私が読んだ本 
(期間:2011.11.1 - 2011.12.31)

 子どもの時から今に至るまで、たくさんの本を読んできました。
 そこで、みなさんが読まれた本を紹介してください。
 元気の出る本でもいいし、楽しい本でもいいし
 役に立つ本でもいいです。
 電子図書のことでもいいです。


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  • [No.554] 「世界の愚か村話」はいかが? 投稿者:   投稿日:2011/12/13(Tue) 22:13
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     なぜひとは、世界中どこでも、こうした愚か村話を愛好するのであろうか。

     日本にも、愚か村話は、今までに決して少なくない数のものが、ひろく全国で、伝えられてきた。

     宇井無愁氏によれば、日本のおろか村話には、三種類のものがあるという。村人が役人の命令などが理解できなかったため起こる騒動、また無知の村人が町へでて醜態を
    さらすもの、町から帰った村民が、そこで得た消化不良の知識を振り回し、それが大事件に発展するものなどであるという。

     ところで、上掲書には世界中の愚か村の話が満載されている。

     一例をあげると、イギリスのコーンウオール州トゥルーロの男が、塔のまわりの蔦に肥しをやっているところを見て、てっきり塔に肥しをやって大きくしているものと勘違いして、まいにち見物にやって来ては、もう大分大きくなったか、と聞くという話。

     これを読んで、東京スカイツリーを思い出した。あれは、たいして肥しをやった風には見えなかったけれど、エラク大きく育って、高さ634メートルにもなったらしい。

     一方、イギリスのトゥルーロのヤツは、やった肥料が粗悪品だったせいか、一向に大きくならなかったようだ。

     また、何かを撒くという点では、遠藤周作がこどもの頃、雨の日にわざわざ長靴を履いて庭の花壇へいき、家のじょうろで一心不乱に水やりをしたという逸話をどこか読んだことがあるが、真偽のほどは保証できない。


    [No.553] Re: 「唐詩選」上・中・下 投稿者:   投稿日:2011/12/13(Tue) 22:08
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       安房守さん、

    >> それはそれは、只さんとは驚きです。
    > 本の値段、不思議です。
    > 本の価値は外観とか値段とかに関係ないのですね。

    よく古本屋めぐりをしましたが、神田で相当な値段のものが、地元ではただ同然と云うのもありやした。

     同じ神田でも、店で主に取り扱う本によって、そうでない本は安い値がついてついていることもありました。

     文学書だと、理科系の本を多く扱っているようなところで買うのも一手です。


    [No.552] 杜甫 投稿者:男爵  投稿日:2011/12/13(Tue) 21:45
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    唐辛子 紋次郎さん、さんらく亭さん、安房守さん  こんにちは

    四川省の成都に行ったことがあります。
    動物園のパンダがほとんど放し飼いに近い状態で
    マイペースで遊んでいました。
      上野の動物園の至れり尽くせりの過保護とは大違い。

    杜甫草堂にも案内されましたが
    とにかく広いところでした。
    広い邸を与えられた杜甫は相当な待遇を受けたと思われます。
    ひどく恵まれた存在。  うらやましかった。


    [No.551] Re: 「唐詩選」上・中・下 投稿者:男爵  投稿日:2011/12/13(Tue) 21:38
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    紋次郎さん、安房守さん

    > それはそれは、只さんとは驚きです。

    > >  あっしのばやいは、もっと安かったです。デジタル時代に、物凄くアナログな話でお恥ずかしい限りですが、駅前の本屋が廃業する際、残った文庫本を店頭にならべ、好きなだけ持ってけというので、欲張ってうんしょうんしょ云いながら、沢山の本を持って帰りました。そのなかに、この「唐詩選」上中下三巻本も入っていたのです。

    いつだったか
    高田馬場のW大学の図書館の前を通りかかったら
    ドイツに関する本を山積みしてあって
    持っていきたい人はどうぞと書いてありましたので
    旅行中でしたが数冊もらってきました。
      なかなか貴重な本もありました。

    近くの公立図書館でも、住民の寄贈の本の中から
    図書館が必要でない本を山積みして
    好きな人は持っていくという方式も年に1〜2度あります。

    それから
    大学の図書館で廃棄にする本を格安で売る場合もあります。
    数学公式集とか英和辞典の重いのが格安で買えます。
     しかし、置く場所がないので、よほど使えそうな価値ある本でないと....


    [No.550] Re: 「唐詩選」上・中・下 投稿者:   投稿日:2011/12/13(Tue) 21:24
    [関連記事URL:http://homepage1.nifty.com/AWA/

    紋次郎さん

    それはそれは、只さんとは驚きです。
    本の値段、不思議です。
    本の価値は外観とか値段とかに関係ないのですね。

    安房守

    >  あっしのばやいは、もっと安かったです。デジタル時代に、物凄くアナログな話でお恥ずかしい限りですが、駅前の本屋が廃業する際、残った文庫本を店頭にならべ、好きなだけ持ってけというので、欲張ってうんしょうんしょ云いながら、沢山の本を持って帰りました。そのなかに、この「唐詩選」上中下三巻本も入っていたのです。
    >
    >  ちかごろは活字離れ、本離れで、取り合いの大喧嘩になり、血で血をあらうような大惨事に発展することも無く、ゆうゆうと持ち帰れました。(*^_^*)」


    [No.549] Re: サンデーとマガジン 投稿者:男爵  投稿日:2011/12/13(Tue) 20:17
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    >  大野茂:サンデーとマガジン、光文社新書400
    >
    > 昭和30年代に全国的な漫画批判があった。
    > 漫画ばかり読んでいると馬鹿になる。

    > 運動が全国に広がる過程で、抗議行動は次第に過激さを増し、ある小学校ではマンガを校庭で焚書するなどの行為にまでエスカレートしてしまう。
    > 実際に火をつけて燃やされた本のなかには、手塚治虫の代表作である「鉄腕アトム」までもが含まれていた。

    高校の修学旅行で京都へ行ったとき
    河原町の書店で
    手塚治虫禅宗を何冊か買ったことがある。 (昭和35年ころ)

    手塚治虫の全集はそれからも新しいものが出た。
    彼は同じ作品を何度も書き直すので、いつ描いたかが問題になる。


    [No.548] Re: 後世にもてはやされる啄木の歌 投稿者:男爵  投稿日:2011/12/13(Tue) 19:08
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    > 松本健一:石川啄木 望郷伝説

    > あたらしき背広など着て
    > 旅をせむ
    > しかく今年も思ひ過ぎたる
    >
    > これを参考にして萩原朔太郎は
    >  「ふらんすへ行きたしと思へども
    >  ふらんすはあまりに遠し
    >  せめては新しき背広をきて
    >  きままなる旅にいでてみん。」
    > をつくったのではないかと指摘する。

    この本です。
    http://www.keisoshobo.co.jp/book/b25409.html
    著者は伝説シリーズで何冊か書いています。


    [No.547] 後世にもてはやされる啄木の歌 投稿者:男爵  投稿日:2011/12/13(Tue) 19:05
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    啄木の「悲しき玩具」より
      呼吸すれば、/胸の中にて鳴る音あり。/ 凩よりもさびしきその音! 
      眼閉づれど、/心にうかぶ何もなし。/ さびしくもまた、眼をあけるかな

    あれっ
    谷村新司の「昴」によく似ている。
      目を閉じて何も見えず
      哀しくて目を開ければ
      荒れ野に向かう道より
      他に見るものはなし
      ......

      呼吸をすれば胸の中
      木枯らしは吠き続ける
      されど我が胸は熱く
      夢を追い続けるなり
       .....

    似ているはず、谷村本人が啄木が好きだから
    啄木と一体化したいと述べている。

    また、谷村の「群青」にも啄木の句の一部が見られる。
       君を背おい 歩いた日の
       .....
       泣けと如く群青(ぐんじょう)の海に降る雪
       砂に腹這いて 海の声を聞く
       .....


    松本健一:石川啄木 望郷伝説
    これを読むと
    他にも萩原朔太郎のことが指摘されていて
    思わずドキッとした。

    あたらしき背広など着て
    旅をせむ
    しかく今年も思ひ過ぎたる

    これを参考にして萩原朔太郎は
     「ふらんすへ行きたしと思へども
     ふらんすはあまりに遠し
     せめては新しき背広をきて
     きままなる旅にいでてみん。」
    をつくったのではないかと指摘する。

    もうひとつ紹介しましょう。
     石川啄木の「一握の砂」より
    「いたく錆しピストル出でぬ砂山の砂を指もて掘りてありし」

    石原裕次郎が歌った「錆びたナイフ」はこの啄木の歌からとったと
    作詞者が何かで書いていたのを思い出します。
      砂山の砂を指で掘ってたら
      まっかに錆びたジャックナイフが出て来たよ・・・


    [No.546] ドナルド・キーン 投稿者:男爵  投稿日:2011/12/13(Tue) 17:36
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    ラジオ深夜便で聞いた
    ドナルド・キーンの声

    東日本大震災の後
    日本に帰化したという。

    そういうわけで
    図書館から二冊借りてきました。

    変な本は途中で押しつけられた。
    カルトに注意!

    まず
    「昨日の戦地から」を読んでいます。

    深夜放送にあったように
    ドナルド・キーンは日本語を勉強して
    太平洋戦争の日本人捕虜に接した。

    敗戦後に日本に帰るという捕虜から
    日本の復興に力を貸して欲しいとたのまれ
    いったんは断るが考え直して
    日本で勉強することにする。


    [No.545] 李白 投稿者:男爵  投稿日:2011/12/13(Tue) 16:41
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    唐辛子 紋次郎さん、さんらく亭さん、安房守さん  こんにちは

    李白は大酒呑みだったようですが
    当時のお酒は今のアルコール度数の高い白酒ではありません。

    蒸留酒はモンゴル人が支配した元代から
    中国大陸にも伝わったものですから。

    それが朝鮮半島経由で対馬から福岡に伝わってきたのです。

    薩摩の焼酎は琉球から。


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