皆さん、おはようございます。
茨城県南部の地下にはナマズが住んでいると言われるほど地震の 多発地帯です。で、その悪い意味で慣れきっていた我々にも、 3.11の大地震はほんとにびっくりしました。全く経験したこ とのない巨大な揺れでした。食器やら本やらなにやら固定せずに 上に置いてあったものはほとんど全て落下しました。
その話はおいておいて、実は気付かなくて、後になって気付いた お話しをします。
2,3ヶ月経って、建設業者がやってきて、どこか壊れたところ はないかと訪ねてきました。特に屋根(瓦屋根)はどうかという のです。2階屋の屋根を下から見る限り、どこも悪いように見え ない。えー、なんともないですよと答える。そして、他所の地域 の話になる。
「あちこちの屋根にブルーシートがかかってますね」「えー、 グシ(ここら当たりでは屋根の棟瓦の部分をこう呼ぶ)が崩れて しまっているんで雨漏りよけです。しかし、業者が手が回らず、 瓦やなんかの材料が払底して、多分1年くらいはどうにもなら ないかもしれない」といった話になる。
このブルーシートですが、すごく偏在している。あるところは、 固まって軒並み。ない地域はさほどでもない。地層によって地震 の揺れが異なっていることを如実に示している。
我が家は関係ないとしていたのに、異変に気付いたのは1年くら い経って。まず、洋間の床板がボコボコし始めた。なんでだろう なと床下を調べてもらった。するとびっくり。「お客さん、床板 を支える柱の一部が3,4cm浮いていますよ」という。ここの 地域は、地質が悪くて、10−15mの杭を打ち込んだのを思い 出す。杭を打ち込んだところはいいが、そうでないところは、沈 んだ訳。これは修理するしかありませんでした。
で、待てよと気になって来たのが屋根。下から見る限りなんとも ないように見える。だが、ほんとかなと。2階の屋根はさすがに 怖くて上れない。業者がなかなか来ない。業者は1年経っても 大忙しとのこと。確かにブルーシートの家は減ったがまだまだ 沢山残っていた。
やっと来てくれて見てもらうと仰天。屋根のグシはほとんど崩れ ているので修理が必要ですと。今まで雨漏りしなかったのは、下 の防水層がまだ腐ってはいないからだと。修理は急いだ方がいい ですよと。見積もりを取って又々仰天。そんなにかかるのと?と。 しかし、雨漏りが始まっては目も当てられないから、お願いしま すというしかない。1年経っても、瓦などの材料はまだ不足気味 だし、職人さんも大忙しは変わらないらしいので、そこを頼んで のお願い。
小さな地震で言えば、この地域は地震のない日はないような気が して地震慣れはしているが、それでも時々ドキッとする地震が 来る。いずれ、又大きな地震が来ることは間違いがないのでは ないかと思う。そのための対策だが、何をどこまでやればいいか 今でもよく分からない。原発など日本ではとんでもないと思う。
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