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[No.75] 「謎のバーミュダ海域」ーC.バーリッツ 投稿者:   投稿日:2011/11/09(Wed) 20:30
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「謎のバーミュダ海域」ーC.バーリッツ
画像サイズ: 311×510 (64kB)
一時大流行りのトンデモ本。飛行機が消える、船が消える、で大分稼いだらしい。

晴天の日に、何の痕跡も残さず、飛行機や船が跡形もなく、この地上と言うか、海上から空中から消滅してしまう話なぞ、奇怪事件の特別お好きなメリケンさんにはお誂え向きといえる。

 日本の出版界も、商売のタネになるこうしたお話を指をくわえてみているはずがない。

 そこで、空前の大ブームとなり、バーミュダ大消滅のミニ版である日本製のドラゴン・トライアングルまでが、後を追うようにして産声をあげたような次第。小笠原、グアム、野島崎を結んだ海域がel mar del Diablo,悪魔の海だとか、おお怖っ。ブルルル。☆

 いずれも誇張や歪曲。また航空機の場合は悪天候に重ねて訓練不足などが事故につながったケースもあった。しかも現場で怪光を見たとか云うのは正式記録には出てこないという。★

 やれ、ブラックホールだ、宇宙人の仕業だ、またはハイドレートだ、マイクロバーストだと、じつにお賑やかだったこと。

 同書にはコロンブスが1492年10月11日の夕暮にこの海域で怪光を見たのが最初だというので、さっそく岩波文庫の「コロンブス航海誌」の相当の日付の個所をみたが、あっしが耄碌しているせいか、そうした個所はついに発見できなかった。

☆この本は世界各国で翻訳が出ているはずだが、西班牙版は単行本なので(日本のは新書版)写真もたくさん入っている。日本版にもある来福丸事件を同書中でみつけた。これは同船が1924年の冬、バハマ、キューバ間でSOSを発信したまま消息を絶った「謎の」事件である。

13: Raifuku Maru,un carguero japones;envio un mensaje radial pidiendo ayuda entre las Bahamas y Cuba,y luego desaparecio.(El Triangolo de las Bermudas)


[No.76] Re: 「謎のバーミュダ海域」ーC.バーリッツ 投稿者:男爵  投稿日:2011/11/09(Wed) 20:54
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唐辛子 紋次郎さん  こんばんは

やはり何かありそうと思うのですが....

この「謎のバーミュダ海域」にある
帆船が入り込んだら出られなくなるという
サルガッソ海のことが怖くて
子どものときは、夜も眠られないほどでした。


[No.77] Re: 「謎のバーミュダ海域」ーC.バーリッツ 投稿者:   投稿日:2011/11/09(Wed) 21:21
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Re: 「謎のバーミュダ海域」ーC.バーリッツ
画像サイズ: 311×510 (41kB)
  これは『トライアングル』の原本。と云っても親本はハードカバーかも。著者のチャールズは、あの世界的に有名な、日本にも学校のある、バーリッツ言語学院の創設者の孫だという。あはり血は争えないのか、このチャールズも、外国語の才能に恵まれ、31か国語をよくしたという。

 実際にはこの『トライアングル』は間違いで、『トラペジウム(不等辺四角形)』がほんとうだそうだ。


[No.78] Re: 「謎のバーミュダ海域」ーC.バーリッツ 投稿者:男爵  投稿日:2011/11/10(Thu) 10:57
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唐辛子 紋次郎さん

> ....血は争えないのか、このチャールズも、外国語の才能に恵まれ、31か国語をよくしたという。

>  実際にはこの『トライアングル』は間違いで、『トラペジウム(不等辺四角形)』がほんとうだそうだ。

唐辛子 紋次郎さんは
いろいろ面白い本を紹介してくださいます。

まだまだ時間はありますから
これからも期待しています。


[No.79] Re: 「謎のバーミュダ海域」ーC.バーリッツ 投稿者:   投稿日:2011/11/10(Thu) 11:50
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Re: 「謎のバーミュダ海域」ーC.バーリッツ
画像サイズ: 349×510 (54kB)
よく本は表紙が決め手だと云われますが、マッタクその通りで、表紙が面白くなければ、ひとはその本を手に取りません。アメリカとドイツとか、その国民性も大事でしょう。

 果たしてこの表紙は成功しているのか、あっしには分かりませんが、まん中に目立つ黄色で大きなトライアングル、そのまた真中に宇宙人の乗った円盤が。これは目下、地球の船舶か航空機の回収作業中なのかも分かりません。

 また、バーリッツの云う、怪しい光も認められます。「ベルリッツ」と云う世界中に事業展開している語学校がありますが、あれはこの「バーリッツ」のことなんでしょうねえ。

 写真はスペイン語版で、発行はバルセロナです。