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[No.1696] お母さま 投稿者:ムーミンママ  投稿日:2016/09/04(Sun) 10:57
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子供のころからほっとして憧れの歌です。

わたしがおねむになったとき
優しくおねんねお母さま
やさしく歌ってくださった
ほんとにやさしい、お母さま

自分の記憶で正確でないかもしれません。
今でもこれを唄うと癒されます。

       ムーミンママ


[No.1697] Re: お母さま 投稿者:男爵  投稿日:2016/09/04(Sun) 13:35
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ムーミンママさん   こんにちは

> 子供のころからほっとして憧れの歌です。

> わたしがおねむになったとき
> 優しくおねんねお母さま
> やさしく歌ってくださった
> ほんとにやさしい、お母さま

> 今でもこれを唄うと癒されます。

とても良い歌です。 理想の親子

  やさしいおかあさま
         作詞:稲穂雅巳
         作曲:海沼実

 わたしが おねむになったとき
 やさしくねんねん こもりうた
 歌って ねかせてくださった
 ほんとにやさしい おかあさま

 夏は ねびえをせぬように
 冬はおかぜを ひかぬよう
 おふとん なおしてくださった
 ほんとにやさしい おかあさま

 わたしが 大きくなったなら
 ご恩をお返し いたします
 それまでたっしゃで まっててね
 ほんとにやさしい おかあさま


https://www.youtube.com/watch?v=jFJTmiqWylo

https://www.youtube.com/watch?v=IJEeKqBua1Y


[No.1700] Re: お母さま 投稿者:ムーミンママ  投稿日:2016/09/04(Sun) 13:58
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男爵さん、こんにちは。

「やさしいおかあさま」だったのですね。
正式な歌詞で3番まで歌ってみました。

穏やかな気持ちになりました。
ありがとうございました。

皆さまの思い出の童歌最初から順番に
歌って、ここのコーナー楽しんでいます。

  やさしいおかあさま
>          作詞:稲穂雅巳
>          作曲:海沼実
>
>  わたしが おねむになったとき
>  やさしくねんねん こもりうた
>  歌って ねかせてくださった
>  ほんとにやさしい おかあさま
>
>  夏は ねびえをせぬように
>  冬はおかぜを ひかぬよう
>  おふとん なおしてくださった
>  ほんとにやさしい おかあさま
>
>  わたしが 大きくなったなら
>  ご恩をお返し いたします
>  それまでたっしゃで まっててね
>  ほんとにやさしい おかあさま

    ムーミンママ


[No.1705] Re: お母さま 投稿者:あや  投稿日:2016/09/04(Sun) 20:17
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ムーミンママさん、男爵さん

>
>   やさしいおかあさま
> >          作詞:稲穂雅巳
> >          作曲:海沼実
> >
> >  わたしが おねむになったとき
> >  やさしくねんねん こもりうた
> >  歌って ねかせてくださった
> >  ほんとにやさしい おかあさま
> >
> >  夏は ねびえをせぬように
> >  冬はおかぜを ひかぬよう
> >  おふとん なおしてくださった
> >  ほんとにやさしい おかあさま
> >
> >  わたしが 大きくなったなら
> >  ご恩をお返し いたします
> >  それまでたっしゃで まっててね
> >  ほんとにやさしい おかあさま
>

この歌を知る前に亡くなった母です、
でも、知ってから、音痴の私でしたが、寝床の中で歌ったものです。
親孝行もできずに終わりました。

代わって育ててくれた祖母は母より怖い、強い人で教育をされましたが、
私が中学生の時に、同じ布団の中で亡くなりました。

母が亡くなった知らせを聞いた8歳の時、ただただ涙を流して大声で泣いた
ものです。

祖母の時は、起こしても起きないので、寝ていると思ってそのままにして
しばらくたって行ったとき、息がないのに気づきました。
近所の方に連絡見てもらったことを覚えています。

そんなことを思い出させてくださった、やさしい歌をありがとうございます。


[No.1706] Re: お母さま 投稿者:ムーミンママ  投稿日:2016/09/04(Sun) 21:19
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あやさん、こんばんは。

お母様と8歳で別れなくては、ならなかったなんて……。
悲しみに負けちゃう。
お祖母さまが、あやさんの先を案じての厳しく育ててくれたのね。

同じお布団の中で亡くなられて、あやさん悲しみを乗り越えられたのですね。

あやさんが誰よりご活躍して、前向きに暮らしていらっしゃる姿を、
お母様お祖母様、天国で誇りに思われていらっしゃいますね。
>
> そんなことを思い出させてくださった、やさしい歌をありがとうございます。

運命に負けず悲しみを乗り越えられて、こころから尊敬します。
神奈川勉強会で黄色のレース編みのお洋服もチャーミングだった。

あやさんからいつも元気をもらってます。
いつもありがとう。

           ムーミンママ


[No.1712] Re: お母さま 投稿者:あや  投稿日:2016/09/07(Wed) 09:51
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ムーミンママさん

>
> お母様と8歳で別れなくては、ならなかったなんて……。
> 悲しみに負けちゃう。
> お祖母さまが、あやさんの先を案じての厳しく育ててくれたのね。

そのように思います。この祖母は母の叔母でした。
「本当のおばあちゃんでないからうるさいことを言う」の私に、
「本当のおばあちゃんと思っているから、言うのよ」と祖母は言いました。
母親の気持ちだったのでしょうね。

>
> 同じお布団の中で亡くなられて、あやさん悲しみを乗り越えられたのですね。
>
> あやさんが誰よりご活躍して、前向きに暮らしていらっしゃる姿を、
> お母様お祖母様、天国で誇りに思われていらっしゃいますね。

いまでも、夕方空を見上げては、「お父さん、お母さん、おばあちゃん」と
涙しています。


> 運命に負けず悲しみを乗り越えられて、こころから尊敬します。
> 神奈川勉強会で黄色のレース編みのお洋服もチャーミングだった。

ありがとうございます。
40年も前に編んだものです。

>
> あやさんからいつも元気をもらってます。
> いつもありがとう。
>

こちらこそ、ムーミンママのお顔が目に浮かびます。
ほんというと、時には母の顔と重なるのです。そんな思いを以前からし
ていました。
若いムーミンママを、母と想像しては悪いと思いながら、神奈川会など
でお会いすると、涙が出たりします。


[No.1715] Re: お母さま 投稿者:ムーミンママ  投稿日:2016/09/07(Wed) 14:11
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あやさん、こんにちは。

> ほんというと、時には母の顔と重なるのです。そんな思いを以前からし
> ていました。
> 若いムーミンママを、母と想像しては悪いと思いながら、神奈川会など
> でお会いすると、涙が出たりします。


光栄ですけど、天然ボケでいいお母さんじゃないの。(>_<)
あやさんから想像して、あやさんのお母さまは素敵な方だったと思うわ。

あやさんのエッセイの本を拝読して、幸せそうなところ出てくると
心から嬉しいです。
あやさんのエッセイの話、懇親会でお話して楽しかったわ。

これからも、よろしくお願い申し上げます。


               ムーミンママ


[No.1719] Re: お母さま 投稿者:あや  投稿日:2016/09/07(Wed) 20:18
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ムーミンママさん

> > ほんというと、時には母の顔と重なるのです。そんな思いを以前からし
> > ていました。
>
> 光栄ですけど、天然ボケでいいお母さんじゃないの。(>_<)
> あやさんから想像して、あやさんのお母さまは素敵な方だったと思うわ。
>

こちらこそ光栄です。
長岡(新潟)美人なんて言われていました。でも、私は美人じゃないと言ました。

> あやさんのエッセイの本を拝読して、幸せそうなところ出てくると
> 心から嬉しいです。
> あやさんのエッセイの話、懇親会でお話して楽しかったわ。

まぁ、うれしいことをありがとうございます。
いろいろ書き続けていますが、お金をかけての発行は中止しました。
1500くらいもかいているかもです。

>
> これからも、よろしくお願い申し上げます。
>
こちらこそです。

みなさま、
わらべうたが脱線してしまったようで、長々とごめんなさい。


[No.1722] Re: お母さま 投稿者:男爵  投稿日:2016/09/08(Thu) 04:45
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ムーミンママさん、あやさん  おはようございます。

> > > ほんというと、時には母の顔と重なるのです。そんな思いを以前からし
> > > ていました。

> > 光栄ですけど、天然ボケでいいお母さんじゃないの。(>_<)
> > あやさんから想像して、あやさんのお母さまは素敵な方だったと思うわ。

> こちらこそ光栄です。
> 長岡(新潟)美人なんて言われていました。でも、私は美人じゃないと言ました。

長岡には何度か行きました。
信濃川分水(大河津分水)を見るため長岡からバスに乗ったり
栃尾の雁木を見るので長岡からバスで行ったことがあります。

> > あやさんのエッセイの本を拝読して、幸せそうなところ出てくると
> > 心から嬉しいです。
> > あやさんのエッセイの話、懇親会でお話して楽しかったわ。
>
> まぁ、うれしいことをありがとうございます。
> いろいろ書き続けていますが、お金をかけての発行は中止しました。
> 1500くらいもかいているかもです。

書くということは心を育てることにもなるようです。

> みなさま、
> わらべうたが脱線してしまったようで、長々とごめんなさい。

どうぞ、脱線歓迎です。

わらべうた、童謡がきっかけで
色々な思いにひたり、人生を広げましょう。


[No.1707] Re: お母さま 投稿者:男爵  投稿日:2016/09/05(Mon) 04:54
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あやさん、 ムーミンママさん、みなさん   おはようございます。

> >   やさしいおかあさま
> > >          作詞:稲穂雅巳
> > >          作曲:海沼実
> > >
> > >  わたしが おねむになったとき
> > >  やさしくねんねん こもりうた
> > >  歌って ねかせてくださった
> > >  ほんとにやさしい おかあさま

> この歌を知る前に亡くなった母です、
> でも、知ってから、音痴の私でしたが、寝床の中で歌ったものです。
> 親孝行もできずに終わりました。
>
> 代わって育ててくれた祖母は母より怖い、強い人で教育をされましたが、
> 私が中学生の時に、同じ布団の中で亡くなりました。


あやさんには、つらいことがあったのですね。

蕗谷虹児も若い美しかった母を亡くして(虹児12歳の時に母は28歳の若さで死去)
それが一生の母の思い出となり、美しい女性を描く作品につながったようです。


花嫁人形
https://www.youtube.com/watch?v=Rcn2rk0Jqic


[No.1720] Re: お母さま 投稿者:あや  投稿日:2016/09/07(Wed) 20:27
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男爵さん

せっかく書いてくださったのに、返信できずに終わってしまったこと
ごめんなさい、

> >   やさしいおかあさま

> > この歌を知る前に亡くなった母です、
> > でも、知ってから、音痴の私でしたが、寝床の中で歌ったものです。
> > 親孝行もできずに終わりました。
> >

> あやさんには、つらいことがあったのですね。

ありました。ありました。毎日の中に!

遠足の付き添いもしてもらえず、そんなことで学校を休んで、2歳下の弟の遠足
に付き添いました。

母の日は白いカーネーションをつけるしかなく、でも翌年からは赤いカーネーション
にしました。「私には母はいるんです」と、気持ちを表したのです。

>
> 蕗谷虹児も若い美しかった母を亡くして(虹児12歳の時に母は28歳の若さで死去)
> それが一生の母の思い出となり、美しい女性を描く作品につながったようです。
>
>

ほんとうに若いときに生まれたのですね。母も若かったですが、これほどでは
ありませんでした。


[No.1699] Re: お母さま 投稿者:kazu  投稿日:2016/09/04(Sun) 13:52
[関連記事URL:http://park11.wakwak.com/~kazu/

Re: お母さま
画像サイズ: 100×149 (10kB)
やさしい“ムーミンママ”ちゃん

こんにちは〜 よろしくね!

ご参考まで (^^ゞ

http://www13.big.or.jp/~sparrow/MIDI-yasashiiokaasama.html

https://www.youtube.com/watch?v=jFJTmiqWylo

音羽ゆりかご会(川田正子)も、

懐かしいですね。(=^o^=)


[No.1702] Re: お母さま 投稿者:ムーミンママ  投稿日:2016/09/04(Sun) 15:02
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kazuさん、こんにちは。

> やさしい“ムーミンママ”ちゃん

この歌詞のようにやさしい人になりたい……。(>_<)

稲穂雅巳さんが静岡の方と聞いて、歌に静岡の背景が広がってきました。
言葉がきれいですね。

いろいろ調べてくださってありがとうございました。
感謝です。


> 音羽ゆりかご会(川田正子)も、
>
> 懐かしいですね。(=^o^=)

本当になつかしいです。
子供のころ、童謡の世界が与えられて穏やかの心を
育んでくれたこと幸せでした。

ありがとうございました。

      ムーミンママ


[No.1703] Re: お母さま 投稿者:ムーミンママ  投稿日:2016/09/04(Sun) 18:01
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kazuさん、こんばんは。

かわいいイラストもありがとうございました。

    ムーミンママ


[No.1711] Re: お母さま 投稿者:男爵  投稿日:2016/09/07(Wed) 04:40
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  ムーミンママさん、みなさん  おはようございます。

お母さま で始まる歌を思い出します。


「あした」 作詞:清水かつら 作曲:弘田龍太郎

  (一)
  お母さま
  泣かずに ねんねいたしましょ
  赤いお船で 父さまの
  帰るあしたを たのしみに
  (二)
  お母さま
  泣かずに ねんねいたしましょ
  あしたの朝は 浜に出て
  帰るお船を 待ちましょう
  (三)
  お母さま
  泣かずに ねんねいたしましょ
  赤いお船の おみやげは
  あの父さまの 笑い顔

https://www.youtube.com/watch?v=Efe9amRZVkY

お父さんが船で帰ってくる。
そのお父さんは船員? 漁師?
不思議な歌です。


[No.1716] Re: お母さま 投稿者:ムーミンママ  投稿日:2016/09/07(Wed) 15:34
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男爵さん、皆さま、こんにちは。


> 「あした」 作詞:清水かつら 作曲:弘田龍太郎
>
>   (一)
>   お母さま
>   泣かずに ねんねいたしましょ
>   赤いお船で 父さまの
>   帰るあしたを たのしみに
>   (二)
>   お母さま
>   泣かずに ねんねいたしましょ
>   あしたの朝は 浜に出て
>   帰るお船を 待ちましょう
>   (三)
>   お母さま
>   泣かずに ねんねいたしましょ
>   赤いお船の おみやげは
>   あの父さまの 笑い顔

>
> お父さんが船で帰ってくる。
> そのお父さんは船員? 漁師?
> 不思議な歌です。

本当に不思議な歌ですね。

「おかあさま、泣かずに
 ねんねいたしましょう」

三番の歌詞めでずっと、子供がおかあさまを
励ましてますね。

とても悲しい歌な気がしました。
おとうさまは船員さんで徴兵されたと想像しました。


          ムーミンママ


[No.1717] Re: お母さま 投稿者:ムーミンママ  投稿日:2016/09/07(Wed) 15:55
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男爵さん、みなさま、こんにちは。

お母さんの歌で、もう一つ気に入っている歌があります。
寝たきりの母と、掛け合いで唄ってます。
 
   お母さん

      作詞 田中ナナ 作曲 中田喜直

1 お母さん  なあに
  お母さんて  いいにおい
  せんたくしていた においでしょ
  しゃぼんのあわの においでしょ

2 お母さん  なあに
  お母さんて いいにおい
  おりょうりしていた においでしょ
  たまごやき  においでしょ

「おかあさん」と唄うと、97歳の母が「はい」と返事してくれます。

           ムーミンママ

        


[No.1718] Re: お母さま 投稿者:男爵  投稿日:2016/09/07(Wed) 16:16
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ムーミンママさん、みなさま、こんにちは。

> お母さんの歌で、もう一つ気に入っている歌があります。
> 寝たきりの母と、掛け合いで唄ってます。
>  
>    お母さん
>
>       作詞 田中ナナ 作曲 中田喜直
>
> 1 お母さん  なあに
>   お母さんて  いいにおい
>   せんたくしていた においでしょ
>   しゃぼんのあわの においでしょ

この歌は知っています。
https://www.youtube.com/watch?v=ZFK86NKNX7o


それにしても
97歳のお母さんと会話できるのは幸せなことですね。

どうぞ大事にしてください。


[No.1724] Re: お母さま 投稿者:男爵  投稿日:2016/09/08(Thu) 07:18
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 ムーミンママさん、みなさん  おはようございます。

> お母さま で始まる歌を思い出します。
>
> 「あした」 作詞:清水かつら 作曲:弘田龍太郎

> お父さんが船で帰ってくる。
> そのお父さんは船員? 漁師?
> 不思議な歌です。


下記のような説明を見つけました。

清水かつらの背景
 清水かつらには、「靴がなる」(大正8年)、「緑のそよ風」(昭和21年)、「雀の学校」(大正10年)と、明るい詞のものがある一方で、「叱られて」(大正9年)や、「あした」(大正9年)がある。

http://www13.big.or.jp/~sparrow/MIDI-shimizukatsura-den.html

 これはどうも、4歳の時に母と別れた清水かつらの生い立ちと深い関係があるようです。
清水かつらが2歳の時、かつらの弟を亡くした母は精神に変調をきたし、一家を去らなければならなくなりました。
その後新しい母が来て、継母との確執の中で、「叱られて」に繋がって行きますが、この「あした」は実の母が家を去らなければならなくなって絶望的な状態にあった時期の、幼児<清水桂>の記憶の中にあったものとおもわれます。

 「あした」は一般に<赤い船に乗って帰ってくる父を楽しみにして待つ母子の会話>ということになっているようですが、そう単純なものとは思われません。
状況は「里の秋」と同じようですが、「里の秋」の母子が父の復員を確信し、落ち着いた希望に満ちた雰囲気であるのに対し、この「あした」はとても不安定な状況です。
なぜ母はずっと泣いているのか?なぜ幼児が母を諭さなければいけないのか?朝、浜に出れば赤い船が本当に見える可能性があるのか?物でなく笑顔がなぜ一番のお土産なのか?普通はあり得ない<赤い船>の象徴するものは何か?・・・謎だらけです。

こうした状況から、この歌はシベリアに抑留された”父さま”を待ちわびる歌だ、という人もいますが、いかんせん、書かれた年代が違います。
大正9年という年は、鈴木三重吉の<赤い鳥運動>の始まった翌年です。
母が精神の変調をきたし、頼るものは父親しかなくなった幼児の心の変遷の日々が見えるようです。


作者の心の歴史とか、ふとしたことの感情のできごと等が歌の背景にあるということは
色々な歌についてありそうです。

それはそれとして、作られた背景などに関係なく、歌を楽しんだり悲しんだりするのも鑑賞でしょう。

歌をつくった作者に思いやるのもよいし、それとは関係なく歌を楽しんでもよいのです。


[No.1725] Re: お母さま 投稿者:ムーミンママ  投稿日:2016/09/08(Thu) 12:19
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男爵さん、みなさんおはようございます。

作詞家の清水かつらさんの生い立ちをお調べになって
教えてくださって、ありがとうございます。

謎に満ちた、悲しげな詩を見捨てないで取り上げられました。
おかげで、この詩を深く想うことができてよかったです。

小学校のクラスメートの貴美子さんの心のような気がしました。
小さいとき彼女の悲しさを察してあげられなかったと、いつも友を思っております。

             ムーミンママ