画像サイズ: 200×300 (33kB) | あっしは4年前の暮に、その「ジャンニ・スキッキ」を観たのです。あっしの観たオペラは、後にも先にもこれっきり。場所は東京は九段のイタリア文化会館。これはプッチーニの最後の喜劇だそうだ。初心者に配慮してか、テレビの語学講座でおなじみのダリオ・ポニッシが解説の役をやっていた。筋書きは省略するが、いよいよ大富豪のブオーソが息を引き取ると云う時になると、待っていましたとばかり、関係者がつぎつぎと遺産をかっさらって逃げ出す場面が出現する。その際、スタッフに入っていない筈のドナーティ館長☆までがステージに駆け上がって、銀の燭台を持って逃げだした。さすが、イタリア人がやると、どこか違う紋だ。
☆ しかも、館長は、奇しくも、大富豪とマッタクおなじ名前の、ドナーティという名だった。
『私のお父うちゃん』は、アカデミー賞をとった映画「眺めのいい部屋」でも挿入歌としてつかわれていたということだ。
このオペラは、フィレンツェが舞台で、歌詞の中にアルノ川だの、ポンテヴェッキオだのが、出てきて、一度でも行ったものには、余計懐かしいし、楽しい。 |