やまちゃんさん 今晩は
> 『お年寄り「寝耳」に増税 住民税の老年者控除全廃』 > 『資金循環:金融資産残高、3年連続で増加』 > メロウ倶楽部の会員の皆さんたちは、これを見てどのような心境でおりか?
「寝耳の話」はお年寄りには何万円の話、「資金循環」は日銀レベルで、 何兆円の問題で、中々擦り合せは難しいですね。
そこで先ず家計の金融資産の中味をとくと覗いて置きましょう。 新聞発表は皆金太郎飴報道、まるで日銀の言いなりで何の分析もありません。 06年03月末は株価の瞬間風速(日経平均株価17000円)が大きく、 平常値は割り引いて見る必要があります。そこで、
2002年末 2005年末 現金・預金(兆円) 782.4 783.1 国債・投資信託など証券 70.6 92.9 株式・出資金 86.4 171.3 保険・年金準備金 399.2 390.5 金融資産計(含む其の他) 1388.1 1508.6 日経平均株価・月末(円) 8.300 16.100
これを見て御気付きのように、3年間で証券合わせて157兆円(02年)が、 264兆円(05年)に膨らみました。これは他の資産からの株式への流入と、 株価アップによるものです。株が上がったからとて、銀行預金を慌てて、 下ろし証券会社に駆け込む亡者は、全体から見て極少数です。 お年寄りはしっかりへそくりを抱え込んでいます。
一所帯当たりの平均金融資産(負債引き)は1129万円(高齢者は2200万円)、 平均値ですと億万長者が一人でもいると、貧乏ピーピー組みの数値は、 消されてしまいますので、金持ち感度を出す為中央値(429万円)が、 解りやすい目安になっています。 2005年の日銀の無作為に選んだ世論調査では、「一銭も貯蓄がない」とい言う、 2人以上世帯が23%あり、単身世帯でも41%になっています。
これだけの数値を頭に入れて質問にお答えしますと、
> 経済的金持ち(勝組)と貧乏人(負組)の二極化現象に於いて > 財政再建で税の徴収に、どちらを採ったらよいのか消費税・所得税・住民税対財産税と > のを比較論から天びんに掛けた場合に税収のあり方をエゴ的利害関係を抜きにした策を。 1:貯蓄0〜金融資産429万の方々にとっては全ての税金は「NO!」です。 税金を取る事は、命を取る事と同義語です。 2:金融資産中央値430万〜平均値1129万の方にとっては爪に火を灯す、 思いで貯めた金、過去の蓄財値は個人個人の自己努力・責任の履歴である。 したがって社会生活をする上で約束事の税金は、個々人の金融資産に、 関係なく、収入に応じて満遍なく払うべきである。 3:金融資産平均値1130万以上の方はまだまだ資産運用で現役、悠々自適です。 彼等はのんべんだらりと資産ヲ寝かせるのでなく、お金に働かせていますから、 個人的増税よりも国家の財政のほうが、気がかりの筈です。
このように金持ちから貧乏人に意見が分かれますが、平均的に均すと、 「消費税」増税が一番収まりがよさそうですね。其れしかないように思います。
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