画像サイズ: 628×755 (49kB) | 河端良三編 中学理科こばなし、星の環会
○顕微鏡の発明 オランダ人のレーウェンフックは顕微鏡を作り、精密な観察くりかえしたくさんの発見をした。 彼の研究はオランダの解剖学者グラーフの目にとまり、グラーフもロンドン王立協会に手紙で紹介したが、ホイヘンスが継続的に王立協会に観察記録を送り続けた。 彼の手紙は日常的なオランダ語によるものであったが、これを実験担当のフックが認め、ラテン語訳してレーウェンフック全集として発刊した。 レーウェンフックは、1680年に王立協会会員として迎えられた。 そして、フックも顕微鏡でコルクの細胞を発見した。 レーウェンフックはヨハネス・フェルメールの遺産管財人としても知られる。「天文学者」や「地理学者」はレーウェンフックがモデルとされている。
○地震計とP波・S波 東大教授として来日したイギリス人物理学者ユーイングは水平振り子型地震計を考案し、P波とS波を発見した。初期微動継続時間(P波が伝わってからS波が伝わるまでの時間の差)を4倍すると震源地までの距離が推定できる。
○放射線とラジウムの発見 レントゲンによるX線の発見(1895) ベクレルによるウランの放射線の発見(1896) キュリー夫妻によるラジウムの発見(1898) おそらく、これらの研究者は放射線で健康被害を受けていただろう。その犠牲の上で放射線被曝の基準ができていったのである。 |