昭和の部屋 
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[No.3052] 計画停電 投稿者:Pan  投稿日:2016/09/08(Thu) 15:17
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みなさん、こんんにちは。

 戦後のある期間、電力不足による停電は日課のようなものでしたね。

 突然停電する事もありましたが、その様な不意打ちを喰らわさないよう
に前もって通報があり、準備をして待っ事も多かったお思います。
 今から思えばその期間は1年以内で短かったです。

 当時ロウソクは入手不能の状態でしたから、夕食は早いに済ませました。

 幸い、当時住んでいた田舎には、大阪から軍需工場が疎開して、移転作
業中でもあったので、あちこちの山間部に大型の変圧器が置かれていまし
た。

 変圧器の一番下に小さなコックが付いていて、それを捻ると冷却油が出
るので、一升瓶を持って山間部の施設へ行きました。

 単純に言うと倒産会社への「白昼泥棒」です。
 他にもフローリングのラワン材なども毎日少しづつ担いで運び、竈の焚
き付け使いました。

 近くの叔母さんなんか夕方に大八車を引いて行っていましたから、子供
の仕事とは桁が違いました。

 本来、変圧器の冷却油は燃料用では無いのですが、灯油に近いらしく、
靴墨の空瓶の蓋に穴を開け、灯心代わりの布をねじ込むと灯油ランプにな
りました。

 炎の先端は薄黒い煤になって、天井近くの棚に置くと天井が真っ黒にな
るので、缶詰の空き缶を切って蔽いもつけました。

 元々田舎では家の中に竈が据え付けてあり、それで煮炊きの全てを賄っ
ていましたから、何の抵抗もなく、これでも充分安心して夕べの団欒時間
を過ごせました。(^-^)


     ***** Pan *****


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