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[No.6814] 携帯電話あれこれ-1 投稿者:あや  投稿日:2014/09/29(Mon) 21:39
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2003年に発行した「私の歳時記3」をめくっていたらこのような文章が
載っていました。
今は携帯電話などでなく、もっと最新型を使用している人が多いですが、
私はまだまだそれらには目が向かないのです。
1999年9月に書いたものです。そのつもりでお読みくださいませ。こんな時代
があったことも思い出してください。。    


ケータイは便利                   1999.9

突然声が聞こえました。『わたし』と思って振り仰ぐと、そこには「ケー
タイ」を耳に当てた若者が、3階の窓から身を乗り出していました。「も
う少しまっすぐ歩いてきて、窓から手を振っているのが見えるから」と聞
こえました。友人が訪ねてきて、歩きながら電話しているのでしょう。3
階にいる若者からは、歩いている人が見えるようです。 2年ほど前のこと
でした。違和感を感じたのを覚えています。そして便利な時代になったと
思う反面、むなしさも覚えました。

最近は、道を歩きながら「ケータイ」で話している姿をよく見かけます。
待ち合わせに使用して、かけあっていた2人がお互いに振り向いたら待ち
人だった、なんていう光景にも出会ったことがあります。また、びっくり
するような話をしているときもあります。

若いころ、駅まで迎えに出て、チンチンと鳴る踏切りを越えてくる電車に
乗った友人を待って、道々おしゃべりしながら我が部屋に迎え入れたこと。
道路へ身を乗り出すようにして、バスで帰っていく弟夫婦を見送ったこと
などを、なつかしく思い出しました。

今は駅や、バス停まで出ずに、「ケータイ」で、「そうそう、○○○コンビ
ニあるだろ、そこを右に入って、一つ目の角のマンション。上から見てるか
らさ。見上げて」なんて案内しているのでしょうか。味気ないと思います。
とは言っても、私も「PHS」なるものは持っているのです。購入して3か
月になりますが、あまり使用していません。使い方も完全にマスターしてい
ないのには困ったものです。友人が何度か試しにかけてきてくれましたが、
なかなか慣れずに、鳴っていても気がつかないことさえあって、「何してた
の」なんてこともありました。その友人は「今、どこ。立ち止まって話して」
とマナーの一から教えてくれました。 弟も仕事の関係から使用していますが、
この人も友人と同様、マナーは絶対守るタイプなので、「電車に乗るからあと
で」などと、断られてしまうときが多々あります。

また私にとってワープロは便利なものです。FAXも役に立っています。
「ケータイ」も便利といえるものになるでしょうか。次はパソコンです。

                           
(つづく)


[No.6815] Re: 携帯電話あれこれ-2 投稿者:あや  投稿日:2014/09/30(Tue) 07:50
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 ケータイ電話は嫌い
                          2000.3
体操が終わってから、仲間と食事をし、ビールも飲んだ。その帰り道、
ほろ酔いの耳に、「○○が浮気してさー。………。電話番号消したよ。……。
土曜日… 」と聞こえてきました。対面から自転車でやって来た少年が
携帯電話に向かっていたのです。自転車に乗りながらの電話は危ないこ
ともさりながら、高校生に見えるのに、友だちの彼女の浮気を、声高に
話しをすることに驚きを覚えました。

また、新横浜の改札口で後ろから、「もしもし、もしもし」と大きな
声がしたときのことでした。何か落としたかな、と一瞬ドキッとしなが
ら振り向いたのです。何とそこには携帯電話に向かって若い女性が、
「もしもし、もしもし」と声をかぎりに叫んでいたのです。どのくらい
言っていたでしょうか。やがてあきらめてエスカレーターを駆け上がって
いきました。早く外へ出てもう一度かけ直す様子が見えました。よほど、
「立ち止まって端へ寄り、かけたらどお。迷惑ですよ」と声をかけようと
思ったのを止めました。面倒くさくなったのです。

(つづく)


[No.6817] Re: 携帯電話あれこれ-3 投稿者:あや  投稿日:2014/09/30(Tue) 20:33
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携帯電話見つかる
                          2000.10

夫が買ったばかりの携帯電話をなくしてきた。塩原へ同年会に出かけ、
日光見物のときらしい。その場ですぐ警察と電話局に連絡して電話を
止めてもらったと言う。前から携帯に縁がないよ、と言っていた。

1台目は落として壊れ、2台目も落としてきた。でもこれは、家の下の
駐車場で車から降りるときらしく、誰かが、植え込みのところへ置い
てくれたのを見つけることができた。でもそのあとすぐ前面が壊れて
使えなくなった。そして、3台目をなくしてきたのだ。暑かったので
上着を着ないでいて、ベストの浅いポケットに入れていたらしい。
半分ほども頭を出すポケットだもの、ストラップで止めておかなけれ
ば落ちるに決まっている。呑気な人なのである。

夫が旅行に出た朝、携帯の箱と説明書を片づけようとしたら、携帯を
止めるピンが出てきた。2つ入っていたのだろうと思って、そのままに
しておいたのだが、夫はそれが入っていないと思ってつけなかったと言う。
おっちょこちょいでもある。会社へ出かけた夫から電話が入った。

「携帯が見つかったよ。日光警察から電話があってさ。女の人が届けて
くれたんだって。警察官もていねいで感じのいい人だよ。観光地だからかな」
と感激が伝わってきた。よかった。           


[No.6818] Re: 携帯電話あれこれ-4 投稿者:あや  投稿日:2014/09/30(Tue) 20:55
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懐中電話
2000.12

昨日の神奈川新聞の一面に、「ケータイを越えて」という特集が掲載されていた。
イラストには、2人の女の子の歩いている姿があり、1人はストラップつきの
懐中電話なるもので話をしている。もう1人は首から下げたものを、胸ポケットに
入れている。後ろには家の遠景があり、窓から母親が電話で話している姿がある。
女の子たちの横には、「歩きながらお母さんとおはなし」と書かれていた。

13 懐中電話 振り出しへ戻る。ともある。
これは75年前の、大正時代の絵師・河目悌二が描いた「大東京復興双六」のなか
のものだという。その半生を移動体通信の研究・開発にささげ、今は松下通信工
業で、次世代以降の開発の陣頭指揮している倉本さんは、「そんな昔に今と変わ
らない携帯電話を予測した人がいたことは、驚き」と、言ったそうだ。

私もその絵を見たときの驚きといったらなかった。現代の服装ではなく、なんと
なくなつかしい明治、大正時代の女の子の姿だったから。昔に描かれたものと思
い記事を読んだのだ。この絵がなかったら読まない記事だった。
                             
電車やバスの中では、携帯電話の禁止や遠慮が放送されています。周りに迷惑を
かける、電波を受けてはいけない病人に悪い、ということでと思いますが、平気
で話している人もまだまだいます。 せんだってのこと、重大な話ではないのに、
大きな声で話していました。若い女性です。私は肩をつつき、禁止車両のビラを
指差しました。すぐにやめましたが、あやまりはありませんでした。と同時に電
車は駅につき、私も彼女も降りたのです、そのときは一瞬ドキッとしましたが、
何もありませんでした。

その少し前のこと、友人に、電話をかけるためのお金を借りました。お金を貸し
てくれながら「携帯でかければいいのに」と言われたのです。確かですね。持って
いるのを忘れてしまうときもあるけれど、長電話のときなど、携帯では聞きにく
く話しにくいのです。

現在、私の「ケータイ」は、夫との連絡用のみです。それもたまにでしかありま
せん。家にいるときはスイッチを切っておき、外出時にだけスイッチを入れるの
です。私にとって必要といえば必要、なくてもいいものにも思えます。      

2003年2月

下手ですが、文章を綴ることが好きな私、携帯電話のことも、
1999年9月・2000年3月・2000年10月・2000年12月と書き綴り、
こうして2003年2月にまとめているなんてと我ながら感心しています。
私にとって、このころは携帯電話が物珍しかったのでしょうか。
その後、携帯電話のことを書いてある記録が見つかりません。


(おわり)



                         
  


[No.6820] Re: 携帯電話あれこれ-4 投稿者:男爵  投稿日:2014/10/03(Fri) 17:40
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あやさん
                        
> 電車やバスの中では、携帯電話の禁止や遠慮が放送されています。周りに迷惑を
> かける、電波を受けてはいけない病人に悪い、ということでと思いますが、平気
> で話している人もまだまだいます。 せんだってのこと、重大な話ではないのに、
> 大きな声で話していました。若い女性です。私は肩をつつき、禁止車両のビラを
> 指差しました。すぐにやめましたが、あやまりはありませんでした。

いますね。
男でも女でも。
いい年をした人も若い人も。

> その少し前のこと、友人に、電話をかけるためのお金を借りました。お金を貸し
> てくれながら「携帯でかければいいのに」と言われたのです。確かですね。持って
> いるのを忘れてしまうときもあるけれど、長電話のときなど、携帯では聞きにく
> く話しにくいのです。

携帯電話は聞きにくいです。

そして操作がよくわからない私は
できれば公衆電話を使います。

だからまだテレフォンカード数枚もって歩いています。

この頃は公衆電話も少なくなってきました。
街角にあったはずの公衆電話がいつのまにか撤去されています。 さびしい。


[No.6823] Re: 携帯電話あれこれ-4 投稿者:あや  投稿日:2014/10/05(Sun) 11:09
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男爵さん、

お読みいただきありがとうございます。


> この頃は公衆電話も少なくなってきました。
> 街角にあったはずの公衆電話がいつのまにか撤去されています。 さびしい。

ほんと! 探すのに大変です。