皆さん 今晩は
株・投信・外資などに関心のある方には、この一週間は全く、 どきどきハラハラでした。 「戦い済んで日が落ちて」、日銀は金利据え置きを正式決定しました。
経済アナリストたちは一斉に驚きと失望をあらわにしています。 詳しくは経済紙に書かれることと思いますが、此れだけ経済指標が、 明確に金利上昇を促しているのにと、この決定とは「不思議?」
素人目にも「参議院選」と「福井ファンド」との取引と見えます。 案外に下司の勘ぐりが当たるものですが、こんな国家存亡の政策で、 当たったのでは堪りませんね。
なんにしても、0.25%の金利と5%の金利差をほっとく馬鹿はいません。 素人でも個人金融資産を外貨定期商品に投げるのは当然です。 ましてや投機筋・禿鷹ファンドの格好のアイスクリーム(冷たく食べて、 暖まる)です。
昭和の終わりのバブルは、その前の不況に対する低金利政策が素因でした。 市場に溢れたお金は、土地値上げ・ゴルフ場つくり・ワンルームマンション、 不動産に流れ、とんでもないバブル経済を産み、そして弾けました。 其れが今、土地・不動産ではなく、為替に切られて「外貨バブル」を、 起こしています。 其れも桁外れ「50兆円規模」と言われます。日本の歳入以上です。
低金利で余ったお金の行方を確り見据えた政治家はいるのか心配です。 有っても無くても良い参議院選のために、世界経済の流れに、 「濡れ手に粟」のバブル金をばら撒くのは、やめるべきです。 2月には「金利上げろ!」の大合唱が欲しものです。
話外れますが、17日の「日銀裁定予測」について、 「朝日」は政府の圧力が底抜けして、「金利引上げ」可能性充分。 「日経」は日銀メンバーの陰の声を聞いて「低金利持続」の可能性大。 朝日の経済取材力の限界をマザマザと読んだ読者は多い。 金儲け提言「日経」、世直し提言は「朝日」ですね。
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