ワークショップ1


        地域ネットの組織強化を考える
              〜仲間を増やす〜



コーディネータ  
  吉村 仁禅    メロウ倶楽部 幹事
事例発表
  小竹 進   NET・陽だまり 幹事長
新潟県柏崎市を中心に活動している「NET陽だまり」は会員約50名。パソコンを
教えるというよりもパソコンを媒介とした顔の見える仲間づきあいを重視してい
るのが特徴です。
  1.会の中に上下関係を持たない。
  2.地域を限定し、お互いの顔が分かる規模を保つ。
  3.定着しているパソコン用語を学ぶ覚悟が必要。
  4.教えるのではなく、仲間で楽しむ「めだかの学校」。
  5.パソコン教室を修了して、半年後に同窓会を開く。
事例発表          
  森田 信治  シニアネットワーク 金曜サロン 代表
京都駅前に自前の教室を運営中。シニア向けのパソコン教室では草分け的存在で、
多くの実績とノウハウを持っています。 

  1.高齢者がパソコンを学ぶ上での最大のネックは、つもり違い5カ条。
    (低いつもりで高いのは気位)
    (強いつもりで弱いのは根性)
    (弱いつもりで強いのは我)
    (多いつもりで少ないのは分別)
    (少ないつもりで多いのが無駄)
  2.一番の悩みはいいアシスタントの確保。
  3.全ての出発点はパソコンの所持から。
  4.1年後が分かれ道(慢心してしまうか、さらなる向上意欲を燃やすかか)


■自由討議
自由討議では、すでに全国各地でパソコン教室をはじめとする活動を展開されて
いる方々が多かったことから、実例に則した具体的な問題を数多く討論すること
ができました。

 1.行政の協力は大切だが、時にはマイナスの面もある。
 2.インストラクターとアシスタントの養成が急務。
 3.修了後のフォローアップが大切。
 4.パソコンライフの楽しさを伝えることが重要。
 5.身近な所から始めて、長く続けることが肝心。
 6.江戸時代の「連」は小集団の知的コミュニテイー。地域ネットワークは現
   代版の連として、ここから多くを学ぶことができる。