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[No.7796] 今年は猫年? 投稿者:KANCHAN  投稿日:2017/01/16(Mon) 22:47
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今年は猫年?
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 頂いた年賀状のなかに、かわいい猫の写真のあるものが何枚かあった。今年の干支は猫か?そういえば夏目漱石の世に出るきっかけとなったのは雑誌「ほととぎす」に載った「吾輩は猫である」であった。

 実は昨年暮れから夏目漱石関連のテレビ番組が3本続いた。その中の一つ「夏目漱石の妻」は面白かった。私は漱石の妻は悪妻だとばかり思い込んでいた。結婚3年目に極度の神経症に陥り、自殺を企てたという話に影響されたのかもしれない。このドラマでは、我儘な漱石を支えた出来物な妻として描かれていた。尾野真千子が好演していた。

 実は私は、桐生支店に単身赴任をしていた時、一人生活の長い夜のつれづれに(笑)当時出た新版漱石全集を買って来て、ぼつぼつ読んでいたことがある。私はまた読み直そうかと思い始めている。

 上に触れた3本の漱石関連番組の一つでは、東大名誉教授の姜尚中(カンサンジュン)氏が、漱石が廻ったという満州、朝鮮をあとづける旅を取り上げていた。203高地から旅順港を望み、さらにソウルでは日本人に暗殺された閔妃(ミンビ)の墓を訪ずれていた。

 そういえば漱石は1867年生まれで、日清戦争の勃発時(1894)は27歳、「吾輩は猫である」が発表されたのは、日露戦争が終わった直後のことであった(1905)。そんな時代背景を踏まえながら漱石を読むのもいいのではないかと思ったのである。

 「吾輩は猫である」から取り掛かったところである。これまでのところ全く漫談である。(結構読みずらいし、時間がかかる)

 苦沙弥(クシャミ)先生が部屋の日向に横になって物思いにふけっている。目の前に奥さんの尻がある。背中に垂れた黒髪を下から辿ってゆくと、後頭部に行き着く。なんとそこには直径3センチほどの禿があるではないか。さて、この禿は結婚前からあったのかどうかで言い争いが始まる。

 奥さんは平然としたものである。前からともあとからできたとも言わない。日本髪を結うと、そこが引っ張られて毛が抜けやすいのですとすましている。

 猫は、ネズミをしとめようと、いくつかあるネズミの出入り口で待ち伏せをしたい。そこで、東郷大将の苦悩を理解するのである。バルチック艦隊は対馬海峡か、はたまた津軽海峡かと・・・。

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写真は孫が飼い始めた猫(ヒナ)である。 (2014.1.14)


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