> 朝日新聞社の本 1992年
この本はすらすらと読めます。 書いてあることは特に新しいことではなく そうそうと思いながら読んでしまいました。
贈る言葉 暮れなずむ町の 光と影の中 去り行くあなたへ 贈る言葉 ..... 人は悲しみが 多いほど 人には優しく できるのだから 三年B組金八先生は武田鉄矢の当たり役 坂本竜馬にあこがれ高知大学文理学部(現:人文学部)を受けたが合格せず、福岡教育大学教育学部に入学。しかし、7年在籍するも中退。母親は学費を払い続けた(たとえば五木寛之は授業料未納で除籍された。そうなると在籍の履歴もなくなる。もっとも五木は後に授業料を払い中退扱いとなる)。 無駄になった母の払った授業料だったが、芸能界で成功した息子は母に大金を贈る。それから、母は全面的に息子の支援者となって協力した。
聖しこの夜 モーツァルトの生地ザルツブルクに行った時、もう少し足をのばして 聖夜ゆかりの町を訪れた著者。 クリスマス時にオルガンが壊れたので、やむなくグルーバーはギターを弾いて作った曲を披露した。 Stille Nacht, heilige Nacht この歌は1818年のクリスマスに モーツァルトの生地ザルツブルクから車で20分ほど北へ行った 小さな村、オーバーンドルフでつくられました。
この村のザンクト・ニコラウス(聖ニコラウス サンタクロース) 教会のヨーゼフ・モール副司祭が歌詞をつくり、友人のオルガニスト フランツ・グルーバーに渡したのが12月24日の朝。羊飼いの笛 の音をヒントに作曲したのがその夕方。
その真夜中のクリスマス礼拝に、モール副司祭がテノールを歌い、 ギターで伴奏してグルーバーがバスを歌い、教会の青年たちが 終句をくりかえし歌いました。
オーバーンドルフ Oberndorf のその教会堂 St. Nikolaus Kirche は、後にザルツァハ川の洪水で流されましたが、ふたたび建てなおし たものが今も村の中に立っています。
英語の聖夜の歌詞 silent night, holy night はドイツ語の歌詞を 英訳したものだということがわかる。 Stille Nacht, heilige Nacht → silent night, holy night
四季の歌 .... 冬を愛する人は 心広き人 根雪をとかす大地のような ぼくの母親
雪の博士高橋喜平さんの講演を聞いた時 まず聴衆の雪に対する知識を問うといって(そのレベルに応じた話をするから) 春先に雪は上から溶けるか下から溶けるかという質問をしました。 私は北海道の経験で、春先雪は上から溶けるので、上の雪をスコップで削り取るとその下にある土の上の雪は固く残っているのを見ていましたから、上から溶けるというのに手を挙げたのですが。 この歌のせいか、下から溶けるという人が多かったようです。 高橋喜平さんは十日町の営林署に勤めていて、天皇陛下に雪の説明をしたとき 天皇陛下から「雪国で何か明るい話題はないか」と聞かれて それから十日町の雪祭りを考えたそうです。 雪を楽しむ祭り。 十日町の雪祭りは札幌の雪祭りより早くに行われたのです。
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