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[No.517] 中学理科こばなし 投稿者:男爵  投稿日:2011/12/11(Sun) 08:05
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中学理科こばなし
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河端良三編
中学理科こばなし、星の環会

○顕微鏡の発明
オランダ人のレーウェンフックは顕微鏡を作り、精密な観察くりかえしたくさんの発見をした。
彼の研究はオランダの解剖学者グラーフの目にとまり、グラーフもロンドン王立協会に手紙で紹介したが、ホイヘンスが継続的に王立協会に観察記録を送り続けた。
彼の手紙は日常的なオランダ語によるものであったが、これを実験担当のフックが認め、ラテン語訳してレーウェンフック全集として発刊した。
レーウェンフックは、1680年に王立協会会員として迎えられた。
そして、フックも顕微鏡でコルクの細胞を発見した。
 レーウェンフックはヨハネス・フェルメールの遺産管財人としても知られる。「天文学者」や「地理学者」はレーウェンフックがモデルとされている。

○地震計とP波・S波
東大教授として来日したイギリス人物理学者ユーイングは水平振り子型地震計を考案し、P波とS波を発見した。初期微動継続時間(P波が伝わってからS波が伝わるまでの時間の差)を4倍すると震源地までの距離が推定できる。

○放射線とラジウムの発見
レントゲンによるX線の発見(1895)
ベクレルによるウランの放射線の発見(1896)
キュリー夫妻によるラジウムの発見(1898)
  おそらく、これらの研究者は放射線で健康被害を受けていただろう。その犠牲の上で放射線被曝の基準ができていったのである。


[No.535] Re: 中学理科こばなし 投稿者:男爵  投稿日:2011/12/13(Tue) 08:28
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Re: 中学理科こばなし
画像サイズ: 475×512 (60kB)
> 河端良三編
> 中学理科こばなし、星の環会

この本は上下二巻になっている。
下巻のほうをちょっと紹介します。  本日図書館に返却するので。

○イタイイタイ病
  イタイイタイ病は、岐阜県の三井金属鉱業神岡事業所(神岡鉱山)による
  鉱山の製錬に伴う未処理廃水により、神通川下流域の富山県で発生した鉱害で
  日本初の公害病で四大公害病のひとつである。
  神通川下流域である富山県婦中町(現・富山市)において、1910年代から
  1970年代前半にかけて多発した。
  カドミウムによる腎臓障害と骨軟化症を主な特徴とし、カドミウム汚染地域に
  長年住んでいてこの地域で生産された米や野菜を摂取したり、カドミウムに
  汚染された水を飲用するなどで起きた。

○水俣病
  八代海沿岸の水俣市の窒素株式会社の工場排水のメチル水銀化合物が原因である
  ことを会社が認めた。
  患者が口や手足のしびれなど、神経障害とみられる症状を示した。

かつて
東ドイツがあったとき
東ベルリンの本屋で買った「日本」という本にも
この水俣病が紹介されていた。
  東ドイツの工場も設備が古く、排煙はヨーロッパの環境公害の原因だったのだが。