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[No.489] 患者さん出番ですよ! 投稿者:男爵  投稿日:2011/12/08(Thu) 07:15
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瀬戸山元一:患者さん出番ですよ!

1944年生まれの著者は、京都大学医学部卒後に
日野原重明氏(聖路加国際病院理事長)の薫陶を受け、プライマリ・ケアを重視し「患者さん中心の医療」を志す。

日本専売公社京都病院などを経て、市立舞鶴市民病院長に就任。自治体病院の特徴である赤字体質を解消する。

1992年より島根県立中央病院長。1999年オープンの同院新病院は、世界初の病院統合情報システムを備え、患者さんの立場を重視した病院として評価された。

健康のための八原則
・小食と理想体重の維持
・適度なアルコールの量
・禁煙
・事故に対する注意
・適度な定期的運動
   早朝に老人が心不全で救急搬入されることが多い。ジョギング中に倒れることが少なくない。自分にあった運動が望ましい。
・十分な睡眠
・不必要なストレスの除去
   著者の座右の銘「妥協なき寛容」、いろいろな人がいて、いろいろなことがある。他人に迷惑をかけないようにしながら、できるだけ自分に都合よいプラス思考で考える。
・不必要な薬の除去
   ビタミン剤や栄養剤の常用は(その成分を燃焼させるため)別の成分が必要になる。

ひとつの理想の生活、映画「ブッシュマン」
 日が昇れば目が覚める。目が覚めればハラが減る。ハラが減るから狩りをする。
 狩りをするから飯食える。飯食えるから金いらない。
 金いらないから仕事しない。仕事しないから時間ある。
 時間あるから遊んでる。遊んでるから不満がない。
 不満がないからケンカしない。ケンカしないから気分よい。
 気分よいから眠くなる。
 眠くなるから日が沈む、日が沈んだらあと知らない、だからブシュマン平和です。    日本人にはこのような生活はできないが、心のもちかた次第で理想的な健康に近づくことはできるだろう。

フランスの外科医パレ
「ときには治ることがある。しばしば和らげることができる。しかし常になぐさめることができる」
医療現場に立つ者の心構えを問う戒め的な言葉(医学が進歩してもすべてが治るわけではない)。

安全と安心 指差喚呼に学ぶ
 学生時代に乗った市電の運転手の「右よし、左よし、前よしっ!」に習い「○○さん、血液型はA型ですね」と確認する。

良い医師とは?
 納得できる医療を
 患者の知る権利の尊重
 わかりやすい説明
 プライバシーの遵守
 拒否・要望などへの傾聴
 セカンドオビニオンの尊重


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