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[No.133] Re: ペロー童話集 投稿者:   投稿日:2011/11/18(Fri) 23:27
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 男爵さん、みなさん、

> ペロー童話集の赤頭巾ちゃん
> では
> おばあさんと赤頭巾ちゃんがオオカミに食べられておしまい。
>  追加の教訓に、やさしげなオオカミに気をつけようと書かれてある。
>
> ペロー童話集には必ず作者ペローの教訓がついています。
>
> グリム童話の赤頭巾ちゃん
> は、最後に猟師が現れて、おばあさんと赤頭巾ちゃんを
> 助けてくれます。
> われわれも読んで安心。ゆっくり眠られる。

 反論するわけではありませんが、ご参考に(*^_^*)

 まずフランス文学者の側から。

「完訳ペロー童話集」の末尾の解説で、訳者の新倉朗子氏は「赤ずきんちゃん」の話は、「童話集」中ただ一つの不幸な結末を持つ話であり、」と書き、

 ドイツ文学者の側から、野村ひろし(実際は、三水に玄のような字)氏は、

「白雪姫」では母親が娘を殺そうとし☆、「ヘンゼルとグレーテル」では、魔女とグレーテルがお互いに、焼き殺し合います。

「兄と妹」では、継母が焼き殺され、「六羽の白鳥」でも、母親が焼かれ、「マリアの子」でも、お妃が火あぶりの刑。じつに残酷極まる話の集積です。「ヘンゼル」ではまた、親はかわいい子を森へ捨てたり(しかも、ふたりは三度も捨てられる!)魔女は子供を食べようとします。   と、書いています。

 ☆のち、実母を継母に書きかえる。


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