そうですね。 シニアは「デジタル健康サービス」というものに少し懐疑的なのです。 医療というものは、もっと人間的な暖かいものであってほしいと思っているのに、 昨今は、若いお医者さまのなかには、検査データばかり見ていて、顔もろくに見てくださらない方がおられる。
いずれ、ペンダントやブレスレットから、 血圧、脈拍などのバイタル・データがお医者さまのころへ自動的に届く、 コンピュータがデータを読み取り判断して処方箋が変わる。
処方が変わると、変わった処方箋はデータとして薬屋さんへ届く 薬屋さんではお医者さんから届いたQRコードなどから自動的に処方箋を読み取って、 自動的に必要な薬を必要な量だけベルトコンベアで、集めて これまた自動的に、患者名のプリントされた袋に詰め込む。
ここには、人間の姿やにおいがない、楽しくない。 ーーー期待する気になれない。
しかし、逆に、こういうのはいいと思います。 家族(離れて住んでいる家族も含めて)限定のSNSを作り、そこへ家庭医の先生をご招待するのです。
そうすれば、 おばあちゃんは、あの薬に変えてから公園まで散歩ができるようになった。 掲載されているその時の写真をみると顔色も、表情も明るい。
おじいさんは、どうやら食欲がまだ戻っていないらしい。家族で新規開店のファミレスへ行った時も、 半分以上残したと書いている。
月一回の定期来院では見えてこなかったものがみえてくる。 患者の一家への親近感が増す。
こういう健康サービスならば私は大歓迎です。
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