旅行記 
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[No.4926] 続・東ドイツ紀行 24  (1986年) 投稿者:マーチャン  投稿日:2016/09/24(Sat) 06:48
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続・東ドイツ紀行 24  (1986年)
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 ホテル エレフアント

 全体的には、ホテルは駅に近いところをーーーといって予約してもらったが、ここだけは例外だ。このホテルは古い歴史のあるホテルだから。 開業1696年の名門ホテルなのだ。その昔はゲーテ、シラー、トーマス・マン、バッハ、ワグナー、といった名だたる人物も泊まったり、食事を楽しんだりしたホテル。トーマス・マンの小説「ワイマールのロッテ」で,主人公ロッテが数十年ぶりにゲーテとの再会を果たすためにワイーマールを訪れたときに投宿したとされるのもこのホテルなのてある。
 特に、ゲーテの晩年、ゲーテ先生に一度お目にかかりたいとヨーロッパ各地から当時の文化人が馬車でやってくる。そしてワイマールに着くとまず、マルクトプラッツのホテルエレファントに旅装を解いたという。
 部屋の内装も洗練されたもの。どっしりとした大きなソファなども古いヨーロッパが、そのまま息づいている感じ。
 インターホテルとしてのランクは最低の星3つ。(前夜泊まったエルフルターホフは星4つ、ライブツィヒのメルクワは星5つ)であるが、どうやらこの国でもホテルの星の数は設備で決まるようだ。例えばサウナやプールがあるかどうかなど。

 夕食はホテルのレストラン、ベルベデーレで。パイ皮包み焼きにしたとり。コンソメとシュリンプカクテルのような料理が運ばれてきた。本人は半分当てずっぽうで注文しているので、なんの料理か食べてみるまで確とわからない。ところがコンソメスープを一口すって「うむ、おぬし、なかなかやるな」と思った。なんとも上品な味である。さすが、古い文化を誇る街にはおいしい料理がある。食事代はビール、デザート、チップまで含めて3千円弱であった。(当時の東ドイツとしては「けっこうなお値段である」)


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