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[No.6896] 一日台東区民 投稿者:唐辛子紋次郎  投稿日:2014/11/29(Sat) 10:39
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一日台東区民
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 名誉区民ならいいのだが、実は不名誉区民。これが、きのう、あっしに与えられた称号のようです。先日この愚か者が、作ったばかりのポイントカードを紛失し、それが拾得物として届けられたようなのです。また、それが、近所の交番ならいいのだが、東京の台東区にある、U警察署だった。U警察というくらいだから上野の駅前あたりだろうと、高をくくっていたあっしは、上野に着いてビックラこえた。これが、意外と遠いのである。

 歩道橋に立って、小手をかざして眺めると、はるか彼方に台東区役所が見える。どうやら、その近くのようだ。まあ、そとは暖ったかいし、運動にもなるので、歩いてみるのも悪くない。

 ちょうどお昼になってしまったので、台東区役所の地下にある食堂で、昼食を摂ることにした。ここの従業員は、たいへん愛想がよく、好感度抜群。味も量もなかなかのものだった。

 これが(添付写真)、昨日のあっしのランチである。(つづく)


[No.6898] Re: 一日台東区民 投稿者:唐辛子紋次郎  投稿日:2014/11/29(Sat) 20:34
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Re: 一日台東区民
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ランチは、紅茶を含め、しめて700円だった。このあと、U警察へ行くわけだが、肝心のその場所が分からなかった。ふと見ると、道路わきで、駐車違反の取り締まりをしている人がいた。

 声をかけると、ご親切にもわざわざ遣り掛けの仕事を中断して、案内に立ってくれた。

 「ちょうど、自分も今からそこへ行くところだ」と。あっそうか、このひと、民間人じゃなかったのか。

 聞かれるままに、要件を云うと、それなら『会計課』だと、署のエレベーターの所まで、案内してくれた。

 その会計課のおばさんというのがまた、親切なひとだった。落し物の受け取りが終わると、わざわざ席を立って、廊下をひとつ隔てたエレベーターの所までやって来て、ボタンまで押してくれた。どうして、台東区の人はみな、こうも親切なのだろう。

 実は、少し前からあっしは、東京国立博物館で開かれている「日本国宝展」が、観たくてしょうがなかった。それで、

 これを機会に、警察とは反対側にある、上野の山へ向かって歩き出した。それには「パンダ橋」という名の長い陸橋を渡っていく。

 そのスタート地点で、面白いものを見つけた。題して「ジャイアント・パンダ」。たしかに、これに比べたら、上野動物園のジャイアント・パンダなぞ、すべて、偽物だ。(^^♪

 世に、「ジャイアント・パンダ」を正々堂々と名乗れるパンダは、世界中探しても、このパンダしかない。あっしは、自信をもって断言する。←きっぱり。

 大きいだけでなく、マッタク餌を食わないので、何といっても経済的だ。

                  (つづく)


[No.6899] Re: 一日台東区民 投稿者:唐辛子紋次郎  投稿日:2014/11/29(Sat) 22:07
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Re: 一日台東区民
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橋をわたり切ったところに、「パンダ橋」という石碑があった。この命名はたぶん、ここ迄来れば、みなさんお待ちかねのジャイアント・パンダのいる動物園までは、すぐですよ、といった意味でつけたのだろう。まさか、パンダが橋の建設に一役買ったため、ま、これは、どう考えても、無理な話だ。(つづく)


[No.6904] これは本線の補足でしょうか。 投稿者:GRUE  投稿日:2014/11/30(Sun) 10:56
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紋次郎さん、

この書き込みは、本線(この文集のストーリーの流れを形作るもの)からは
外して、6898の補足という位置づけなんでしょうね。これは、的確ですね。
読みやすいです。


[No.6903] 一寸一言 投稿者:GRUE  投稿日:2014/11/30(Sun) 10:52
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紋次郎さん、みなさん、おはようございます。

>  実は、少し前からあっしは、東京国立博物館で開かれている「日本国宝展」が、観たくてしょうがなかった。それで、

どこだったか28日に上野へ行ったと書かれていた。えっ、上野? ひょっと
して国立博物館?と思ったのだった。ところが、U警察署行くんだと言う。紋
ちゃんにしては、なんと色気のないところにと思った。

ところが、やはり博物館。例のシルクロードのローマン及びペルシャガラスの
ところか?と思ったのだが、果たして何が目的?

実は、私は、その前日27日(木)に博物館に行ったのだ。目的はもちろん、
ローマン&ペルシャガラスの器。展示は12月7日までだから急がないとと。
ついでに国宝展で正倉院もと思ったのだが実はこれはもう終わっていた。

まずは、ここまで。


[No.6900] Re: 一日台東区民 投稿者:唐辛子紋次郎  投稿日:2014/11/29(Sat) 22:29
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Re: 一日台東区民
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上野駅の公園口を出るとすぐあるのが、『東京文化会館』だ。ここは一口にいうと「音楽の殿堂」だそうだ。しかし、この日は工事のため休館中だった。何の気なしに、

 裏口の方へ眼をやると、ピアノ運送用のトラックが駐車していた。ボディーに書かれた図案がチョット面白かったので、旅を急ぐはずのあっしも、ついついカメラを引っ張り出してパチリ。

 図案のほかに、ワルード・フェイマスな、スタインウェイ社の名が大きく書いてあった、    (つづく)


[No.6901] Re: 一日台東区民 投稿者:唐辛子紋次郎  投稿日:2014/11/29(Sat) 23:16
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Re: 一日台東区民
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こういう取り合わせも、また面白いかも。シロナガスクジラ対黄葉。あるいは、シロナガス対子供たち。科学博物館まえの風景でした。  

 だが、この位置では、気の毒なことに、クジラは、黄葉をマッタク鑑賞できない。ま、クジラには、黄葉より、プランクトンの方が有難いのかもしれないが…。
                               (つづく)


[No.6902] Re: 一日台東区民 投稿者:唐辛子紋次郎  投稿日:2014/11/30(Sun) 10:28
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Re: 一日台東区民
画像サイズ: 490×367 (81kB)
そうこうする内にお目当ての国立博物館に着いた。ところが、大変な人波である。もっとも、今日が11月28日でもう月末に近い。この展覧会は12月7日までやるのだが、期間限定の数点のうち、正倉院御物の「鳥毛立女屏風第三扇」等伯の「松に秋草図」などは、すでに展示を終えている。

 実はあっしが本当に見たかったのは、正倉院南倉の「楓蘇芳染螺鈿槽琵琶」だったのだが、これも済んでいたので、止む無く、「金印」を見ることにしたのだが、これがまた大変。

 大行列で、実際に観られるのはほんの一瞬。それも係員に急き立てられ、急き立てられて、後ろ髪を引かれる思いでその場を立ち去ることになる。もっとも、実物は非常に小さく、印面が上を向いているわけではないので一見、ただの金塊に過ぎない。もう一度見たい方は、ご面倒でも、福岡市博物館まで足を運ぶしかない。

 等伯の障壁画も、パンフレットで見ると、金泥をぜいたくに使ってあり、静謐さと華やかさを、ない混ぜた素晴らしい作品である。これを見られなかったことは、まことに、残念というほかない。

 とにかく、大勢の人で、展示品そのものには、めったに近づけず、ただ遠くから拝観するのみである。もっとも、絵巻など平面に置かれるものは、その拡大写真を、目の高さに配置し、離れたところからでも、見られるような工夫はしてあった。

 印象に残ったのは「玉虫厨子」「阿弥陀聖衆来迎図」「四天王像」などだが、国宝に指定された全国の土偶(全国でたったの5体)が、上野に勢ぞろいしたのも、大ニュースと云ってよかろう。

 中でも、合掌土偶というのは、造りがかなり凝っており、これが今を去る1000年以上も昔の、縄文時代に造られたものとは、到底思えない立派な出来である。  (つづく)

 写真は、国宝展の開催されている、『平成館』前の長蛇の列。係員が、お馴染みの「最後尾」の札を掲げているのを見ると、脇に「70分待ち」と書いてあった。もっとも、会期中の金曜日は、午後8時までやっているというので、その少し前、7時ごろに着くのが正解だったかも。

 いま改めてパンフレットを見ると、金印は11月30日までの期間限定だった。行ったのがその前々日の、28日では、猛烈に混んで当たり前である。  (つづく)


[No.6905] 更に一言 投稿者:GRUE  投稿日:2014/11/30(Sun) 11:15
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紋次郎さん、みなさん、

> そうこうする内にお目当ての国立博物館に着いた。ところが、大変な人波である。もっとも、今日が11月28日でもう月末に近い。この展覧会は12月7日までやるのだが、期間限定の数点のうち、正倉院御物の「鳥毛立女屏風第三扇」等伯の「松に秋草図」などは、すでに展示を終えている。

やはりそうでしたか。正倉院が本命でしたか。これは、前半に終わってました。
等伯のは国宝の方でしたが、これも前半終了でしたね。

>  実はあっしが本当に見たかったのは、正倉院南倉の「楓蘇芳染螺鈿槽琵琶」だったのだが、これも済んでいたので、止む無く、「金印」を見ることにしたのだが、これがまた大変。

似たような流れになりましたね(笑)。

>  大行列で、実際に観られるのはほんの一瞬。それも係員に急き立てられ、急き立てられて、後ろ髪を引かれる思いでその場を立ち去ることになる。もっとも、実物は非常に小さく、印面が上を向いているわけではないので一見、ただの金塊に過ぎない。

私もこんなに小さかったのかとびっくり。ここでも並ぶのかと迷ったけど並んだ
のだった。

> もう一度見たい方は、ご面倒でも、福岡市博物館まで足を運ぶしかない。

そうです。福岡の人は幸せ。

>  印象に残ったのは「玉虫厨子」「阿弥陀聖衆来迎図」「四天王像」などだが、国宝に指定された全国の土偶(全国でたったの5体)が、上野に勢ぞろいしたのも、大ニュースと云ってよかろう。

この辺は又後ほどに。しかし、縄文土偶はよかった。2,30cmの小さな
ものだが、インパクトがありましたね。「縄文のビーナス」は、お腹が大きく
(これは当然だが)、腰とお尻が張っていて、なんとも言えぬ生命力とオーラ
を発していた。意外だったのは、おっぱいは小さかった。これは現代人とは
違うようだ。

>  写真は、国宝展の開催されている、『平成館』前の長蛇の列。係員が、お馴染みの「最後尾」の札を掲げているのを見ると、脇に「70分待ち」と書いてあった。もっとも、会期中の金曜日は、午後8時までやっているというので、その少し前、7時ごろに着くのが正解だったかも。

28日(金)は、雨でしたね。それでも70分ですか。27日(木)は雲一つ
ない快晴、それでも70分の行列でした。

続きに期待。


[No.6906] Re: 一日台東区民 投稿者:男爵  投稿日:2014/11/30(Sun) 11:27
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唐辛子紋次郎さん、みなさん

> そうこうする内にお目当ての国立博物館に着いた。ところが、大変な人波である。もっとも、今日が11月28日でもう月末に近い。この展覧会は12月7日までやるのだが、期間限定の数点のうち、正倉院御物の「鳥毛立女屏風第三扇」等伯の「松に秋草図」などは、すでに展示を終えている。

私は10月に行ったので
こちらは見ましたが、なにしろ照明が暗くて、しかも人混みで
ガイドブックに載っているような鮮明な印象はありませんでした。

源氏物語絵巻もオリジナルは見ることができたが、本でよく解説されているような
鮮明で大きな絵ではありません。 むしろ見てガッカリという印象でした。

>  実はあっしが本当に見たかったのは、正倉院南倉の「楓蘇芳染螺鈿槽琵琶」だったのだが、これも済んでいたので、止む無く、「金印」を見ることにしたのだが、これがまた大変。

>  大行列で、実際に観られるのはほんの一瞬。それも係員に急き立てられ、急き立てられて、後ろ髪を引かれる思いでその場を立ち去ることになる。もっとも、実物は非常に小さく、印面が上を向いているわけではないので一見、ただの金塊に過ぎない。もう一度見たい方は、ご面倒でも、福岡市博物館まで足を運ぶしかない。

>  とにかく、大勢の人で、展示品そのものには、めったに近づけず、ただ遠くから拝観するのみである。もっとも、絵巻など平面に置かれるものは、その拡大写真を、目の高さに配置し、離れたところからでも、見られるような工夫はしてあった。

>  印象に残ったのは「玉虫厨子」「阿弥陀聖衆来迎図」「四天王像」などだが、国宝に指定された全国の土偶(全国でたったの5体)が、上野に勢ぞろいしたのも、大ニュースと云ってよかろう。

>  中でも、合掌土偶というのは、造りがかなり凝っており、これが今を去る1000年以上も昔の、縄文時代に造られたものとは、到底思えない立派な出来である。  (つづく)

土偶の一部は既に見たものでした。 八戸まで行かなくても上野で見られたのでした。
http://www.mellow-club.org/cgibin/free_bbs/11-danwasitu/wforum.cgi?no=6966&mode=allread#6971
 私にしたら、あの八戸の土偶との再会でした。

>  いま改めてパンフレットを見ると、金印は11月30日までの期間限定だった。行ったのがその前々日の、28日では、猛烈に混んで当たり前である。  (つづく)

私は神戸の全国オフのときに、この上野にも寄ったので、そのときは金印は展示されていませんでした。

こちらは博物館の解説なので、写真もたくさんあります。
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1648


[No.6912] Re: 一日台東区民 投稿者:唐辛子紋次郎  投稿日:2014/12/01(Mon) 11:49
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   男爵さん、みなさん。

> > そうこうする内にお目当ての国立博物館に着いた。ところが、大変な人波である。もっとも、今日が11月28日でもう月末に近い。この展覧会は12月7日までやるのだが、期間限定の数点のうち、正倉院御物の「鳥毛立女屏風第三扇」等伯の「松に秋草図」などは、すでに展示を終えている。

> 私は10月に行ったので
> こちらは見ましたが、なにしろ照明が暗くて、しかも人混みで
> ガイドブックに載っているような鮮明な印象はありませんでした。

 「鳥毛立女屏風第三扇」と等伯の「松に秋草図」を観られましたか。それは、羨ましい。で、「秋草図」は、どうでした?パンフレットで見る限りでは、豪華絢爛の印象ですが…。

> 源氏物語絵巻もオリジナルは見ることができたが、本でよく解説されているような
> 鮮明で大きな絵ではありません。 むしろ見てガッカリという印象でした。


 絵巻類は、人垣に阻まれ、ほとんど観ることが出来ませんでした。(-_-;)

> >  実はあっしが本当に見たかったのは、正倉院南倉の「楓蘇芳染螺鈿槽琵琶」だったのだが、これも済んでいたので、止む無く、「金印」を見ることにしたのだが、これがまた大変。

> >  大行列で、実際に観られるのはほんの一瞬。それも係員に急き立てられ、急き立てられて、後ろ髪を引かれる思いでその場を立ち去ることになる。もっとも、実物は非常に小さく、印面が上を向いているわけではないので一見、ただの金塊に過ぎない。もう一度見たい方は、ご面倒でも、福岡市博物館まで足を運ぶしかない。

> >  とにかく、大勢の人で、展示品そのものには、めったに近づけず、ただ遠くから拝観するのみである。もっとも、絵巻など平面に置かれるものは、その拡大写真を、目の高さに配置し、離れたところからでも、見られるような工夫はしてあった。

> >  印象に残ったのは「玉虫厨子」「阿弥陀聖衆来迎図」「四天王像」などだが、国宝に指定された全国の土偶(全国でたったの5体)が、上野に勢ぞろいしたのも、大ニュースと云ってよかろう。

> >  中でも、合掌土偶というのは、造りがかなり凝っており、これが今を去る1000年以上も昔の、縄文時代に造られたものとは、到底思えない立派な出来である。  (つづく)

> 土偶の一部は既に見たものでした。 八戸まで行かなくても上野で見られたのでした。
> http://www.mellow-club.org/cgibin/free_bbs/11-danwasitu/wforum.cgi?no=6966&mode=allread#6971
>  私にしたら、あの八戸の土偶との再会でした。

> >  いま改めてパンフレットを見ると、金印は11月30日までの期間限定だった。行ったのがその前々日の、28日では、猛烈に混んで当たり前である。  (つづく)

> 私は神戸の全国オフのときに、この上野にも寄ったので、そのときは金印は展示されていませんでした。

 国宝展は、10月15日からやっていますが、金印は、11月18日からの展示なので、どだい無理なはなしでしょう。それにしても、この金印、展示が12日間限定は、殺生です。


[No.6914] Re: 一日台東区民 投稿者:男爵  投稿日:2014/12/01(Mon) 15:47
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唐辛子紋次郎さん、みなさん。

> > > そうこうする内にお目当ての国立博物館に着いた。ところが、大変な人波である。もっとも、今日が11月28日でもう月末に近い。この展覧会は12月7日までやるのだが、期間限定の数点のうち、正倉院御物の「鳥毛立女屏風第三扇」等伯の「松に秋草図」などは、すでに展示を終えている。
>
> > 私は10月に行ったので
> > こちらは見ましたが、なにしろ照明が暗くて、しかも人混みで
> > ガイドブックに載っているような鮮明な印象はありませんでした。
>
>  「鳥毛立女屏風第三扇」と等伯の「松に秋草図」を観られましたか。それは、羨ましい。で、「秋草図」は、どうでした?パンフレットで見る限りでは、豪華絢爛の印象ですが…。

あのような鮮明なものではなかったと思います。
全体的に照明が暗くしています。

> > 源氏物語絵巻もオリジナルは見ることができたが、本でよく解説されているような
> > 鮮明で大きな絵ではありません。 むしろ見てガッカリという印象でした。

>  絵巻類は、人垣に阻まれ、ほとんど観ることが出来ませんでした。(-_-;)

他の絵巻物も見たのですが、暗いし、かすれて、よく見えませんでした。
本に載っているようなわけにはいきませんね。

> > >  実はあっしが本当に見たかったのは、正倉院南倉の「楓蘇芳染螺鈿槽琵琶」だったのだが、これも済んでいたので、止む無く、「金印」を見ることにしたのだが、これがまた大変。

正倉院南倉の「楓蘇芳染螺鈿槽琵琶」は四弦ですが
同じ正倉院の「螺鈿紫檀五絃琵琶」は五弦の琵琶です。
五弦の琵琶はシルクロードの壁画の描かれていますが、現存するのは正倉院だけ。
(その五弦の琵琶の複製品は、東京博物館にあります)
http://shosoin.kunaicho.go.jp/public/pdf/0000000075.pdf

某博物館には、各時代の金印のコレクションがありました。
なにしろシナの皇帝は地方の王に金印を与えるのが好きで
だから、卑弥呼の金印が見つかったら、これはもう大発見なのですが....

> > >  とにかく、大勢の人で、展示品そのものには、めったに近づけず、ただ遠くから拝観するのみである。もっとも、絵巻など平面に置かれるものは、その拡大写真を、目の高さに配置し、離れたところからでも、見られるような工夫はしてあった。
>
> > >  印象に残ったのは「玉虫厨子」「阿弥陀聖衆来迎図」「四天王像」などだが、国宝に指定された全国の土偶(全国でたったの5体)が、上野に勢ぞろいしたのも、大ニュースと云ってよかろう。
>
> > >  中でも、合掌土偶というのは、造りがかなり凝っており、これが今を去る1000年以上も昔の、縄文時代に造られたものとは、到底思えない立派な出来である。  (つづく)
>
> > 土偶の一部は既に見たものでした。 八戸まで行かなくても上野で見られたのでした。
> > http://www.mellow-club.org/cgibin/free_bbs/11-danwasitu/wforum.cgi?no=6966&mode=allread#6971
> >  私にしたら、あの八戸の土偶との再会でした。

八戸では、当時の人たちが住んでいた住居の遺跡も復元されてありました。

たとえば遮光器土偶は青森県だけでなく、秋田県、岩手県、宮城県とそれぞれ発掘され地域の博物館に展示されてあります。

私は今回は
横浜でトーベ・ヤンソン展や渋谷のBunkamuraのフランス絵画展や五島美術館などめぐりました。
時間があれば東京国立博物館にももう一度と思ったのですが、その時間はありませんでした。


[No.6908] Re: 一日台東区民 投稿者:唐辛子紋次郎  投稿日:2014/11/30(Sun) 23:21
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Re: 一日台東区民
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実は最初、平成館前へ行ったとき、待ちが70分とあったので、とりあえず本館へ入って時間つぶしをしようと思った。平成館前で待つのが正解とは思ったが、屋外は何となくうすら寒く、また雨もよいでもあったので、そうしたのである。

 まず館員に仏像のある部屋を聞き、阿弥陀三尊や、多聞天などを鑑賞した。外人も来ていたので、一言だが、BEで会話をした。仏像のほかにも、ここは本館なので、何でも揃っている。

 美術の部屋では、わが町出身の、浅井忠の油彩画が数点あった。浅井の絵では、留学中にフランスはセーヌ川の支流、ロアン川の岸辺を描いたものが多いが、時にイタリアへも足を延ばしたらしく、珍しくイタリアの風景画が飾ってあった。

 あと、鴎外が親しく交際していた、原田直次郎の作品も良かった。森まゆみの「鴎外の坂」を紐解くと、観潮楼のことが載っていて、「訪れた人々の名を記せば」とあり、直次郎の名が筆頭に出て来る。「独逸日記」にも、原田が突然愛人を具して鴎外の居を訪れるくだりがある。「観潮楼日記」でも、原田を伴い西洋料理を食べに行ったりしている。また、直次郎の「騎龍観音」が批判されたとき、鴎外が身をもって彼を庇った話は、あまりにも有名だ。夭折した原田は、鴎外の作品のモデルにもなっている。

 それから、鴎外と云えば、この東京国立博物館(帝室博物館)の総長(館長に当たる)でもあった。(つづく)

 写真は、博物館の最初の建物。イギリスのお雇い技師、コンドルの設計で、インド・サラセン様式で、非常に変わっていて、独特の景観を誇示していたが、惜しくも関東大震災で大破した。塔、窓枠などに、コンドルの趣味を感じる。


[No.6909] Re: 一日台東区民 投稿者:唐辛子紋次郎  投稿日:2014/12/01(Mon) 11:07
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Re: 一日台東区民
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折角東京へ出て来たのだからと、当てもなく上野の山を徘徊した。その内あたりもだんだんと暗くなり、いわゆる夜の帳が降りたので、一日台東区民兼、孤児(ミナシゴ)ハッチの徘徊師にもやっと里心がついた。

 ふと見ると、道端にこんなものがあった。江戸情緒を演出しようというのだろう。なかなか、心憎い配慮ではある。

 あっしには、たった半日の上京だったが、それなりに、心満ち足りて帰途に就くことが出来た。
(おわり)


[No.6910] Re: 一日台東区民 投稿者:唐辛子紋次郎  投稿日:2014/12/01(Mon) 11:14
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Re: 一日台東区民
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 仇っぽいといえば、浮世絵。見たいものは美女。これは永遠の真理ですな。


[No.6911] Re: 一日台東区民 投稿者:唐辛子紋次郎  投稿日:2014/12/01(Mon) 11:22
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Re: 一日台東区民
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 やっぱ、締めの写真は西郷ドンでしょうかね。


[No.6918] Re: 一日台東区民 投稿者:   投稿日:2014/12/04(Thu) 21:15
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>  仇っぽいといえば、浮世絵。見たいものは美女。これは永遠の真理ですな。

なつかしいです。どのくらい前に観に行ったでしょうか。
女の私でさへ、「いいなー」と思います。ネタミかな?

>  やっぱ、締めの写真は西郷ドンでしょうかね。

いい写真ですね。すんばらしいです。
何度行ったか数えきれませんが、いつ見てもいいものです。

大晦日の24時の時報と共に、山手線一周を何度やったか。この西郷どんの前から
でした。