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タイトル 大同類聚方
投稿日: 2005/01/22(Sat) 07:46
投稿者ポテト

大同類聚方は9世紀初頭に編纂された古代の医学書だが
学会では偽物説がある。

京都の八坂神社のおけら参り
あのオケラは薬草であるとのこと。
オケラの根を天日に干してから、患者のかたわらに焚火して燃やす。
患者の全身をまんべんなく炙り、大汗をかかせてから
冷水を頭上からそそぎかけ、衣服を着せて寝かせる。
この治療法は、間歇熱の病気(マラリア、フィラリア、チフス、ツツガムシ病、ワイル氏病)に有効とされる。

武内宿禰(たけのうちのすくね)が東国に携帯して行った薬
 タチバナ 漢方の橘皮(陳皮)
 イチゴ バラ科トックリイチゴ 滋養強壮剤
 モチヨネ 糯米
 ユヤナギ カワヤナギ 解毒作用
 ヨモギ 気血を整える

イラクサ 蕁麻(じんま)  その繊維は衣服に使われた(グリム童話)。
 乾燥させて浴湯剤として、血行を良くし疼痛などに用いる。
 蛇や毒虫などには、新鮮な葉の汁を患部に塗布すると、毒消しや痛みを和らげる。
 ヨーロッパでは、血糖値降下作用があり、糖尿病に健康茶として愛用。

藤原麻呂邸の水洗トイレ跡から、寄生虫の虫下しに使ったベニバナの花粉が発見された。
というように、万葉仮名で書かれた大同類聚方は
朝鮮半島から渡ってきた文化人たちの指導のもとに書かれた医薬書ではないかという人もいれば、
性病の薬「忍冬、大黄、梓葉、楸葉」が書かれているので、明治の医学者は偽書ときめつけた。
性病はコロンブス以来だから。
しかし、似たような症状の病気もあるし、古代にアジアで性病がひそかにあったのかもしれない。


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