[No.43]
学校側の言い分
投稿者:男爵
投稿日:2013/11/06(Wed) 19:20
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運動会・遠足・学芸会・展覧会について話題を広げるため
図書館で何か参考になりそうな本を探したのですが
なかなか見つけられません。
一番ほしいのは、小学生の時の思い出を書いた本です。
あるいは
私が小学生の時に、全国の作文コンクールの入賞作品をまとめた本があり
それを読むと作文の書き方の参考になるのですが
学校行事の感想などが書かれてあって、いまのテーマには参考になるのですが
探し方が悪いのか見つかりませんでした。
図書館員に相談したら、○○小学校◇□周年記念誌のような本を数冊紹介してくれました。
そういうわけで、何冊か読んだものをもとに
少し書いてみたいと思います。
ある校長先生が退職したときの本からです。
運動会で父兄から
かわいい子どもの写真を多く撮りたいから
もっと運動会の種目をふやしてほしい
と言われたら。
低学年の先生は「これ以上種目を増やせば、子どもが疲れます」と言います。
高学年の先生は「子どもたちの活動は、プログラムに載っている種目に出るだけでなく、運動会の係の世話をしている時間も含まれます」と言います。
「縁の下の力持ちの仕事に誇りを持っているから、出番の多い少ないは問題にしていません」と言う先生もいます。
子どもは、自分が出てなくても、他の学年の競技や演技を見て、その子なりの感動を得ています。
運動会でも学習発表会(学芸会)でも、自分の子どもが出ているところだけ参観して帰える父兄は、実はもったいないチャンスを自ら放棄していることになるのです。
野口晃男編:校長室の窓から