひどくけちだ。ゾラ、立派だ。

 GRUE さんが、#7519で触れておられたマルコーニはどうかというと、やはり立派だ、となっておりやした。やっぱり、あの人は日常生活でも、偉かったんでしょうね。(^^♪

                            (つづく)