密室トリックの作家ディクスン・カーの 「皇帝のかぎ煙草入れ」
向かいの家で婚約者の父親が殺されたのを、寝室の窓から目撃するはめになった女性。 だが、彼女の部屋には別れた前夫が忍び込んでいた。 なりゆきで彼女が容疑者にされるが、彼女は被害者の部屋で動いたものを 見たと届けるわけにはいかなかった。
アリバイに前夫を出すわけにもいかない...。 その前夫は彼女の部屋を追い出されたあと脳震盪を起こして意識不明。
物理的には完全な状況証拠がそろってしまっているのだ。 このトリックにはさすがの私も脱帽すると、アガサ・クリスティを賛嘆せしめた 不朽の本格推理小説。
まあ推理小説の古典ですね。
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