釜山到着まで 2001年6月4日(月)
博多出発組 ビートル号で釜山へ
『韓日交流会』に参加する「メロウ倶楽部福岡」メンバー12名は、博多港国際ターミナル7時45分 に集合する。後発のSHO7 さんも視察がてら見送りにみえる。そこに、なんと仲間のはるか さんがニコニコ顔で見送りに駆け付け 皆を喜ばせた。 チェックインを済ませ、2階の改札口、出国審査場へそしてビートル号101便(8:45)に乗船。 高速船ジェットホイルビートル号は、エンジンの音を徐々に高めながら速度を上げる。平均時速80キロ、総トン数164トン、定員215名、福岡〜釜山間を運行。 快調に走り 物珍しくてキョロキョロしていると、右手に能古島を過ぎ去り波を蹴って釜山到着1時間前という時には、左手に対馬を確認する。 仲間でワイワイお喋りしているうちにモヤの中に釜山の山々が、山裾に高層ビルが聳えているのが目前に迫ってきている。 ハングル文字の看板が大きくなり コンテナー船とコンテナーの山が一杯。ここのコンテナーターミナルには、日本の港は敵うところがないーーーと、和賀仙人 さんが教えて下さった。 国際ターミナル釜山港に到着。時計をみると出港して約3時間だ。 入国手続きを終え、ロビーで韓国女性のガイドさんが流暢な日本語で出迎えて下さった。 専用車に乗り込み、一路43階建てのロッテホテルへと向かう。 一旦荷物を置きホテルロビーで すでに30分前に関西空港から到着されている Teddy さん、えー さん、EDDY さんと合流する。 お初にお目に掛かる仲間に少々緊張気味であった。 まず、お昼の腹ごしらえをすべく地下鉄に直行。 1年前に訪韓されたFORWARD さんとせっしん さんが頼りの綱で、みな後に従う。 繁華街の西面(ソミョン)駅から予約済みの昼食場所である中央洞(チョアンドン)に向かう。料金は600ウォン(約60円)だった。乗車券を和賀仙人 さんが纏めて購入し改札口を出ようとした時であった。どうやら改札口を間違えたようだ。すでに数人はバーを手で押して改札を終えている。 こちらに引き返そうとするのだが、バーは無情にも拒否するばかり。そこはそれ、元気印のメロウさんは鉄棒を飛び越す如く身軽? に身を交してどうにか元に戻りヤンヤの大笑いであった。 そこに、腕章をつけたハンサムな青年が現れ英語や身振りで通じ 機械を操作して別の改札口から無事に通過し乗車することができた。 お昼の時間帯で車内は込み合うこともなかった。乗車した我々を認めると、数人の若者がスクッと立って席を譲ってくれた。さすがに儒教の国である。日本ではまずお目に掛かることのない光景だ。 6つの駅を通過すると中央洞駅であった。 少し歩いて目指す『大宮蔘鶏湯(サンゲタン)に到着。 メイン料理の「蔘鶏湯」は土鍋の中に一人づつ準備された。 内臓を取り除いた若鶏のお腹の中にモチ米、ニンニク、ナツメ、 栗、 高麗人参などを詰め コトコト煮込んだものである。いわば、韓国風シチューといったところだろうか。思い思いに塩、コチジャン、ニンニクなど香辛料で味を調え食べる。 これがコクとうまみがあってなんと美味しいこと! 他にはテーブルにキムチ、ニンニクスライス、塩、ネギなど野菜が所狭しと並んでいる。これで1人12000ウォン(1200円)也、お腹いっぱい 懐も豊か、 みんな満足顔、ニコニコ・・・。 腹ごしらえを終え、徒歩で次の目的地である龍頭公園(釜山タワー)を目指す。近距離かと思いきや通行人に尋ね尋ね大分足の運動をした。 そうしてやっと辿り着いた公園で、思いがけずに関東組11名との出会いとなった。一斉に歓声を上げ、抱き合って再会を祝した。 ホンの数10分間行動を共にして、しばしのお別れだ。 我々14名(SHO7さんは後便)は再び歩いて「国際市場」へと急ぐ。 この市場ではすべてのものが揃うとも言われている。 狭い路地に沢山のお店が密集している。なかでも、洋服店と鞄店が多く軒を連ねている。 道の真ん中では、食べ物店がさまざまな匂いを放って商いをしており、 「国際市場」の南側少し歩いて 港のそばに「チャガルチ市場」があった。100メートルくらいの通りの両側に取りたての魚介類を売る個人店が軒を連ねている。 タライや生け簀が張り出していて「サシミッ、サシミッ」の掛け声があちこちでかかる。注文するとすぐその場で刺し身が食べられるそうである。因みに、アワビは1kg:10万ウォン(約1万円)ヒラメは600g:4万ウォン(約4千円)。 種類も、ヒラメ、クロダイ、イカ、ホヤ、ナマコ、シャコ、ウナギ、タチウオ、アワビ等々豊富である。生活臭に満ちていた。 その後、ホテルへと向かった。 堅香子 記
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