画像サイズ: 194×240 (29kB) | びっくりポン終わる NHK朝ドラ「あさが来た」が終わった。この半年ほど、月―土の毎朝、楽しませてもらった。私達夫婦の一日は、6:35のテレビ体操から始まるのであるが、それから朝食をとりながらニュース番組を見て、一段落したところで、7:30から始まるBSの朝ドラをみる。 このところ面白いドラマが続いた。「花子とアン」「ごちそうさん」「マッサン」etc.である。そして今回の「あさが来た」はヒロインのあさを演じた波瑠が出色で、夫を演じた玉木宏も、なんともいえないパーソナリティーで楽しませてくれた。 脚本が優れていたと思う。廣岡浅という実在の人物をモデルにして、かなり自由に物語を構成していた。或る人物は実際の名前を使って登場させ、或る人物はそれとわかるような名前に変えて、自由に活躍させる。そして見る者に、どこまでが実話で、どこからがフィクションなのかということを想像させる面白さを与える。あさと五代友厚のからみがその最たるものであろう。 加島屋の炭鉱経営は大変なことだったのであろう。あさが頻繁に京都と北九州を行き来していたが、想像を絶する話である。あさのピストルの話も何処までが本当なのか？ 加島屋の銀行とは実在の何銀行？生命保険会社は？日の出女子大学は？あさの実家は実は小石川三井家の一族であった。そして、日本女子大に目白の土地を寄付している。 さて、主演女優・波瑠である。私は1年ほど前に「三島屋変調物語」に出演していた彼女を始めてみた。名前が珍しく、大きな目と、きれいな口元が印象に残っていた。インターネットで調べると、彼女はモデルの出身で、すでにかずかずの映画やドラマに出演していた。ところがNHK朝ドラには、「てっぱん」「純と愛」「あまちゃん」のオーデションに挑戦して、いずれも落選したのだという。彼女は1991年生まれの24歳、「あさが来た」の人気で一段の飛躍を遂げるのであろうか？楽しみである。 新しくスタートの朝ドラ「ととねーちゃん」の高畑充希は、見た顔であると思ったら、先日大好評で終わった「いつかこの恋を思い出して泣いてしまう」というドラマで、ヒロインの有村架純と反対の役回りで堂々と渡り合っていた女優であった。波瑠と同じ1991年の生まれという。さて、どういうドラマになるのであろうか？ その他の女優のこと。 「ごちそうさん」の杏は、共演した東出昌太と結婚して話題となり、「花咲舞が黙っていない」で喝采を博した。渡辺謙の娘と知って、かえるの子はかえるかと感心したものである。「ゲゲゲの女房」の松下奈緒が立派なピアニストであることにも感心した。 「あまちゃん」の能年玲奈、「梅ちゃん先生」の堀北真紀、日本の朝は、彼女たちと共に始まった。「女性のちから」は大きい。 (2016.4.2) |