[No.138]
Re: 心に灯をともす教育
投稿者:男爵
投稿日:2013/11/24(Sun) 05:33
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修学旅行は三年生になって間もない五月の下旬、四泊五日の行程で、東北方面に行く。
倫理社会を担当していた著者は、毎年二年生を担任してきたので
一度もこの旅行に付添ったことはなかった。
「せっかくの修学旅行に、白井先生と一緒に行けなかったのがとても残念でした」と多くの生徒から聞くのは、毎年のことだった。
それらの生徒たちが、あるいは個人で、あるいは数人組んでお土産をくれた。
おそらく、あれにしようか、これにしようかと考えあぐねた末に、買ってきてくれたのであろう。
そのお土産を、にこにこしながら持ってきてくれる生徒たちから、とても温かいものを感じる。
著者は、その喜びを歌に託して、後日、それぞれの生徒ひとりひとりに渡した。
(贈ってくれた生徒名、お土産名とともに日記に記した)
みちのくの ひなの銘菓の うまし味
乙女心を じかに つたえて
思わざる 夫婦湯呑の お土産に
しのぶは乙女の やさしの情
幸せを 呼ぶてう 赤べこ 贈りくれし
やさしの目見と ともに忘れじ