夏も終りに近づき、つくつくぼうしが鳴きはじめた。 なぜ、つくつくほうしは夏の終りに鳴くのか?
蝉が鳴くのは、子孫を残すためである。 蝉はオスしか鳴かないが、これはメスにアピールするためである。 夏の最中、油蝉がけたたましく鳴いている時に、つくつくぼうしが鳴いてもメスにはとどかない。
従って、油蝉などがいなくなった夏の終り頃に地の中から這い出てきて鳴くのである。
つくつくぼうししかいない八丈島では、夏の最盛期にもつくつくぼうしが鳴いている。
「雑学 子どもにウケるたのしい日本」 坪内忠太 心講社
多摩のけん
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