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[No.660] 新「罪と罰」 投稿者:男爵  投稿日:2015/05/12(Tue) 04:49
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貧しい青年は考える。
世の中の役に立たない、金貸しの老婆を殺して
奪った金で世の中のために善行をしよう。

生きる価値のない老婆は死んでもよい。
老婆が持っていてもその金は役に立たない。
その金をつかって、自分たち若者が理想的な世の中をつくるのだ。

いま
年寄りの金に目をつけた人たちが、あの手この手で
そのお金を奪いに来ます。

オレオレ詐欺 よくまあ(そんな)大金を持っているものだと思う。
 息子や孫を思う気持ちを悪用されて....

海外の儲け話にだまされ、虎の子をとられる話....

この背景には
自分たちは貧しい、しかし、高齢者は金持ちである。
それは不公平だ。
シニアから金を取るのは、ひとつの理屈である。
 そんな思いがあるような気がしてなりません。

日本国内の一種の南北問題

みなさん気をつけましょう。
特に大切なお金を抱えている人は。


[No.661] Re: 新「罪と罰」 投稿者:男爵  投稿日:2015/05/12(Tue) 05:04
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> いま
> 年寄りの金に目をつけた人たちが、あの手この手で
> そのお金を奪いに来ます。

> この背景には
> 自分たちは貧しい、しかし、高齢者は金持ちである。
> それは不公平だ。
> シニアから金を取るのは、ひとつの理屈である。
>  そんな思いがあるような気がしてなりません。
>
> 日本国内の一種の南北問題

 【盗人にも三分の理】

政治にも問題があるという人がいそうですが。

 まあ、それはともかく、お金のある人はある人なりに気をつけたほうがいいと思います。

> みなさん気をつけましょう。
> 特に大切なお金を抱えている人は。

年寄りは寂しいので
つい口だけ親切な人にだまされる。

そんな愚かな年寄りはリヤ王だけではありません。
親切だと思っていた家政婦に大事な貯金の大半を使われたという話。

たまに訪れた子どもが、ボケた親が不用の健康医療器具や骨董品を買わされているのを発見したという話もあちこちで聞きます。


[No.663] Re: 新「罪と罰」 投稿者:男爵  投稿日:2015/05/13(Wed) 10:40
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> > いま
> > 年寄りの金に目をつけた人たちが、あの手この手で
> > そのお金を奪いに来ます。

> 年寄りは寂しいので
> つい口だけ親切な人にだまされる。


なぜお年寄りはオレオレ詐欺に騙されるか
なぜ年配者は投資詐欺に騙されるのか
なぜ高齢者は詐欺師を信用してしまうのか

 ダマされるのを欲している面もある。
http://d.hatena.ne.jp/takipon/20140418


だまされる心理からみる 高齢者トラブル - 国民生活センター
www.kokusen.go.jp/pdf_dl/wko/wko-201308.pdf
 だまされる高齢者の心理を解説し、トラブルにあわないための対処法を考えます。
... 外国への投資な ど怪しい金融商品を購入させ ... 付金詐欺や、外国投資、商品先物などの金融商品における悪質な手口...

http://www.kokusen.go.jp/pdf_dl/wko/wko-201308.pdf#search=%27%E5%B9%B4%E5%AF%84%E3%82%8A++%E6%8A%95%E8%B3%87++%E3%81%A0%E3%81%BE%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%27


[No.664] ねらわれている高齢者 投稿者:男爵  投稿日:2015/05/15(Fri) 05:48
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> いま
> 年寄りの金に目をつけた人たちが、あの手この手で
> そのお金を奪いに来ます。
>
> オレオレ詐欺 よくまあ(そんな)大金を持っているものだと思う。
>  息子や孫を思う気持ちを悪用されて....
>
> 海外の儲け話にだまされ、虎の子をとられる話....

こんな本を図書館から借りてきました。

鈴木大介:老人喰い  ちくま新書1108

オレオレ詐欺の手口を簡単に解説すれば...

三人一組でターゲットの老人に電話する。(彼らのいる某会社(?)のその部屋では、駅構内で録音したものをボリューム一杯に流す。「間もなく3番線に、通勤快速川越行きがまいります...。」これが臨場感を増すBGMなのだ)

 まず孫あるいは子だと名のる男が「ああ、もしもし、オレ、○○だけど...」
 続いて、鉄道警察隊を名のる男が「○○さんが電車の中で女子高生に痴漢行為をしました。いま取り調べをしています」と話す。
 その電話をひったくるようにヤクザ口調の男が乱暴に大声でまくし立てる。「俺の娘をひどいめにあわせてくれたな。なんてことをしてくれんだよ!」
  まるでテレビドラマのシーンのように、自称鉄道警察隊の男と被害者の女子高生の父親が交代交代で、老人を責める。

たいてい老人はうろたえ、「今、示談にしたら当事者の話し合いですむから、警察の仕事ではなくなる。どうしますか」という言葉につい大金を支払うことに同意する。

どうして、そんなにも家族のことを具体的によく知っているのか?

実は、このグループとは関係のない別の調査専門の仕事をする悪い奴らがいて
たとえば、「こちらは△△警察署の生活安全課ですが、ただいま高齢者の防犯のためにいくつかの質問をします」など電話で聞いてくるのだ。

あらまあ、ご丁寧にありがとうございます。相手の公的機関名を疑わずに信じて、家族関係や取引銀行がどこだとか、自分の住宅が持ち家か賃貸か、不安なことを相談できる相手は身近にいるか等を聞かれるままに教えてしまう。

このデータをどこからか手に入れ、そのデータをもとに、オレオレ詐欺グループは行動開始するのだ。

ほかにも、ベネッセ顧客情報(漏洩事件)や不動産投資家名簿、公務員退職者や大企業退職者名簿など、できるだけ集めてきて、それらのデータベースの資料をもとに
金を持っている、騙されやすい、独居老人をソートしていって、それらをまとめた特別名簿をつくれば、それはオレオレ詐欺者たちにとっておいしいカモネギ資料となるわけです。

何々が当たるというCMの懸賞に応募するため
電話番号や住所や家族構成などハガキに書いて送るのも、そういう被害者データベースに取り込まれるおそれがあります。

  お菓子屋さんにアンケート応募したのはずっと以前のこと。でも、毎年子どもの誕生日にバースデーケーキのハガキがお菓子屋から送られてくる。その息子はもう事故で死んでしまったのに。悲しい。 (データはしっかりコンピュータに入っているのです)

この世の中は危険が一杯。  便利なものは悪用もされる。

ベネッセ顧客情報(漏洩事件)のように、大事な顧客情報はネットに漏れませんというが、そのデータを扱う派遣社員が盗み出して外部に売りつけるようなことも起こっているのです。
慎重な人はカード会社や金融関係の会社のいうことを単純に信用しない方がいいでしょう。

いまは人ごとだと笑ってこの本を読んでいる壮年期世代も
やがて退職して、頭も弱くなって、新しいカモになると
詐欺師たちは予想しているそうです。
   もうすっかり名簿に取り込まれている? あなたもあぶない!