[No.804]
Re: 町人社会を活写!
投稿者:男爵
投稿日:2011/12/28(Wed) 16:07
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唐辛子 紋次郎 さん
> 「デカメロン」はつとに有名。ペスト禍を避けるため十人の恵まれた男女が山上の安全地帯にあつまり、それぞれが自慢の話を持ち寄り、10日間ぶっ通しでつぎつぎ披露する。(そこで、一名を「十日物語」ともいう)
1348年に大流行したペストから逃れるために邸宅に引き篭もった男3人、女7人の10人が退屈しのぎの話をするということでしたね。
○ ○
ノストラダムス(1503年12月14日 - 1566年7月2日)は、ルネサンス期フランスの医師、占星術師。
南仏でのペスト流行時には、積極的に治療にあたり、後年その時の経験などを踏まえて「化粧品とジャム論」などを著した。
○ ○
30年戦争のすぐ後
南ドイツのオーバーアマガウでは、ペストによって、1633年までにほとんどすべての家庭で犠牲者が出た。
ペストの犠牲者たちは10年ごとに主の受難と死の劇を演ずることを墓地で誓った。
翌年の1634年
ペンテコステ(聖霊降臨日)に、オーバーアマガウの人々はペストの犠牲者の墓のある墓地に作られた舞台で
主イエス・キリストの受難と死、そして復活の劇を上演した。
以後
オーバーアマガウでは10年ごとにキリストの受難劇が上演される。
○ ○
ニュートンは1665年の4月に学位を授与されるが,英国ではペストが大流行し,ケンブリッジ大学は閉鎖されてしまい,ニュートンは故郷のリンカーン州に戻ることになる。
そこで,彼は2年間(1665年から1666年まで)過ごしたが,20代前半の,この2年間の休暇は彼に大きな影響を与えた。そ
の間に彼は,数学,光学,物理学,そして天文学で驚異的な進歩を遂げる。
デカメロンのときのペスト、ノストラダムス時代のベスト、オーバーアマガウのペスト、ニュートン時代のペスト
要するにヨーロッパではペストは何度も流行して、たくさんの人びとが死んだのでした。