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[No.7798] お茶の会・新年会 投稿者:あや  投稿日:2017/02/11(Sat) 18:22
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 お茶の会の新年会とお初釜が障害者施設で行われた。11月の文化祭の手伝いをしたことで、時間があったら参加してほしいとの要請で向かったのだ。最近は会員として席を置いていないで、文化祭の手伝い位しかしていないのだ。

 夫の入退院のことが重なり、みなさんにお土産もない。そんなことで、早めに着いた駅の菓子店で小袋のコーヒーゼリー買った。人数も定かでなく15個にした。100円のものだった。

 11時30分から始まったがすばらしいお弁当だった。青山御膳・六歌仙と書かれて、裏には、宮内庁御用達の店 青山と書かれていた。
 弁当の容器もすてきで大きく、中は6個に仕切られ、それぞれ器が入って料理が並んでいた。
 帰って来てパソコンで調べたら単価は3240−と出た。会費は通常の1500円でよかった。聞かずにいたが、会からの負担があったのかどうか。その他にスープを紙コップに作ってくれ、温かいお茶が用意された。

 先生の挨拶の後、自己紹介をし、先生が持ってきてくださった物5個を福引き形式にして、皆で引き合ったが私は外れた。お初釜の折りに当たった人からお点前をやることになったのだ。
 50代くらいか、グループホームに住んでいる、Kさん喜んでくれて、私にべったりの状態だった。隣へ座り、
「今度○○○へ遊びに来て どこかへ遊びに行きたい」と言ってくれたのはうれしかった。
「わかったわ、今度また遊びに行きましょう。○○○へも行くわ」など話しあった。以前は何回か遊んで歩いたのだ。うれしそうでよかった。和服も着せてあげた。

 欠席者がいて、お弁当1個余ったので、「会費を払ってもらっていくわ」と私は言った。夫の夕飯にと思ったのだ。最終的にはお金はわたさず、戴いてきてしまった。

 最近入った男性は右手が使えず、左だけだったが、趣味で焼き物をしていると言うことで、湯のみ茶わんを人数分焼いてきて下さったのだ。黒に少し柄のあるすてきなものだった。その湯のみで、お茶を入れて頂いたのだった。

 お初釜が始まり、「特」のくじを引いた障害を持つKさんもお点前をやった。やはり障害を持つ中学生の女子は明るく、お運びをやっていた。目が見えない年配の女性も先生に指導されながらお点前をなさった。時間ができたらまた会員として参加したいと思っているが、そうでなくとも来れる時にいらしてと、4月までの日程を教えてくださったのはうれしく、感謝だった。
 
 今日のことで、朝のことが思い出された。バスの中のドア近くの敬老席に障害の女性が座っていた。乗って行くと私の顔をしみじみと見る。私もお会いしたことがある人のように思え、お茶の会に参加している人かとも思ってしまい、手を挙げてしまったのだ。近づいて挨拶しようとしたら、そばのヘルパーさんらしい女性が、
 「Sさん、しばらくですね」と声をかけてきたのでびっくり。見たことがある人にも思えた。「△△△には」などの言葉が出て思い出した。△△△は障害者の住むグループホームだったのだ。ヘルパーで来ていらした方だったのだ。名前が思い出せず、失礼にあたってしまうので、下げていた名札をちらちら見てしまった。Aさんだった。
 その障害を持つ方はお茶の会のではなく、ときどきバス中や道で出会い、ちょっと話しかけをする女性だったと思い出した。最近は稽古に参加していないお茶の会と重なってしまい、おかしなことになった私。認知症かとも思ってしまった。2人は関内へ遊びに行くと言った。

「障害を持つ方たちと朝から夕方までの長い時間、親しくおつきあいができて、よかった。うれしかった」と思った帰りのバスの中で涙が滲み、頬を伝って流れたのだった。


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