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[No.7535] 十五歳に感動 投稿者:KANCHAN  投稿日:2016/03/12(Sat) 13:39
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十五歳に感動
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十五歳に感動

先週、私はテレビで、クアラルンプールで行われていた
卓球世界選手権の女子の試合に釘付けになっていた。
対タイ戦、ドイツ戦、再びドイツ戦、北朝鮮戦である。

福原愛、石川佳純、伊藤美誠(みま)の3選手の戦いぶり
に、ひやひやどきどきしていた。私は特に15歳、中学3年
生の伊藤美誠選手の試合ぶりに驚き、感動した。

北朝鮮戦では、トップバッターを任されたが、なれない
相手のカットボールに敗れた。福原、石川が勝って伊藤は
再度の登場である。ここで彼女は粘りに粘った。1--1後の
第3ゲームで、彼女はなんとジュースを9回繰り返したが、
結果18対20で負けたのである。崖っぷちに立たされたのだ。

ところがなんと、その後の2ゲームに勝って、逆転勝利し
てしまったのである。相手のカットボールは、打っても
打っても返って来た。長いラリーが何度もあった。隙が
出れば打ってくる。しかしテキは、9回ものジュースに疲
れ果てていたのである。伊藤とてかなり疲れていたはずだ。
しかし、彼女は驚くべき精神力を発揮した。勝利の瞬間、
流石の彼女が思わずしゃがみこんで泣いた。

翌日のTVニュースや新聞の報道・論評は、試合を見ていた
ものからすれば、随分と薄っぺらなものに思えた。

実は、決勝の対中国戦は一部を見ただけである。正直気の
毒で見ていられなかったのだ。男子も39年ぶりの準優勝を
果たしが、私はそこまでフォローする余裕がなかった。
とにかく中国の壁は厚かった。

実は私は、というか、私達世代にとって卓球には特別の
思いがある。小学校から中学にかけて、私達はよくピン
ポンに興じたものだ。ラケットを買ってもらって、私は
時間があれば、家の壁に向かってボールを打っていた。
家の近くの写真スタジオが廃業して、そこに、卓球台が
置かれていた。

大学教養学部の時、私は身体を壊して一年休学した。
復学後体育の時間は、比較的身体の負担にならない?と
いうことで、卓球を取らされた。

銀行に入ると、独身寮に卓球台があったし、支店にも台
があった。地方支店の支店長であった私は、取引先の、
国体に出たという奥さんの相手に引っ張り出されたり
したものだ。私は少しも強くなかったが、フォームだけ
はキレイだとお世辞を云われた。

そんな話を、私は子供たちにあまりした覚えはなかった。
ところがである、中学生になった孫が部活に卓球を選ん
だのである。続く一年下の女の子も卓球部に入った。
私は密かに嬉しかった。男の子の方は部長を任され、
市の卓球大会中学生の部で、ダブルスで優勝したのである。
彼はまだ14歳。将来は・・・とジジ馬鹿。

(20016.3.12)


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